球界トピックス

7月7日



鋭い眼光で打席に入る名手・川相

世界記録へ23個と迫る芸術的バント

一、二塁の難しい状況も達人には関係なし

9回の第2打席では会心のレフト前

小川のダイブも及ばない痛烈な打球

一塁ベース上で渋くたたずむ川相

横浜:横浜6勝11敗
G  000000100  1
YB 010000004× 5
勝:中野渡4勝1敗
負:ジョーベ博士6勝6敗6S
本:谷繁7
 
茂雄、狂気の攪乱采配炸裂! 屈辱のサヨナラ負けで川相効果を粉砕!
前日、川相をフル欠場に追い込んだ事で屈辱的大惨敗を喫したにも拘わらず、この日も茂雄は懲りずに名手・川相をベンチに幽閉する大暴挙に打って出た。この茂雄の非道なやり口に試合前から重苦しいムードに包まれた巨人は初回、先頭のガッツな貴公子・仁志がセンター前に弾き返すと、川相不在では1つでも先の塁を狙うしかないとばかりに二盗に成功。ここで毎試合着実に規定打席から遠ざけられる嫌がらせをかまされて憤懣やるかたない清水が怒りで集中力が増したか犠打をきっちり決めて、一死三塁。しかし、江藤,今夜の松井さんと倒れて二者残塁と、早くも川相不在の弊害を露呈。一方、川相不在のバックを押しつけられて、不安感一杯の巨人先発・春風亭半ケツは2回、先頭の鈴木なおのりに右中間へ二塁打を浴びると、一死三塁となった所で、ズーバーの二遊間を襲う打球を川相を差し置いてショートに入っているソーサ元木がグラブに当てながらセンター前に抜けるタイムリーとしてしまい、先制点を献上。直後の3回、巨人は先頭の阿部が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、右中間フェンスを直撃する二塁打。しかし、続く春風亭半ケツがキャッチャー前にヘッポコバントを炸裂させ、阿部は悠々三塁でタッチアウトとなる体たらく。続くガッツな貴公子・仁志がまたもセンター前に弾き返して、一、二塁となったものの、清水,江藤と打ち上げて二者残塁と、またもや川相不在の弊害を露呈相変わらず、拙攻三昧の味方打線に辟易とし、落胆の色を隠せない春風亭半ケツだが、4回、一死から鈴木なおのりのサードゴロを江藤がバウンドを合わせ損ねて後逸するヘッポコ守備を炸裂(記録は何故かヒット)させて、生かしてしまうと、小川にはきっちり送られて、二死二塁とまたまたピンチ。しかし、ここはズーバーの打ち損じに助けられて、辛くもピンチを脱出。直後の5回、巨人は一死から阿部が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドにこそ届かなかったものの、センターオーバーの二塁打。しかし、前の打席のヘッポコバントにビビって犠打のサインを出せない茂雄は春風亭半ケツに強攻策を指示するも、ピッチャーゴロと進塁打すら打てない有様。この後、ハマのチンピラ・三浦の暴投で阿部は三塁へ進んだものの、ガッツな貴公子・仁志はショートゴロに倒れて、結局、無得点とまたまた川相不在の弊害を露呈。続く6回には二死から今夜の松井さんがライト前に弾き返すと、破戒僧・清原が歩いて、一、二塁。しかし、マッスル千代の富士はサードゴロに倒れて二者残塁と、またまたまた川相不在の弊害を露呈。続く7回、先頭のソーサ元木に対して、茂雄は名手・川相…ではなくヒットマン後藤を投入する嫌がらせを敢行。ヒットマン後藤はセカンド・ドスターのまずい守備で出た(記録は内野安打)ものの、川相をベンチに追いやる事が最大の任務であるヒットマン後藤の結果などどうでもいい茂雄はベンチで歯痒い様子の川相にご満悦。ここでヒットマン後藤に対して、茂雄はその裏からショートを守らせると言わんばかりに名手・川相…ではなくニックンを代走に送る嫌がらせを敢行。続く阿部がセンター前に弾き返して、一、二塁となった所で、ナインに吊し上げを食らいそうになったのか、春風亭半ケツを代えて、渋々ながら名手・川相を投入120%犠打と警戒されている場面ながらも、名手・川相は世界記録にあと23個と迫る芸術的なバントをいとも簡単に決めて、二、三塁となった所で、川相の作ったチャンスを無駄にする訳にはいかないとばかりにガッツな貴公子・仁志がセンターへきっちりと犠飛を打ち上げて、ついに同点。その裏、茂雄は当然ながら名手・川相の再幽閉を目論んでいたが、同点劇の立役者たる活躍を見せたばかりの川相を即座に弾圧してはナインから吊し上げを食うのが必至と察知。結果、川相をサードに残し、2番手のジョーベ博士を3番に入れると言うこの上ない健全な采配を余儀なくされたのだった。バックに川相がいると言う絶大な安心感からジョーベ博士が7,8回ときっちり抑えると、土壇場9回、一死から、名手・川相が三遊間を破る会心のヒット! しかし、気負ったガッツな貴公子・仁志がセカンドゴロゲッツーに倒れて、無得点。3イニング目に入り、酷使三昧のツケから疲労の色が見え始めていたジョーベ博士だったが、川相失脚を目論む茂雄は委細構わずジョーベ博士に続投指令。相変わらず、陰謀にかけては球界随一の知謀を発揮する茂雄の読みは素晴らしく、その裏、先頭の鈴木なおのりに右中間を破られると、小川の犠打で一死三塁とサヨナラのピンチ。ここで多村を敬遠し、続くドスターも歩かせる満塁策と思いきや、茂雄はドスターと勝負させる謎の指令。これを見た森監督が代打にマイケルを送り込むと、敬遠か勝負かウダウダとモメた挙げ句に結局、敬遠を指示。この茂雄の訳の分からない采配に完全に攪乱された巨人バッテリーは谷繁にレフトスタンドへ7号サヨナラ満塁弾を叩き込まれると言う最悪の結末を迎えるハメとなった。土壇場で味方バッテリーを攪乱させる茂雄の狂気じみた采配により敗れるべくして敗れた巨人だが、茂雄は川相効果を粉砕した上、ジョーベ博士をシメた事により再びアルモンテのストッパー起用の目も出てきたとあって、すっかり有頂天味方の足を引っ張ってでも自らの野望を達成させる事しか考えていない様な男が指揮官ではV2など夢のまた夢と言う声が所々で挙がっている。


神宮:ヤクルト6勝8敗
D  010000120  4
S  100000020  3
勝:山本昌6勝4敗 負:島田0勝1敗 S:ギャラード16S
本:山崎武17
 福留、決勝押し出し四球! 善村、プロ初安打がダメ押しタイムリー!
初回、山本昌の暴投で先制点を献上した中日は直後の2回、山崎武が17号ソロを放って、同点。
その後、膠着状態となり、1−1で迎えた7回、中日は福留の押し出し四球でついに均衡を破ると、
続く8回には代打・善村が2点タイムリー二塁打。粘るヤクルトはその裏、代打・池山の2点タイムリー二塁打で
1点差まで詰め寄ったが、最後は守護神・ギャラードの前に後続を断たれて、万事休す。

広島:広島9勝5敗
T  100110301  7
C  20201041× 11
勝:菊地原2勝1敗 負:弓長1勝2敗
本:ディアス16、キュラソ星人10,11、沖原2、悠久の若虎9、野村3、新井11
 野村、会心の勝ち越し3ラン! キュラソ星人、200号含む2発5打点!
先制点をディアスの16号で逆転された阪神は、先発・カーライルがロペスの頭部にぶち当て、危険球退場となるアクシデント。
これで歯車が狂ったか、
キュラソ星人に史上73人目の通算200号を含む2本のアーチを浴びるなど、主導権を握られる苦しい展開。
しかし、7回、沖原の2号2ラン,悠久の若虎・桧山の9号ソロで逆転に成功。その裏、粘る広島はキュラソ星人のタイムリーで追い付くと
更に、野村の3号3ラン,新井の11号ソロで一気に4点を勝ち越し、試合を決定付けた。3番手の菊地原は2勝目をマーク。

大阪ドーム:近鉄6勝11敗
H  003522020 14
Bu 011000000  2
勝:星野7勝6敗 負:パウエル1勝2敗
本:小久保28,29、ギルバート4、井口14,15、J.マッケンジー17
 ダイエー、怒濤の一発攻勢で圧勝! 星野、完投で7勝目!
2回、川口の犠飛で先制されたダイエーは直後の3回、小久保の3試合連続28号3ランで逆転。
その裏、ギルバートの4号ソロで1点差とされるも、4回、柴原の2点タイムリーの後、井口の14号3ランで一挙5点。
更に、5回にはJ.マッケンジーの17号2ラン、6回には井口の2打席連続15号2ラン
そして8回には小久保のこの日2本目となる29号2ランと一発攻勢で、大量リード。投げては星野が完投で7勝目をあげた。

GS神戸:オリックス9勝8敗
L  210001000  4
BW 40100002×  7
勝:山口3勝1敗2S 負:西崎1勝1敗 S:具3勝3敗10S
本:高山久3
 藤立、勝ち越しタイムリー! 具、パーフェクトリリーフで久々の10セーブ目!
初回、高山久の3号先頭打者アーチと金村弟のタイムリー二塁打で早々と2点を失ったオリックスだが
その裏、ビティエロの2点タイムリーであっさり追い付くと、続く藤立が勝ち越しタイムリーを放ち、西武先発・西崎は一死も取れずにKO。
更に、この後、内野ゴロの間に1点を加えて、この回、4点。その後、1点ずつ取り合って迎えた6回
西武は高木浩の内野ゴロの間に1点を返し、ついに1点差。しかし、オリックスは8回、日高の犠飛、大島の押し出し四球でダメ押しの2点を追加。
最後は具が2イニングをパーフェクトに抑えて、25日ぶりの10セーブ目をマークした。敗れた西武はまたも貯金が消滅した。

松山:日本ハム9勝6敗1分
M  301101000  6
F  400000000  4
勝:ジョニー黒木11勝3敗 負:伊集院光の弟子・金村4勝7敗 S:小林雅0勝1敗22S
本:メイ19、井出6、大塚1
 大塚、今季初アーチが決勝弾! ジョニー黒木、ハーラートップの11勝目!
初回、メイの19号3ランで3点を貰ったジョニー黒木だったが、その裏、いきなり井出に6号先頭打者アーチを浴びると
更に、島田にタイムリー二塁打、上田に2点タイムリーを浴びて、あっと言う間に逆転を許す始末。
しかし、ロッテは3回、ボーリックのタイムリー二塁打で追い付くと、続く4回には大塚の1号ソロで勝ち越し。
6回にも酒井のファーストゴロの間に貴重な1点を追加。2回以降立ち直ったジョニー黒木は7回まで追加点を許さず
8回からは吉田ー小林雅と繋いで、逃げ切り、ハーラー単独トップの11勝目をマークした。