球界トピックス

6月26日



鋭い眼光で打席に入る名手・川相

世界記録へ24個と迫る芸術的バント

サードに取らせる犠打の手本の様な職人技

札幌ドーム:巨人9勝6敗1分
D  100020200  5
G  20000013×  6
勝:野村2勝0敗
負:岩瀬6勝2敗
S:岡島1勝1敗16S
本:福留6、山崎武15
 
名手・川相、勝利を呼ぶ芸術的バント! 清水、執念の一打で嫌がらせ政策を打破!
24日、川相をフル欠場に追い込んだにも拘わらず、結果として勝ってしまった事ですっかり調子に乗った茂雄は、札幌ドームのこけら落としと言う記念すべきこの試合でも恐怖の4割打者・名手・川相はまたもやベンチに幽閉する大暴挙に打って出、年に一度の遠征を楽しみにしていた札幌のファンをも失望させる非道ぶりを展開。しかも、中日の先発が左腕・山本昌だからと「清水は左に弱いですからねぇ、エヘヘヘ〜」とあらぬ言い掛かりをつけて規定打席から遠のかせる「清水首位打者阻止プロジェクト」をまたしても発動させて幽閉して、大凡2番の適性など欠片もないインケツ続きのニックンを2番ショートで起用。そして、レフトには弘田コーチ曰く「外野守備はど素人」のソーサ元木を入れると言う暗黒オーダーを展開。この茂雄のやり口に試合前から重苦しいムードに包まれた巨人の先発・メイは川相不在の上、ヘッポコレフトラインを強いられた事により、投球の幅を大きく狭められ、茂雄の批判文書をバラまきたくなる衝動に駆られる程、イラついた様子。これに対して、中日は初回、先頭の福留が札幌ドーム第1球を叩くと、これが何と右中間スタンドに突き刺さる札幌ドーム第1号となるプレイボールホームラン。その裏、巨人は先頭のガッツな貴公子・仁志が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。左中間に飛んだ打球は札幌ドームの高いフェンスに阻まれたものの、フェンス直撃の二塁打となると、インケツ続きのニックンが珍しく犠打を決めて、一死三塁。江藤はサードゴロに倒れたものの、今夜の松井さんが松井さんシフトで極端に狭くなっている一、二塁間を破るタイムリーを放ち、仁志が同点のホームイン。更に、続く破戒僧・清原が三塁線を破るタイムリー二塁打を放ち、逆転に成功。続くソーサ元木もライト前に弾き返して、一、三塁とチャンスを広げたものの、再び7番に降格されたマッスル千代の富士が空振り三振に倒れて、二者残塁と早くも川相不在の弊害を露呈。逆転して貰ったとは言え、ヘッポコレフトラインへの不安感が払拭出来る筈もないメイはしばらくは騙し騙しの投球で何とかしのいできたものの、5回、二死から中村にサードへの内野安打を浴びると、続く投手の山本昌まで歩かせてしまい、二死一、二塁のピンチ。ここで出鼻をくじかれた福留にライト線へタイムリー二塁打を浴びて、同点とされると、更に、福留を二、三塁間に挟みながら、川相不在の内野陣がモタついて、その隙に山本昌に勝ち越しのホームを許してしまう体たらくこの無様な内野陣にほとほと呆れ果てて落胆の色を隠せないメイは、7回には先頭の山崎武にライトポール際へ15号ソロを叩き込まれて、4点目を献上。更に、荒木,中村と連打を浴びて、無死一、二塁のピンチ。ここで代えるべきはピッチャーではなくレフトラインである事に気付かない茂雄はメイを引っ込めて、河本組長を投入。今季初登板だと言うのに、川相不在のヘッポコレフトラインを強いられて不安感一杯の河本組長に対して、中日は山本昌がきっちり送ると、二死後、井端が敬遠されて満塁となった所で、関川が押し出し四球を選んで、5点目。川相不在で粘りに欠ける巨人打線は2回以降、1安打と完全に沈黙していたが、その裏、ソーサ元木,マッスル千代の富士の連打で無死一、二塁と久々のチャンス。ここで茂雄は阿部に代えて渋々ながら名手・川相を投入120%犠打と警戒されている場面ながらも、名手・川相は世界記録にあと24個と迫る芸術的なバントをいとも簡単に決めて計り知れないダメージを受けた山本昌はついにKO。ここで登場した代打・マルちゃんは川相の作ったチャンスを無駄にする訳にはいかないとばかりにライトへきっちり犠飛を打ち上げて、ソーサ元木が生還。当然、川相はその儘、守備につく…と思いきや、茂雄がそんな健全な采配をする筈もなく、再び幽閉する嫌がらせを敢行。続く8回、茂雄はマウンド上が右の遠藤だからとニックンに対して、ようやく清水を投入すると、星野監督は当然の様に左腕・岩瀬を投入。代打の代打を出したくて仕方がない茂雄だったが、川相を再幽閉した直後とあってナインからは激しい敵意が漂っており、ここで清水を引っ込める様な事があれば、吊し上げを食らう危険もあると察知し、渋々、その儘、清水を打席に送り込んだ。理不尽にスタメンから外されて怒り心頭の清水は一級品の左投手であろうとも打てるとばかりに執念のセンター前ヒットで出塁。この清水の執念の一打に燃えた江藤は粘って四球を選ぶと、今夜の松井さんが詰まりながらもセンター前へ落とすタイムリーを放ち、1点差。更に、破戒僧・清原もライト前に弾き返して、無死満塁となった所で、ソーサ元木がライト前へタイムリーを放って、ついに同点。なおも無死満塁の場面でマッスル千代の富士がレフトへ犠飛を打ち上げて、松井さんが勝ち越しのホームイン。9回からマウンドに上がった岡島は川相不在の不安感から二死一、二塁のピンチを背負ったものの、最後は関川を空振り三振に取って、ゲームセット。川相の芸術的バントと清水の左腕・岩瀬からの執念の一打が逆転勝利を呼び込んだが、茂雄は嫌がらせ対象である二人の活躍に憮然とした表情でベンチを後にした。川相と清水の貢献を認めたくない茂雄が今後、幽閉策の更なる強化を図るのではないかと危惧されており、この儘では、V2は絶望的との声が所々で挙がっている。


長野:ヤクルト7勝5敗
YB 000201000  3
S  001000000  1
勝:ゲーリー川村2勝1敗 負:前田3勝3敗 S:斎藤タカシ4勝1敗11S
 ペタジーニ、痛恨のタイムリーエラー! ヤクルト、7連勝でストップ!
連勝中で勢いに乗るヤクルトは3回、真中が先制犠飛を打ち上げて、この日も主導権を握ったかに見えたが
直後の4回、谷繁のサードゴロの間に同点とされると、更に、ペタジーニがタイムリーエラーを犯して、勝ち越し点を献上。
横浜は6回にも多村のタイムリー二塁打で貴重な3点目を追加。5投手の継投の後、最後は斎藤タカシが3人で締めて逃げ切った。
先発のゲーリー川村は2勝目。敗れたヤクルトの連勝は7でストップ。尚、この日、
斎藤タカシは史上104人目の通算1000奪三振を達成。

甲子園:阪神5勝6敗
C  000500100  6
T  013100000  5
勝:山内3勝2敗1S 負:井川6勝6敗 S:シュールストロム0勝1敗11S
本:新井10、上坂2
 魔の4回、井川、突如の乱調! 阪神、4点差跳ね返され4連敗!
阪神2回、SAMのタイムリーで先制すると、続く3回、濱中,クルーズ,エバンスと3本のタイムリーで3点を追加。
しかし、直後の4回、広島ディアスの2点タイムリー二塁打、ロペスの犠飛で1点差に迫ると、新井が10号2ランを叩き込み、一気に逆転。
その裏、阪神も負けじと上坂が2号ソロを放ち、同点。5−5の儘、迎えた7回、広島は一死二、三塁から東出が犠飛を打ち上げて、勝ち越し。
粘る阪神は土壇場9回、一死満塁と一打サヨナラのチャンスを作ったものの、後続を断たれて、4連敗となった。

福岡ドーム:ダイエー8勝6敗
BW 020010000  3
H  101000000  2
勝:戸叶1勝3敗 負:ホンコン倉野1勝2敗 S:山口2勝0敗2S
 アリアス、決勝犠飛! 戸叶、好救援で移籍初白星!
初回、松中のタイムリーで先制されたオリックスは直後の2回、日高のタイムリーであっさり追い付くと、塩崎の犠飛で勝ち越しに成功。
しかし、ダイエーは3回、松中のショートゴロの間に1点を返し、試合を振り出しに戻した。
2−2で迎えた5回、オリックスはアリアスの犠飛で再び勝ち越し。3回以降、小刻みな継投を展開して、8回まで無安打に抑えると
最後は山口が締めて連日のセーブをマーク。2番手の戸叶に移籍初勝利がついた、敗れたダイエーはこれで5連敗。

東京ドーム:日本ハム4勝11敗
Bu 000001010  2
F  000000010  1
勝:高村3勝5敗 負:伊集院光の弟子・金村4勝6敗 S:大塚0勝5敗9S
 中村、先制二塁打! 近鉄、6連勝で首位キープ!
近鉄・高村,日本ハム・伊集院光の弟子・金村の両先発が共に5回まで2安打に抑える投手戦を展開。
0−0で迎えた6回、近鉄は中村のタイムリー二塁打でついに1点を先制すると、8回には吉岡のタイムリーで2点目を追加。
6回から高村をすっぱりと代え、継投策に出た近鉄は2番手・アゴくらが2回を4三振の力投。
8回に3投手を注ぎ込んで1点差と迫られたものの、復調の兆しを見せる大塚が最後を締めて、6連勝をマークした。

千葉マリン:ロッテ7勝7敗
L  510010000  7
M  020011000  4
勝:霊感投手・松坂7勝8敗 負:加藤5勝6敗
本:垣内4
 霊感投手・松坂、ロングリリーフで7勝目!
西武は初回、福沢の捕逸で先制すると、更に、マクレーンの犠飛、伊東の2点タイムリー等で、この回一挙5点。
その後、2点ずつ取り合って迎えた5回裏、ボーリックのタイムリー二塁打で3点差とされた西武は
何と、24日に3回KOとなった霊感投手・松坂を投入。松坂は6回に酒井のショートゴロの間に1点を失ったものの
9回まで1安打に抑える好投で投げきり、7勝目をマークした。5連勝となった西武はこれで4位に浮上。