球界トピックス

6月10日 C−S(福島):雨天ノーゲーム



入念に準備をし、打席に向かう名手・川相

いともあっさりと打球を殺す職人技

世界記録へ20個と迫る芸術的バント

8回の第2打席では吉野の初球を痛打

見事におっつけるライト前ヒット

会心の手応えに思わず自画自賛の川相

東京ドーム:巨人10勝4敗
T  000000000  0
G  03000020×  5
勝:河原1勝1敗
負:福原3勝6敗
本:ソーサ元木6
 
名手・川相、獅子奮迅の活躍! 茂雄、嫌がらせ政策空転で終始、仏頂面!
前日、得意の完全無策一発依存のファミスタ野球がたまたまハマって、結果として勝ってしまった事で調子に乗った茂雄はこの日も懲りずにソーサ元木をスタメンに入れて、名手・川相をベンチに幽閉する大暴挙に打って出た。この茂雄のやり口に試合前から重苦しいムードに包まれた巨人は初回、あっさり三者凡退に倒れたものの、続く2回、一死から、破戒僧・清原が歩いた後、マッスル千代の富士,ソーサ元木の連打で満塁のチャンス。ここで阪神先発・福原の暴投により、労せずして1点を先制。更に、これでゲッツーの可能性が消えて気が楽になった阿部がレフト前に2点タイムリーを放って、この回、3点。しかし、川相不在で粘りのない打線は、3回以降は淡泊な攻撃を繰り返し、福原の前にノーヒットと沈黙。一方、巨人先発・河原はかつて相性の良かった阪神相手に、川相不在とあって立ち上がりからペース配分無視の全力投球モードを展開し、5回までノーヒットの快投。しかし、飛ばし過ぎの影響で疲れの見え始めた6回、二死から、赤星に対して、この日、3つ目の四球で歩かせると、上坂にはレフト前に弾き返されて、ノーヒットノーランが消滅。続く濱中にはあわや同点3ランと言う大飛球を浴びるも、フェンスギリギリで今夜の松井さんが抑えて、辛くもこのピンチを脱出。しかし、続く7回に入った所で茂雄は、僅かに73球の1安打投球と完封ペースの河原を突然引っ込め、ノリダー柏田を投入する謎の継投を展開し、またもリリーフ陣を酷使。またも茂雄のヘッポコ継投炸裂か…と不穏な空気が流れたものの、前日、川相失脚に加担させられた事で怒り心頭のノリダー柏田が鬱憤を晴らすがことく三者凡退の好投。すると、その裏、巨人はソーサ元木が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへ6号ソロを叩き込み、貴重な4点目を追加。更に、阿部がライト前に弾き返した所で、茂雄は渋々ながらもようやく名手・川相を投入120%犠打と警戒されている場面ながらも、名手・川相はいとも簡単に一塁線へ打球を殺す芸術的なバントを決めて、世界記録へあと20個と迫った。二死後、清水,江藤と歩いて、満塁で今夜の松井さんを迎えた所でノムさんは福原から弓長にスイッチするも、弓長はカウント0−2から暴投を犯して、阿部が5点目のホームイン。8回から川相はその儘、サードの守備に入ると、この回からマウンドに上がった木村は絶大な安心感を誇る川相をバックに悠々としたピッチングを展開し、無得点に抑えると、その裏、巨人は二死から阿部がライト前ヒット。ここでこの日2度目の打席が回ってきた名手・川相は得意のおっつけるバッティングでライト前に運ぶ会心のヒットを放ち、一、三塁とチャンスを拡大。しかし、ここで打席に入ったガッツな貴公子・仁志は、マウンド上が左腕・吉野だからと、「清水は左に弱いですからねぇ、エヘヘヘ〜」とこの期に及んで「清水首位打者阻止プロジェクト」を発動させようとマルちゃんをネクストバッターズサークルに送り込む茂雄の姿に辟易とし、モチベーションが急落どのみち、清水に打席が回らないならば、あえて自分の打席でこの回を終わらせ、嫌がらせプロジェクトの発動を阻止すべきだと察知した仁志はレフトフライに倒れるチームバッティングで内部分裂の危機を阻止。二者残塁で無得点に終わったとは言え、チームの為に自分を犠牲にした仁志のプレイにナインは胸を打たれ、ムードが悪くなる事はなく、9回からマウンドに上がった岡島も三人でピシャリと抑えて、完封リレーを達成。停滞ムードのチームに鞭を打つ名手・川相の獅子奮迅の活躍で3連勝となった巨人だが、茂雄は仁志に嫌がらせプロジェクトを阻止された上、川相まで活躍してしまったとあって、終始、不機嫌で仏頂面の儘、グラウンドを後にした。嫌がらせ采配が空転した事でストレスの溜まった茂雄が鬱憤を晴らす為に今後、更に嫌がらせ政策を強化するのではないかと危惧されており、この儘では、V2など、夢のまた夢と言う声が所々で挙がっている


ナゴヤドーム:中日6勝7敗
YB 000001000  1
D  000000000  0
勝:ハマのチンピラ5勝2敗 負:前田幸2勝6敗 S:斎藤タカシ3勝1敗8S
 メカゴジラ、値千金のタイムリー! ハマのチンピラ、8回零封で5勝目!
中日先発・前田幸の粘り強い投球の前に走者を出しながら、あと一本が出ない横浜だったが
0−0で迎えた6回、メカゴジラのタイムリーでついに待望の先制点をゲット。
土壇場9回、中日は一死からリトル万永くんのエラーで詐欺師ゴメスが出塁したものの
山崎武のセンターフライで大きく飛び出した代走・荒木が戻りえず、痛恨のゲッツーで完封負けを喫した。

GS神戸:オリックス4勝8敗
H  020001100  4
BW 000000100  1
勝:松1勝0敗 負:戎3勝4敗 S:ペドラザ3勝2敗15S
本:バルデス11
 松、プロ初勝利! 柴原、先制タイムリーで6連勝!
2回、柴原のタイムリーで先制したダイエーは更に、バルデスのサードゴロの間に1点を追加。
中盤に入った6回には秋山のタイムリー、7回はバルデスのバックスクリーンに飛び込む11号ソロで着々と加点。
プロ初完封が見え始めたダイエー先発・松だったが、ピンチを迎えて降板すると、代わった岡本の暴投で1点を献上。
しかし、最後は守護神ペドラザがきっちり締めて、松はプロ初白星。これでダイエーは6連勝、オリックスは7連敗となった。

西武吹き抜けドーム:西武5勝7敗
M  000000000  0
L  11000300×  5
勝:ミッチー2勝2敗 負:加藤4勝5敗
本:エセネオエセ松井10、金村弟12
 エセネオエセ松井、先制弾! 金村弟、4戦連発12号!
ミッチー,加藤とルーキー同士の先発となったこの試合、先手を取ったのは西武。
初回にエセネオエセ松井の今季右打席では初アーチとなる10号ソロで先制すると、2回には金村弟の4試合連続12号ソロと一発攻勢で2点のリード。
その後、膠着状態が続いたのもの、2−0で迎えた6回、カブレラのタイムリー二塁打、大友の今季初安打となる2点タイムリーで貴重な追加点。
終盤は細かい継投で決まって、完封リレーを達成。ミッチーに2勝目がつき、西武は待望の貯金1となった。ロッテは2試合連続の完封負け。

大阪ドーム:近鉄9勝4敗
F  203000000  5
Bu 00000120×  3
勝:下柳6勝4敗 負:岩隈1勝1敗 S:ミラバル0勝3敗10S
本:ローズ22
 オバンドー、先制犠飛含む3打点! 日本ハム、連敗を4でストップ! 
プロ初先発となる岩隈に対して、日本ハムは初回、オバンドー,片岡と2本の犠飛で2点を先制。
更に、3回にはオバンドーの2点タイムリー二塁打と田中幸のタイムリーで3点を追加し、岩隈をKO。
一方、日本ハム先発・下柳の前に5回まで1安打と抑え込まれていた近鉄だったが、6回、ローズの3試合連続22号ソロで反撃。
続く7回には北川のタイムリー三塁打、阿部のタイムリーで2点差と詰め寄って、下柳を引きずり下ろした。
しかし、代わった佐々木の前に後続を断たれると、9回はミラバルから2安打浴びせながらも、あと一本が出なかった。
尚、この日、
近鉄はガルシアに代わる謎の新助っ人・ショーン・ギルバート内野手(36=175cm,84kg、右投右打)の入団発表を行った。
年俸35万ドルの1年契約となったギルバートの背番号は「44」に決定。メジャー通算51試合で.149 2本 4打点の成績ながら
今年はドジャース傘下の3Aラスベガスで59試合に出場し.330 8本 36打点の好成績をマークしている。
梨田監督は「ショートを守れて足も速いと聞いている」と期待を寄せた。