球界トピックス

6月6日 YB−C(横浜),T−S(甲子園),M−BW(千葉マリン):雨天中止


東京ドーム:巨人5勝5敗1分
D  000102101  5
G  001110000  3
勝:野口8勝0敗
負:ジョーベ博士3勝5敗3S
S:ギャラード14S
本:ガッツな貴公子・仁志10、山崎武13,14、今夜の松井さん15、ティモンズ8
 
あまりにも遅過ぎた川相投入! 6年振りの7連敗で勝率3位に転落!
前日、川相をフル欠場に追い込んだ事で悪夢の6惨敗を喫した巨人だが、この日も、名手・川相をベンチに幽閉して、福井をショートでスタメン起用する大暴挙に打って出た。しかも、登録抹消寸前と言う程、左膝に爆弾を抱えている状態の破戒僧・清原に痛み止めの注射を打っての強行出場をさせてまで、五体満足なマルちゃんをベンチに幽閉。更に、中日の先発が左腕・野口だからと「清水は左に弱いですからねぇ、エヘヘヘ〜」などとあらぬ言い掛かりをつけて規定打席から遠のかせる「清水首位打者阻止プロジェクト」をまたしても発動させて幽閉し、レフトには弘田コーチ曰く「外野守備はど素人」のソーサ元木を起用すると言う暗黒オーダーを展開。この茂雄の非道なやり口に試合前から重苦しいムードに包まれた巨人は2回、先頭の今夜の松井さんがレフト前ヒットで出たものの、マルちゃんをベンチに追いやってまで強行出場の破戒僧・清原,マッスル千代の富士,川相や清水を差し置いて出場の福井が三者連続三振に倒れて、結局、松井さんは一塁に釘付けと早くも川相不在の弊害を露呈。続く3回も立て続けに三振を奪われて五者連続三振で早くも二死。ここでガッツな貴公子・仁志が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに左中間スタンドへ10号ソロを叩き込み、1点を先制。一方、巨人先発・春風亭半ケツだが、川相不在の上、ヘッポコレフトラインのバックを強いられて、投球の幅を大きく狭められ不安感一杯で、1,2回と得点圏に走者を背負う苦しい展開。1点を貰った直後の4回には二死から山崎武にライトスタンドへ2試合連続の13号ソロを叩き込まれて、あっと言う間に試合は振り出しに戻った。その裏、巨人は一死から今夜の松井さんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにバックスクリーンへ15号ソロを叩き込み、勝ち越しに成功。続く5回には先頭の福井がレフト線へ二塁打を放つと、阿部のライトフライで三進。ここで春風亭半ケツが川相不在では自分がやるしかないとばかりに見事にスクイズを決めて、3点目。自らのスクイズでリードを広げた春風亭半ケツだが、川相不在のヘッポコレフトラインを背負わされている状況には何も変わりがなく、依然として不安感一杯。これに対して中日は直後の6回、二死から詐欺師ゴメスがセカンドへの内野安打で出ると、続く山崎武がバックスクリーン右へ2打席連続の14号2ランを放り込み、再び試合は振り出しに。代えるべきはピッチャーではなくレフトラインである事に例によって気付かない茂雄は7回から春風亭半ケツを引っ込め、ジョーベ博士を投入。川相不在の上、ヘッポコレフトラインを背負わされた事による不安感と、10点差やら8点差と言ったまるで投げる必然性のない場面で無駄に酷使された事から来る疲労感で一杯のジョーベ博士に対して、中日は先頭のティモンズがレフト線へ二塁打を浴びせると、中村の犠打で三進。好投の野口に代わる代打・関川は倒れたものの、井端がショートの頭上を越えるタイムリーを放って、ついに勝ち越し。その裏からマウンドに上がった中日2番手・岩瀬に対して、巨人はマッスル千代の富士,福井と簡単に凡退。続く阿部の所で茂雄は名手・川相…ではなくチュウを投入する嫌がらせを敢行。チュウはあえなくサードゴロに倒れたものの、川相をベンチに追いやる事が最大の任務であるチュウの結果などどうでもいい茂雄はベンチで歯痒い様子の川相にご満悦。続く8回、ナインからつるし上げでも食らいそうになったのか、茂雄はついに名手・川相を代打で投入絶好調だったにも拘わらず、長々と幽閉され続けてきた事により、試合勘が薄れて、やや調子を落としていながらも、執拗にファールで食らいつく本領発揮の粘りを見せた川相は三振に倒れたものの、この粘りで激しく疲弊した岩瀬に対して、続くガッツな貴公子・仁志が死球を食らって出塁。ここで茂雄は斉藤宜に代わってマルちゃんを投入。しかし、破戒僧・清原を出したいが為に茂雄に「マルちゃんはヘバっていますからねぇ、エヘヘヘ〜」などと、あらぬ言い掛かかりをつけられてスタメンから落とされ、今また五体不満足の破戒僧・清原に痛み止めの注射を打たせてまで強行出場させて、ベンチに追いやられた事に怒り心頭のマルちゃん「ケガ人より後回しにする様なヘバってる選手などアテにするな!」とばかりに空振り三振。このマルちゃんの無念ぶりが伝染したのか、江藤も茂雄の非道なやり口に辟易として空振り三振に倒れて、スリーアウトチェンジ。直後の9回、巨人4番手・野村に対して、中日はここまで3安打と大当たりのティモンズがレフトスタンド2階席上の壁にぶち当てる特大8号ソロを放ち、ダメ押し。その裏、満を持してマウンドに上がった中日守護神・ギャラードに対して、巨人は先頭の今夜の松井さんが四球で出塁。しかし、強行出場しながら大ブレーキの破戒僧・清原は中途半端なスイングで空振り三振を喫すると、マッスル千代の富士もライトフライと凡退。ここで茂雄は福井に代えてようやく清水を投入するも、キャッチャーへのファールフライに倒れて、ゲームセット。川相の投入があまりにも遅れた上に、ヘッポコ継投まで炸裂した事で敗れるべくして敗れた巨人は6年振りの7連敗で、とうとう勝率では中日に抜かれて3位にまで転落する有様。しかし、茂雄は自分に敗因があるなどとは微塵も思っておらず、今後も「川相幽閉策」「清水首位打者阻止プロジェクト」を貫く模様で、指揮官がこんな調子ではV2どころか、Bクラス転落の危険性も十二分に考えられると言う声が所々で挙がっている。

福岡ドーム:ダイエー9勝3敗1分
F  010001000  2
H  00012031×  7
勝:永井2勝2敗 負:サンダース0勝4敗
本:オバンドー5、松中17、ガッツ10
 バルデス、決勝2点打! 松中、同点弾含む3打点!
2回、オバンドーの2試合連続5号ソロで先制されたダイエーだが、4回、松中の17号ソロで追い付くと
5回にはバルデスの2点タイムリーで勝ち越しに成功。6回にガッツの10号ソロで1点差とされるも
7回、松中の2点タイムリーとエラーで3点を追加。8回には小久保のタイムリーで突き放し、試合を決定付けた。
先発・永井は約2ヶ月ぶりの2勝目。ダイエーは3連戦3連勝で、がっちり首位をキープした。

大阪ドーム:近鉄9勝3敗
L  000000200  2
Bu 000000000  0
勝:ミャオ4勝0敗 負:高村2勝4敗 S:豊田3勝0敗8S
本:金村弟9
 金村弟、値千金の9号2ラン! ミャオ、7回零封で4勝目!
近鉄先発・高村は5回までノーヒットに抑える快投を展開するも、何とか援護したい打線の方が西武先発・ミャオの前に封じ込まれ
0−0の儘、試合は終盤へ突入。迎えた7回、西武は無死一塁から金村弟が9号2ランを叩き込み、ついに先制。
8回からは橋本−後藤−土肥が一人一殺の仕事をこなすと、最後は豊田が締めて守りきり、完封リレーを達成した。

 5月の月間MVP発表!
この日、5月の月間MVPが発表された。セ・リーグはいずれも4月からの連続受賞で、投手部門はセ・リーグタイ記録となる1試合16奪三振をマークするなど、2完封を含む無傷の4勝をあげ、防御率1.58と文句のつけようのない内容の野口(中日)が4度目の受賞。打者部門は.337 8本塁打 30打点と打棒爆発のペタジーニ(ヤクルト)が3度目の受賞。一方、パ・リーグの投手部門は5戦5勝で防御率も2.84と安定した投球を見せたジョニー黒木(千葉ロッテ)が2度目の受賞。打者部門は.406 13本塁打、33打点と打ちまくった中村(近鉄)が5月では2年連続、通算4度目の受賞となった。