球界トピックス

4月9日


 今秋から2つの自由競争枠とドラフトの併用が決定!
この日、東京・内幸町のコミッショナー事務局でプロ野球実行委員会が開かれ、今秋のドラフト会議について話し合った結果、高校生を除いた新人選手を各球団が自由に獲得出来る自由競争獲得枠を最高2つまで設けて、ドラフトと併用する事を決めた。上限が取り払われると思われていた契約金も結局、最大1億円と決められた事により、実質上、殆ど変化のない制度だが、高校生を1位で指名する為に、実質1位にも拘わらず、逆指名枠を2位のみで使う様な戦略が出来なくなった他、ドラフト前に獲得する事が可能だった米球団により近い立場で交渉が可能となった。尚、ドラフトでは1位は自由競争の権利を行使しなかった球団のみが参加出来、指名重複の際は抽選。2位からはウェーバー方式がとられるが、まず、自由競争枠を1つ行使した球団の指名が終わってから、行使しなかった球団が指名。そして、3位以降は従来通り、全球団でのウェーバー方式となる。今後はアマ側の意向を踏まえた上で、ドラフト制度検討委員会にて、出来高払いや自由競争の期間等について検討する模様。

福岡ドーム:ダイエー3勝0敗
Bu 000020000  2
H  10112020×  7
勝:星野2勝1敗 負:アゴくら0勝1敗
本:大村2、小久保4、松中1
 待望の主砲・復活! 松中、一発含む3打点!
開幕早々、不吉霊三郎の呪いにより、左ふくらはぎを痛めて、登録抹消となっていた松中が13日ぶりにスタメンに復帰。
1点リードの3回にタイムリーを放った松中は7回にはダメ押しとなる1号2ランを叩き込み、完全復活をアピール。
左の主砲が帰ってきた事で、右の主砲・小久保も負けじとバックスクリーンへ4号ソロを叩き込むなど
湿りがちだった打線が爆発して快勝。先発・星野は打線の援護にも助けられ、完投で2勝目。
尚、
近鉄先発のアゴくらは、3回、右耳付近にバルデスの打球の直撃を食らうアクシデントで退場と、依然として不吉霊三郎の呪いは猛威を奮っている。

西武吹き抜けドーム:西武2勝1敗
BW 020001000  3
L  00301004×  8
勝:オツ2勝0敗 負:カルロス1勝1敗
本:エセネオエセ松井2、金村弟2
 エセネオエセ松井、2戦連発! 粘投・オツ、2勝目!
西武が連勝で2位浮上を果たした。2点を追う3回、エセネオエセ松井,カブレラの連続タイムリーで逆転すると
5回には、またもエセネオエセ松井が2試合連続の2号ソロ、8回には代打・金村弟の2号3ランでダメを押した。
先発・オツは7回途中まで7安打6四球と苦しい投球ながらも、3点に抑えて、2勝目をマーク。
オリックスは葛城イクローが3打点と気を吐いたが、中継ぎが踏ん張れず、3位転落。

東京ドーム:日本ハム2勝0敗1分
M  000010100  2
F  20000010×  3
勝:伊集院光の弟子・金村2勝0敗 負:加藤1勝1敗 S:ミラバル3S
 苦手・ハムにまたも黒星! 10残塁の拙攻で好投・加藤を見殺し!
昨年、大の苦手としていた日本ハム相手に、ロッテはこの日も大苦戦。初回にいきなり、ガッツ,トムのタイムリーで2点を献上。
調子の上がらない伊集院光の弟子・金村から、毎回の様に走者を出しながらも、あと一本が出ない拙攻を続けていたが
5回、フクーラのタイムリーでようやく1点を返すと、7回にはボーリックのタイムリー二塁打でついに同点。
しかし、その裏、二死一、二塁の場面で、代打・高橋信にセンター前にタイムリーを浴びて、これが決勝点。
8回からは斉藤−ミラバルの継投の前に反撃を断たれた。好投の先発・加藤を見殺しにした格好で、今年も相性の悪さを見せつけられた。