球界トピックス

3月8日
オープン戦結果:Bu10−5M BW2−4C(8回降雪コールド) 


ナゴヤドーム:中日1勝0敗
G  012004100  8
D  21130030× 10
勝:井本1勝0敗
負:岡島0勝1敗
S:正津2S
本:アンロー1、清水1、ティモンズ1、チュウ1
 
メイの造反で険悪ムード! 期待の投手陣が次々と火ダルマ!
川相幽閉策を初めとする茂雄の数々の嫌がらせ政策に対して、ぶち切れたメイが記者に唾を吐きかけ、この日の登板を回避するなど、造反の兆しを見せ、茂雄の目論む「内なる戦い=内部分裂」寸前と言う重苦しいムードは川相効果を持ってしても止める事は出来なかった。先発の新助っ人・M.T.チョンは制球が定まらず、2回を投げて、3安打3四球の3失点の大荒れぶりを見せると、サイドスロー転向で再起を賭ける小野仁も茂雄の陰謀で川相がベンチに下げられた途端に起きた内野陣の連係ミスに足を引っ張られる不運もあり2回を6安打4失点とメッタ打ち。4点のビハインドで迎えた6回、茂雄の陰謀により川相がベンチに下げられた事で激怒したチュウが川相不在では一発に賭けるしかないとレフトスタンドへ2ランを叩き込むなど、一気に4点を奪って、追い付いた巨人は続く7回にソーサ元木のタイムリーで勝ち越し点をあげたものの、茂雄の先発転向指令に歯向かった腹いせとばかりに川相を外される嫌がらせを受けた事で愕然とした4番手・岡島は、その裏、あっさり3点を返されて、再び逆転を許す始末。こうなっては、流れを引き戻す事が出来ず、最後は正津に抑えられて、ゲームセットとなった。しかし、茂雄はM.C.チョンに「あれじゃもちませんねぇ、エヘヘヘ〜」と早くも見切りをつけて、待望の新助っ人・ストッパー獲得へ一歩前進したとあって大喜び。一方、宮田投手コーチは「(造反して登板回避となった)メイの代わりに急遽、先発が決まったから仕方ないだろう」と見切りをつけるのは早過ぎるとばかりに茂雄と真っ向対立。相変わらず、他球団と戦う以前に、「内なる戦い=内輪モメ」に終始している様では巨人のV2への道は果てしなく遠い事は言うまでもないだろう。

 仰木マジック、今年も健在!? イクロー2安打、今村無失点の好投!
ポスト・鈴木(現マリナーズ)を目指す葛城イクローがこの日も2安打と活躍。仰木さんはレギュラー獲りを条件に登録名「イクロー」計画を図っているとあって、大喜び。また、嘉勢に続く2匹目のどじょうとして野手から投手に転向させた今村が2回1/3を投げて1安打無失点と前回に続いてまたも好投を展開。何をどういじっても「仰木マジック」と称されて、持てはやされる仰木さんだが、鈴木が抜けた事により、チームがいじれまくれる喜びに浸りきっている模様。尚、この日の試合は、試合前から降っていた小雪が7回裏に入って、突如、吹雪と化し、8回表途中で珍しい降雪コールドゲームとなった。

 主軸爆発で、ようやく連敗街道脱出!
壊滅的な投壊ぶりでオープン戦4戦4敗と連敗街道をまっしぐらの近鉄が、ようやく初白星を手に入れた。先発・高村は5回を6安打5失点と打ち込まれ、相変わらず、先発陣は課題を残したものの、柴田,愛敬,盛田,大塚と言ったリリーフ陣がそれぞれ1回を無失点に抑える好投。打っては、ようやく調子を上げてきた主砲・中村が2安打2打点と当たりを見せれば、4番・ローズが2ホーマーを含む3安打3打点,新助っ人・ガルシアも一発を含む2安打2打点と主軸打者が大爆発。不安の残る投手陣をカバーしたい打線の上向き加減に梨田監督も「どこからでも長打が出る。破壊力が出てきたね」と久々の笑顔を見せた。