球界トピックス

3月3日
オープン戦結果:YB6−5S M2−8D T4−3F C7−6L Bu1−9BW 


福岡ドーム:巨人0勝1敗
H  005421010 13
G  003300003  9
勝:斉藤1勝0敗
負:桑田0勝1敗
本:阿部1、ニックン1
 
桑田がメイが次々に火ダルマ! 川相不在の弊害をモロに露呈!
紅白戦,オープン戦,練習試合を通して、ここまで18打数9安打と絶好調ぶりを見せつけている名手・川相が、所詮、勝ち負けに固執しないオープン戦とあって、茂雄に強制帰京させられて競争する場を奪われる嫌がらせを受け、ベストメンバーとは程遠い布陣となった巨人の先発は桑田。旧三本柱解体プロジェクトを推し進める茂雄の嫌がらせによりバックに不安を抱える桑田は川相不在とあっては初回から持ちうる全ての力を注いでいくしかないとばかりにいきなり柴原,村松と連続三振に斬ってとるなど、快調な立ち上がりを見せていたが、無理な全力投球モードがたたって早くも疲労困憊となった3回、柴原,大道とタイムリーを浴びると、更に、満塁の場面でこの日、スタメンマスクを被ったルーキー・阿部がフォークボールを後逸し、3点目を献上。その後も江川卓氏が酷評する阿部のフォークボールに対する不安定なキャッチングにリズムを崩したか、またも満塁のピンチを迎えると、バルデスにも2点タイムリーを浴びて、この回、一挙5失点。勿論、旧三本柱解体プロジェクトを推し進める茂雄は阿部のリードやキャッチングを批判する事など一切なく、川相不在と言う絶望的な状況も考慮に入れない儘、全責任は桑田にあるとして不気味な笑みを漏らすばかり…。その裏、巨人はノックアウト打法で開幕ローテ候補の河原を血祭りにした宮崎の幸運なタイムリー二塁打等で3点を返したものの、直後の4回、2番手でマウンドに上がったメイも、ただでさえキャンプ中に「クレイジーだ!」と称した階段ダッシュをやらされて、批判文書をバラまきそうになるなどストレスが溜まっている状態で川相不在と言う嫌がらせを強いられた上に、またも阿部がワンバウンド捕球に失敗して、ランナーを進めてしまった事にプッツンし、主砲・小久保にタイムリー二塁打を浴びるなど、火ダルマにあって4失点。その裏、守備面でミスを連発していた阿部が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ1号3ランを叩き込んだものの、直後の5回、この日3つ目の盗塁を許してしまう始末。これで更に頭に血が上ったメイは大道に2打席連続のタイムリー三塁打を浴びて、11点目を許し、試合を決められた。川相不在の影響が色濃く出た敗戦の上、「破戒僧・清原4番プロジェクト」阻止に燃える今夜の松井さんはこの日もしっかり2安打と好調を維持したものの、9回に全く勝敗に影響のないニックンの3ランが飛び出し、桑田失脚にも一歩近付いた事で、茂雄はご満悦の様子。  

 マシンガン炸裂! 9回、怒濤の集中打でサヨナラ勝ち!
2戦連続2桁得点と好調を維持するマシンガン打線が土壇場で得意の集中打を見せつけた。序盤はヤクルト先発・ルーキー・平本の64球中37球がボール球と言うとんでもない荒れ球に的が絞れずにリズムを崩したか、8回まで僅か3安打1失点と沈黙していたが、4点のビハインドで迎えた9回、ポスト・ローズの小川がレフト前ヒットで先陣をきると、続く相川が2ラン。更に、一死後、怒濤の5連打で同点に追い付くと、最後は代打・鶴岡がレフト前へタイムリーを放ち、この回、一挙5点でサヨナラ勝ちを収めた。森監督は「オープン戦だが、諦めない姿勢が出ていたのは大事」と最終回の集中攻撃は評価したものの、課題の残った投手陣には苦言を呈していた。

 今中、粘りの投球で4回1失点! ピンキー井上、2打席連発!
復活に意欲を燃やす今中がロッテ戦に先発登板MAXは僅かに127kmと、相変わらず、ストレートが走らず、いきなり小坂,サブローと連打を浴びてピンチを迎えたが、続くメイの強烈な打球がファーストライナーでゲッツーとなった事でリズムを取り戻すと、以降は持ち球を全て駆使してロッテ打線を翻弄し、4回を5安打1失点で切り抜けた。この粘りの投球に星野監督は「真っ直ぐをもう少し積み上げれば面白くなるね」と現時点での合格点を出し、山田投手コーチも「次のチャンスを勝ち取ったね」と満足気。また打っては好調のピンキー井上が2打席連続アーチを放つなど3安打4打点と大爆発。また、開幕スタメン獲りに燃える出戻りの大豊も先制アーチを放って、強烈アピールを見せた。

 今村、会心のパーフェクトリリーフ! 松田さん、怒りのランニングホーマー!
嘉勢に続く2匹目のどじょうとして、野手から投手へ転向させられた今村が、近鉄戦で5番手として7回から登板。いきなり、中村,ガルシア,吉岡の強力クリーンアップにぶつけられる試練となったが、無難に退けると、続く8回にも北川,鷹野と抑えるパーフェクトリリーフを果たして、降板。この好投に仰木さんは「今日投げた平井や山口よりも上やな」と大満足。また、先発の金田は4回を投げてパーフェクト、ルーキーの北川も1回を3人で切り抜ければ、打っては「女をキャンプに連れ込みやがって!」と話題作りの為に田村亮子と公開デートをかました事をヤジられた松田さんに怒りのランニグホーマーが飛び出すなど、12安打で9点と爆発し、収穫の多いゲームとなった。