球界トピックス

2月19日 


 ナベツネの陰謀大炸裂! 契約金上限なしの自由競争枠新設へ!
ナベツネ&茂雄の暗黒金満大補強コンビの闇の陰謀が、また一歩プロ野球界を侵食する事となった! この日、東京・内幸町の日本野球機構会議室でプロ野球実行委員会が開かれ、今秋からのドラフト改革について会談したところ、実質的に自由競争だった逆指名枠を撤廃し、文字通り「自由競争枠」を新設する事で大筋合意したのだ。この「自由競争枠」はドラフト会議に先立って社会人及び大学生が対象で最大2名まで獲得出来る…までは、従来の逆指名とほぼ同様。「自由競争枠」を2つ使った場合は、ドラフト1位指名権を喪失、ドラフト2位以下は完全ウェーバー制…と言うのも、実質的には何ら変わらない。今までと決定的に違うのは「自由競争枠」には契約金の上限が撤廃されると言う事だ。今までは「裏金」扱いされて、水面下でコソコソとやっていた事が合法的に行える事になり、人件費の更なる高騰化が進むのは確実。勿論、これで最も得をするのは金満大補強の代名詞である巨人である事は言うまでもなく、極貧の広島や渋チンのオリックスなど、有難いどころか、却って恨めしい制度と言える。また「自由競争枠」は最低1つは使っておかないと確実に損をする事になるのだが、高校生が対象でないだけに、半強制的に社会人,大学生を獲得させられる制度でもあり、社会人,大学生に3位、いや4位クラスの選手しか残っていなくとも、この枠を無理矢理使って獲得すると言ったこれまた不条理な事が起きうるのだ。現状はあくまで8割方の合意策との事で、これに対して「自由競争枠は1つまで」「自由競争で入団した選手のFA権取得までの年数増加」「自由競争で獲得した選手は必ず一軍枠に入れる」等の制限策が出されており、3月19日に開かれる次回の委員会で煮詰める模様。また、この日、同委員会はアメリカのマイナーリーグ,独立リーグ等に所属していた経験のある辻田(中日),田中聡(日本ハム),金谷(近鉄)の3名の新人選手に対して、特例として新人王資格を与える事を明らかにした。

 平井、「水島の呪い」払拭へ2回をパーフェクト!
恐怖のパ・リーグ撲滅漫画「ドカベン パロ野球編」で弱気になっている所を天才児・殿馬のおもちゃピアノの演奏による「栄冠は君に輝く」で励まされるなどと、水島新司に哀れみをかけられた事で却ってケチがつき、2年目以降パッとしない状態が続いている平井が復活の狼煙を上げた。この日の紅白戦で2番手でマウンドに上がった平井はかつての150km超の速球で押しまくるスタイルではなく、ややスリークォーター気味に変えたフォームから変化球を織り交ぜるスタイルで2回で3三振を奪うパーフェクト投球を展開し、開幕一軍へ強烈アピール。また、18年目のベテラン・加藤もシュートが冴え渡り、3回をパーフェクトの快投。昨年の最優秀防御率投手・戎や、期待の新助っ人・具が故障で調整が遅れている事もあり、一軍枠争いは混沌としてきた。