球界トピックス

2月10日 


 斎藤雅、2年ぶりの宮崎ブルペン入り! 茂雄の嫌がらせ阻止へ順調な仕上がり!
ここまでスロー調整を続けてきた斎藤雅が、この日、初めてブルペンに入り、立ち投げで変化球を織り交ぜながら50球を投げ込んだ。昨年のキャンプでは初日に左ふくらはぎの肉離れを起こし早々とリタイアしただけに「調子は悪くないですよ。宮崎のブルペンは久しぶり。去年は一度も入らなかったから、気持ちいいですよ」と満足気。槙原が右肩痛でリタイアし、桑田も必死のアピールを続けているものの茂雄の反応は冷たい状態とあって、茂雄の2大嫌がらせ政策の1つ「旧三本柱解体プロジェクト」は着々と進行しているが現役最多勝のプライドにかけて、むざむざこの嫌がらせを完遂させる訳にはいかないと燃える斎藤雅はスライダーのキレも良く順調な仕上がりぶりを見せている。一方、茂雄に牙を剥いたM.C.チョンを地獄に突き落とす為、茂雄がS.M.チョーと共に(新助っ人ストッパーを獲得するまではとりあえず)持ち上げているM.T.チョンはフリー打撃に初登板。ニックン,マッスル千代の富士,今夜の松井さんに対して、ストレートのみで65球を投げ込んだ。「六、七分の力で制球を中心に考えて投げた」との事でヒット性の当たりは13本打たれたものの、柵越えは松井さんに打たれた1本だけと球質の重さを感じさせる内容。来日時、最も気になる打者として、チームメイトながらも松井さんの名前を挙げたM.T.チョンは「一番スイングスピードがあって、重心移動がうまい」と松井さんの打撃を絶賛。一方、松井さんも「球は速い。球質も重い感じ」と高い評価。しかし、破戒僧・清原にご執心の茂雄はマシン相手に60スイング中7連発を含む20本の柵越えを放った清原に夢中の様子で、所詮、新助っ人ストッパーが来るまでの保険でしかないM.T.チョンと清原を4番に入れる為に引きずり下ろしたい松井さんの対戦内容など、参考にしようなどと言う考えは全く持ち合わせていない様だ。

 沖原、50mタイムトライアルで低迷! 「F1セブン」から除名の危機!
全体練習前に外野芝生の上でファンサービス的に、18選手による50mタイムトライアルが行われた。トップはノムさんが「F1セブン」と命名した俊足7人衆の一人・上坂で6秒04をマーク。5秒6の記録を持つ赤星が急性胃腸炎の影響で不参加だったとあって、上坂は「赤星さんも高波さんもいなかったら、暫定トップですよ」と苦笑い。一方、同じく「F1セブン」の一人として指名されたドラフト6位の沖原は6秒47で13位と低迷。これには見立て通りの結果を残してくれなかった事でノムさんは「沖原(の13位)は意外だった。『F1セブン』から外そうかなぁ。ただ、向かい風など条件も悪かったし、また計りますよ」とコメント。逆に、6秒28で5位タイと健闘した和田と矢野には「いい意味で意外だった」と表情を緩ませた。