球界トピックス

1月31日 


 巨人ナイン、宮崎入り! 今夜の松井さん、選手会長就任決定!
この日、巨人ナインは2月1日から始まる春季キャンプの為、宮崎入り。岡島先発転向案を巡り、猛反対の宮田投手コーチ,その宮田コーチとタッグを組んで真っ向抵抗を見せる岡島,岡島転向の煽りを受けて「中継ぎに回されるくらいなら二軍で先発した方がマシ」と噛み付いている桑田,岡島を先発に回してまで新助っ人ストッパーを獲ろうとする事で飼い殺しの可能性に怯えるコリアントリオ,そして、その新助っ人獲得の必要性を疑問視して渋っているフロント…等、チーム内を見渡せば、敵ばかりの状況に茂雄は「今年はライバルじゃなくて、内なる戦いですよ、エヘヘヘ〜」と、つい本音を漏らしてしまった。その茂雄の攻撃対象の一人である槙原は、懸念されていた右肩の状態が芳しくなく、依然として力が入らない状態とあって、キャンプ参加を見合わせる事を表明。無理して、キャンプに同行する事により、茂雄の旧三本柱解体プロジェクトに引っかかって潰されてはかなわないと察知した槙原は「自分の肩の状態を考え、プランニングした。必ず良い状態にして宮崎に行きます」と、福岡市内の病院でリハビリを受けて、回復次第、キャンプに合流する意向を示した。また、この日、昨年から保留となっていた選手会長職について、宮崎市内のホテルでミーティングが開かれ、今夜の松井さんが正式に就任する事が決定。前会長の桑田は、当初、松井さんを推していたが、年齢面を考え、ガッツな貴公子・仁志を推薦。しかし、この仁志がこれに難色を示した事で結論が先延ばしになっていた。桑田が結論を遅らせていたのは、飼い殺しを回避する為に自分の再任を目論んでいるのでは?と言う説まであがり、事態を重く見たチームの精神的支柱である名手・川相がキャプテン制度の復活及び破戒僧・清原の就任案まで挙げていたが、結局、落ち着く所に落ち着いた模様。副会長には、会長職回避に成功した仁志と木村の2名が就任。いずれも任期は2年。様々な面で、ゴタゴタ続きの巨人は茂雄嫌がらせ政策により、今後もますます混沌とするのは火を見るより明らかで、ナベツネのぶち上げるV10の実現どころか、V2すら、早くも黄信号が灯っている状態とあって、関係者は戦々恐々だ。

 下柳、第2回調停委員会で事情聴取!
メジャー選抜をも席巻し、鈴木(マリナーズ)に国外脱出を決意させた死神ボールの下柳の年俸調停申請を受けて設立された参稼報酬調停委員会の第2回会合が、この日、東京・内幸町の日本野球機構会議室で開かれ、1億5000万円を要求する下柳と1億3750万円を提示する日本ハム・今井常務取締役から、それぞれ事情聴取が行われた。下柳の代理人・上杉弁護士は聴取の途中から同席を許され、査定方法の開示を訴えたのに対して、今井常務は開示が出来ない理由を訴えるなど、相変わらず、言い分は真っ向対立した模様。下柳は「正直、ホッとした。自分の言いたかった事を聞かれて満足している」と、手応えを感じていた様子だが、今井常務は「どんな裁定が出ようが従わざるを得ないが、こちらは正当な評価をして正当な額を提示した。球団の主張を認めて貰えると思っている」と渋い表情を見せた。調停委員会は今回の事情聴取を元に裁定について協議を行い、早ければ、2日にも結論が下されると見られている。