球界トピックス

1月25日 


 宮崎キャンプの一軍メンバー発表! ドラ2・上野幽閉、やはり二軍に幽閉!
この日、巨人は2月1日から宮崎で行われる春季キャンプの一軍メンバーを発表。投手20人,野手18人の計38人で、新人ではドラフト1位の阿部のみが一軍帯同となった。同じく逆指名入団のドラフト2位・上野幽閉はその不吉な名前から、入団前から幽閉される事を危惧されていたが、案の定「やはり、上野は文字通り幽閉ですかねぇ、エヘヘヘ〜」とばかりに、茂雄の嫌がらせを受け、二軍に幽閉される事が決定。また、コリアントリオだが、新助っ人のM.T.チョンは一軍帯同を許されたが、S.M.チョーと、M.C.チョンは、二軍に飼い殺される不吉なスタートとなった。

 機構側、5試合増分の年俸アップの譲歩案を提示!
この日、東京・内幸町の日本野球機構会議室で、日本野球機構の選手関係委員会と労組日本プロ野球選手会の合同会議が開かれ、今季から導入される予定の140試合制に伴う待遇改善について話し合った。選手会会長の中井美穂の旦那・古田(ヤクルト)が「ストも辞さない構え」などとほたえると、機構側は「のび太のくせに生意気だ!」とジャイアニズムを炸裂させて、平行線を辿っていたこの議題だったが、この儘、泥仕合を続けて決定が遅れては、運営に支障が出る事にようやく気付いたか、機構側は「一律アップは難しいが、出場試合数が多い程、有利な査定になる方式を考える」(伊藤委員長)と、5試合増加分の年俸アップを配慮する譲歩案を提示した上で、地方球場の試合開催が増えなかった事を謝罪し、来季以降の改善検討を約束。また、球宴については、1試合に減らす要求を却下したものの、出場選手に4試合分の出場手当を支給し、負担軽減の為に投手のファン投票の中に中継ぎと抑えを新設し、選手数を30人から32人へと増やすとして、ますます球宴に出場する選手の価値を下げる愚かな展開となった。これを受けた古田は「各球団の選手会長と協議したい」として回答を保留した為、正式な合意には至らなかったものの、満足そうな顔を見せた。

 吉田、500万円の上積みに納得! 大台突破で投手陣最高年俸へ!
V2を果たしたにも拘わらず、厳冬更改が続くダイエーで最後の砦となっている吉田が、この日、福岡ドーム内の球団事務所で3度目の交渉を行った。4年間で239試合にも登板した事など、中継ぎの地位向上を主張する吉田に対して、球団側は前回より500万円上積みとなる4400万円アップの1億500万円(推定)を提示。これを受けた吉田は「キャンプまで持ち越すかと思っていたが、やっと報われた」と、ようやくサイン日本人選手ではチーム6人目の大台突破となり、投手陣では最高年俸にのし上がった。

 ハイツ田口、FA権行使を視野に1年契約でサイン!
この日、神戸市内の球団事務所で、チームでただ一人、契約を保留している選手会長・ハイツ田口が、3度目の交渉に望んだ。提示額と3000万円以上もの格差がある希望額に応えられない代わりに複数年契約を打診する球団側に対して、ハイツ田口は今季中に取得するFA権行使を視野に入れ、1年契約なら金額にこだわらず更改すると宣言鈴木(マリナーズ)無き後、将来の幹部候補筆頭であるハイツ田口の身柄を拘束しておきたかった球団側だったが、囲い込みは無理と判断し、シドニー五輪出場査定として1000万円を上乗せ。結局、2000万円アップの1億2000万円(推定)でサインとなった。ようやく更改を終えたハイツ田口は「(FA権行使については)1年間かけてじっくり考えたい。今季は結果を出しただけ色々なものが見えてくるシーズンになる」とコメントを残した。