球界トピックス
1月17日
ナベツネ、ペナント中断&高校生逆指名条件にアテネ五輪全面協力を示唆!
口を開けばイカレ発言三昧のナベツネだが、この日、開かれたパ・リーグのオーナー懇談会でパ・リーグがアテネ五輪でも積極的に選手を派遣する方針を固めた事を受けて、何と「エースやトップ、場合によっては2人でも3人でも出す」と、アテネ五輪での巨人選手派遣を容認する意向を示した。茂雄があと4年も監督を続けてしまえば、巨人はすっかり崩壊状態で優勝争いどころではなく、悪い意味でペナントに支障がないと言う事なのか、4年も金満補強政策を続けていれば、1人2人派遣した所でビクともしない飼い殺し三昧政権が築けていると言う事なのかと、様々な諸説が挙がったが、どうやら真の狙いは、アマ側に貸しを作って、交換条件として高校生のドラフト逆指名許可を叩き付ける取り引きを画策している模様。しかも「ペナントに支障を来さない」と言うのは、やはり絶対条件らしく「日程が決まる前ならば協力出来る。開幕を15日早めればいいんだ。ドームの試合が増えたから、試合消化も早くなり、15日くらい節約出来る。合わせれば、30日くらいにはなるだろう」と語り、五輪期間中にはペナントを中断させる事を提案した。開幕を早め、ペナントを中断する案は至極、まともなものの、この儘、高校生にまで逆指名を与えてしまうとすれば、プロ・アマ球界全てが巨人の軍門に下る事になってしまうが、果たして…!?
下柳、ついに史上6人目の調停申請へ!
メジャー選抜をも席巻した恐怖の死神ボールで、鈴木(マリナーズ)を国外逃亡に追いやった下柳だが、いつまで経っても平行線を辿るばかりの契約更改交渉に行き詰まりを感じ、ついに調停申請する意向を明らかにした。調停に持ち込んだのは、1998年のソリアーノ(広島)以来、史上6人目で、一両日中にパ・リーグ会長に申請書を送付する予定。球界初の代理人交渉を行った下柳は、日本プロ野球選手会の公式HPにおいて、自分も参加した2度の交渉に加え、代理人単独による交渉を8度も行っている事を明らかにし、それでも折り合いがつかない事を説明。「査定についてきちんとした説明がなく、球団が交渉で歩み寄りを見せないのは代理人を使っている事が理由だとすれば大きな問題」と球団への不満を露わにしている。しかし、過去5度の調停では4度が球団側の提示額が調停額となっており,唯一、1993年の高木豊(横浜)が希望額と提示額の中間に持ち込んだ事があるだけで、選手側の全面勝利となったケースはなく、苦しい展開を強いられそうだ。
投手に恩恵! 野球規則通りのストライクゾーン適用で、約20cmの拡大!
この日、東京都内のホテルでパ・リーグの理事・監督会議が開催された。席上で審判部が「野球規則を正しく理解してジャッジする」と主張し、了承された。野球規則では「打者の肩の上部とユニフォームのズボンの上部との中間点に引いた水平のラインを上限とし、膝頭の下部のラインを加減とする本塁上の空間」をストライクゾーンとして定義されているが、現状では「ベルトラインより上は全部ボールぐらいの感覚」(西武・ヨッシャー佐々木打撃コーチ)との事で、今回のゾーン見直しが提案された模様。これにより、高めのストライクゾーンが20cm近くも広がる事になり、投手にとっては大きな恩恵が得られる事になる。これに対して、王さん(ダイエー)は「審判が決意を持って発表したからには、それなりの変化があると受け取らざるを得ないが、今の段階から言って貰えたのでキャンプ,オープン戦で対応して慣れると思う」とコメントを残した。また、今季も投手の予告先発は継続するものの、開幕戦でスタメン予告は撤廃となった他、セ・リーグの移動日にあたる月曜に試合を開催するにあたって、3,4月に限り、月曜日には各チームの監督がコーチャーズボックスに立つ事となった。その他の決定は、試合のスピードアップ,フェアプレー,抗議は5分以内,危険球の禁止,サイン盗みの禁止(3月に各球団の設備チェック)と言った通り。