球界トピックス
1月10日
星野監督、詐欺師・ローズ獲得を全面否定!
この日、名古屋市内のホテルでスタッフ会議が開かれたが、星野監督は前日、横浜を自由契約となった詐欺師・ローズについて「その話題は全く出なかった。いい成績を残したら、エージェントはすぐに年俸を釣り上げてくる。ローズの実力は分かっているが、(ああいう詐欺師の)受け皿を作る様な事をすれば、日本の野球は滅茶苦茶になる」とコメントを残した。「球団の提示額で足りなければ、自分が1億払ってもいい」とまでほたえていた星野監督だったが、ローズのあまりの詐欺師ぶりに流石に辟易したらしく、バンチ辺りに詐欺師テクニックを伝授されてはまた厄介な事になると踏んだのか、獲得に興味がない意向を明らかにしたと言っていい。可能性を否定しきれないとは言え、巨人,阪神も獲得には後ろ向きな発言をしており、ローズ側にとっては予想だにしなかった日本球界追放の展開も見えてきた。
ソーサ元木、渋々サインで全選手契約更改終了!
兄貴分の破戒僧・清原の理不尽な昇給から球団へ不信感を抱き、巨人では唯一、越年更改となっていたソーサ元木が、この日、2度目の交渉を行った。茂雄の川相幽閉策と言う球界史上稀に見る愚策の片棒を担がされ、精神的負担も大きかった事で徹底抗戦を辞さない構えのソーサ元木に対し、球団側は前回から300万円の上積みとなる1800万円アップの8800万円(推定)を提示。チーム唯一の未更改とあって、落ち着かなかったと言うソーサ元木は「思った金額ではなかったが、上積みがあったので評価されたと言う事」と、渋々妥協して、サインとなり、これで、巨人は全選手が契約更改終了となった。
足高管理部長、武藤,柴田へキャンプ参加不許可発言も、あっさり撤回!
この日、4度目の契約更改交渉に臨んだアゴくらに対して、球団側は前回同様の300万円アップの6000万円(推定)の提示ながら、吉岡,大村を妥協させた出来高払い作戦を敢行。この手口にまんまとひっかかったアゴくらはようやくサイン。これに味をしめた球団側は代理人を引き連れて5度目の交渉となった武藤に対しても、提示額を変えずに出来高払いを提案したが、武藤はこれにも妥協する事なく、またもや保留となった。いつまで経っても更改しない武藤,柴田に業を煮やした足高管理部長は自費キャンプも辞さないと言う彼らに対し「判を押してない者はキャンプに来なくてもいい。藤井寺球場なら貸してやる」と次回交渉でもまとまらなければ、キャンプ参加を認めない発言。しかし、これを耳にしたコミッショナー事務局・馬立法規部長からすかさず「契約の強要,保留権の乱用になる」と指摘を受け、あっさりこの発言を撤回する醜態を演じた。