球界トピックス
1月5日
詐欺師・ローズの処遇、9日に最終結論!
涙を流して引退をほのめかす猿芝居を打ってまで横浜からの亡命を図ろうとしていたが看破され、開き直っている詐欺師・ローズに対して、この日、横浜はローズの代理人と電話連絡を取り、10日から身分拘束に伴う契約保留手当の支払いが義務付けられるとあって、その前日の9日までに最終結論を出す方針を通告した。野口編成担当取締役は「トレードは無理だろう」と語っており、残された道は自由契約にするか、契約保留手当を支払ってまで身分を拘束するかの二拓となった。巨人は昨年末に佐藤をダイエーに無償放出して、70人枠を空けており、抑え投手確保の伏線とは思われているものの、ローズを自由契約にした場合、すかさず飛びついてくる可能性は十分考えられるが、ガッツな貴公子・仁志の反発もあって、確実とは言いきれない状態。巨人行きだけは阻止したい横浜だが、果たして、どちらを選択するのか!?
渡辺正、4度目の交渉で渋々サイン! 篠原、依然として徹底抗戦の構え!
事ある毎に水島新司に弄ばれる呪いを受け続け、日本シリーズの最後の最後で背負い続けた呪いに押し潰される形で今夜の松井さんに一発を叩き込まれた事に心を痛めている渡辺正が、この日、4度目の契約更改交渉に臨んだ。「年俸が上げられないなら、せめて水島新司を止めてくれ」と言う渡辺正の要求に、球界の貧乏神・水島新司に反旗を翻すとまた何を描かれるか分からないと危惧したダイエーは年俸上積みの道を選択。前回提示から150万円の上積みをし、2980万円アップの3700万円(推定)を提示した上で、今季の中継ぎ査定の見直しを約束すると、流石に水島新司を止めるのは無理と事情を察知した渡辺正は球団の苦悩ぶりを認めて、これにようやくサインした。一方、2度目の交渉となった篠原は前回と同じく1300万円アップの7900万円(推定)の提示に「中継ぎの評価の低さに毎回泣かされている。納得するまで判を押すつもりはない」と保留し、徹底抗戦の構えを見せた。
武藤,柴田、代理人同席4度目の交渉もまたも決裂!
この日、大阪市中央区の球団事務所で武藤,柴田が揃って代理人同席による4度目の契約更改交渉を行った。代理人の白倉弁護士に「本人の希望が妥当とは言えないが」などと言われ、飼い犬に手を噛まれる形となっていた武藤は希望額を若干引き下げてきたものの、球団側の提示は前回から200万円上積みの4700万円(推定)+出来高払いに留まり、またも保留となった。昨年「守備力はアマチュア以下」と罵倒された事を依然として根に持っている武藤は「1年やってきた事を1,2回で決めるのがいいとは限らない」と語り、妥協しない方針を示唆。一方、希望額を4000万円から3500万円にまで引き下げて臨んだ柴田に対して、球団側は前回同様800万円アップの2500万円(推定)に出来高払いを加える事で妥協を求めたものの、柴田はこれに納得せず、保留。依然として5人の保留者を抱えている状態に頭の痛い藤瀬管理部次長は「球団(側の提示)はこれで一杯。状況をもうちょっと認識して欲しい」と渋い表情を見せた。
前田幸、査定見直しを要求! 3度目の交渉も物別れ!
この日、前田幸が代理人同席で3度目の交渉に臨んだ。3年契約を結んだ際に「2年間の登板数が設定されたラインに届かなかった場合、3年目は1000万円の減俸」と言う取り決めをしていた事を主張する球団側に対して、「シーズン途中から先発に転向させられたのだから、登板数が減るのは当たり前」とこれに納得出来ない前田幸は、今回も査定の見直しを求めるに留まり、金額提示のない儘、次回へ持ち越しとなった。代理人の西山弁護士は「今回は双方が方向性を打ち出した感じで決裂している訳ではない。本人が納得していないので、譲り合える部分を煮詰める必要があるが、少しは前進した」と手応えを語った。