球界トピックス

12月22日 


 清水、牽制球作戦で大台突破! 上原は公傷認められず、微増で渋々サイン!
左投手が出てくれば、ただそれだけの理由で幽閉されるなど、事ある毎に茂雄の嫌がらせを受けながらも、リーグ2位の得点圏打率.371を叩き出す勝負強さを見せ、名手・川相が幽閉された影響とは言え、おぼつかないながらもチームトップの18犠打を決めた清水が、この日、神田錦町の球団事務所で契契約更改交渉に臨んだ。大台1億突破を狙っていた清水に対して、これまで本塁打至上主義査定として理不尽な低評価を続けてきた球団側だが、茂雄が強引に獲得してて清水を差し置いて外野を守らせようとしている横浜・ローズの去就が定まらず、オファーを出来るかどうかがはっきりしない状態とあって、ローズが獲れなかった場合に、ここでまた機嫌を損ねて、来年も今年同様に序盤に無駄な打撃改造に走られてはかなわないと察知し、清水の希望通り1億円(推定)を提示。V旅行中から徹底抗戦を予告するなど、球団側に牽制球を投げかけていた清水は策略が成功したとあって、笑顔の一発サインとなった。一方、交通事故を起こした際に同乗していた女性を逃がし、その件で寮に殺到した報道陣から慌てて逃げ出そうとして転倒して痛めた左足小指を痛めたり、昨年培った爽やかでストイックなイメージも、実は酒乱で女好きである事を露呈してしまった上に、左太腿も痛めて1ヶ月以上も戦列を離れるなど、規定投球回数にすら達せず、昨年の20勝から一転9勝にまで落ち込んだ上原は僅か800万円アップと言う提示に「(出来過ぎた)昨年の数字を基準にされているんじゃないか。ゲーム中に(左太腿を)ケガした事を分かって欲しい」とゴネて、200万円の上積みを勝ち取ったものの、結局、左足小指は勿論の事、左太腿に関しても公傷としては認められる事なく、1000万円アップの7600万円(推定)で陥落2億8000万円がベースの破戒僧・清原ですら(茂雄の根回しがあったとは言え)、2000万円もアップしている現状を考えれば、どう考えても納得出来ないとばかりに顔面を紅潮させた儘「来年は大台突破のつもりでなきゃやってられない!」と吐き捨てて、会見を終えた。また、前半戦、入団以来最悪のスランプに陥ったマッスル千代の富士は後半戦に盛り返し、3年連続の3割到達はならなかったものの、フルイニング出場を果たした事も評価されて、2000万円アップの1億2000万円(推定)でサイン。2度目の交渉となった前略・三沢興一は300万円の上積みを勝ち取り、1700万円アップの5200万円(推定)でサインした。

 渡辺正,田之上、2度目の交渉も揃って保留!
左の中継ぎとして、チーム2位の60試合に登板して、リーグ連覇に貢献したにも拘わらず、事ある毎に水島新司に弄ばれる呪いを受け続け、日本シリーズの最後の最後で背負い続けた呪いに押し潰される形で今夜の松井さんに一発を叩き込まれた事に心を痛めている渡辺正が、この日、2度目の契約更改交渉を行った水島新司にシメられた心の傷が深い渡辺正は少々のアップでは癒されないらしく、この日も、前回提示から250万円の上積みを勝ち取ったものの「連投に対する評価で上積みがあったが、(希望額に)多少届いていない部分がある。目立たない中継ぎ投手に対する評価の仕方はまだあると思う」と語り、球団側からは「これ以上粘っても提示額は変わらない」と言われたにも拘わらず、またも保留。また、2度目の交渉となった田之上も前回より200万円上積みの1500万円アップの3400万円(推定)の提示を「納得出来ない。チーム内に10勝投手はいないし、(8勝なら)今年の年俸以上にチームには貢献出来たと思う」と保留した。

 呪われた男・平井獲得へ食指!
解雇したハッカミー,FAで逃げられた川崎の穴を埋めるべく高村(近鉄),武藤(ロッテ)らパ・リーグの落ちぶれた先発投手獲得へ向けて奔走しているヤクルトだが、この日、平井(オリックス)の獲得を図っている事が明らかになった。平井と言えば、1年目の1995年には最優秀救援投手と最高勝率に輝き、新人王を獲得したものの、翌年には落ちぶれて、殿馬のオモチャピアノによる「栄冠は君に輝く」を聞かされて1試合だけ覇気を取り戻すも、これにより水島新司の呪いを受けて、2度と脚光を浴びる事がなくなってしまったと言う呪われた男。しかし、パ・リーグから亡命を果たせば、水島の呪いからも脱却出来るのではないかと睨んだヤクルトは豊富な外野陣を交換要員として、京都の花札屋に買収された鈴木の穴を埋めるべく外野手を欲しているオリックス相手に交渉を進めていく予定だ。

 飯田、すんなりサインもチームの人気低下に危機感!
この日、新橋の球団事務所で飯田が契約更改交渉に臨んだ。守備,代走要員としての起用が多かった今季の飯田だったが、4年契約の3年目と言う事で金銭の話は殆どなく、現状維持の1億円(推定)で一発サイン。最近20年間での球団ワースト記録を更新するなど、観客動員が減少する一方と言う状態で川崎が中日へ亡命し、人気の低下の拍車をかけかねないと危機感を覚える飯田は、ファンの為のイベント企画を依頼するなど、人気上昇の為の話し合いに時間を裂いた模様。