球界トピックス

12月19日 


 名手・川相、茂雄の陰謀により、まさかのダウン! 2億突破ならず!
この日、東京・神田錦町の球団事務所で、造反五人衆の中で未更改だった名手・川相,桑田,チュウが契約更改交渉を行った。昨年に続いて2年連続犠打成功率100%をマークし、代打成功率もチーム2位,球界屈指の堅実な守備力で投手陣に安堵感を与え、精神的支柱として大活躍した名手・川相は当然のごとく2億突破…、倍額アップも予想されたが事ある毎に嫌がらせをかまし続けてきた茂雄がここでも裏で手を回したのか、何と1900万円ダウンの9500万円(推定)を提示された。このあまりにも理不尽な提示額にも人間のでかい川相は、陰謀を張り巡らせる事しか頭にない連中とウダウダ張り合った所で何の糧にもならないとばかりに僅か15分で男の一発サイン旧三本柱解体プロジェクト推進にご執心の茂雄の陰謀により、無理矢理抑えをやらされて、まんまと潰された槙原の後釜として、これまた無理矢理抑えに転向させられた上に執拗な嫌がらせを受け続け、日本シリーズでは敗戦処理にまで貶められた桑田は悪夢の様な4000万円ダウンの1億6000万円(推定)の提示に「(これだけ嫌がらせをかまし続けた茂雄がフロントにも嫌がらせの根回しをしているのは)当然でしょう。ダウンは覚悟していた」と語り、こんな暗黒精神にとらわれている連中を相手になどしていられないとばかりに僅か3分でサイン。しかし「松井さんに2番を打てと言っても出来ないでしょう。マッスル千代の富士にキャッチャーをやれと言っても出来ない」とほたえ、適材適所とは言えない抑えとしての起用に対する不満を爆発させた。造反五人衆の中で唯一、年俸アップを勝ち取ったのはチュウ。茂雄も幽閉したかったのはやまやまの様だが、他に代わる捕手がいないと言う事で渋々起用せざるをえなかった模様で、チーム最多の101試合にマスクをかぶったとあっては、フロントへの根回しも説得力に欠けた為か受け入れられなかった様だ。1500万円アップの1億1500万円(推定)でサインしたチュウは「この歳で上がっただけでもええ。日本一にもなったし、最高のシーズン。(茂雄のほたえるコーチ兼任案など蹴り続け)1年でも長く現役を続けたい」と笑顔を見せた。また、全試合に出場し、リーグ2位の167安打を叩き出したガッツな貴公子・仁志は7000万円アップの1億6000万円(推定)でサイン。リーグ優勝を決めたサヨナラ弾など、サヨナラ打を3本放ち、一見、勝負強さを発揮していたかにも見えたニックンは500万円アップの4500万円(推定)の提示に不服としてゴネた。球団側は、実際には単にいい所で目立っていただけで、再三再四、三振やゲッツーによるチャンスブレイカーぶりを発揮し、送りバントを決め損ねる事も数多くあり、前半戦はケガの影響で足を引っ張るばかりだったにも拘わらず、茂雄の川相幽閉策のおこぼれにより強引に試合に出されていたに過ぎない事を見抜いての微増提示だった。後に名手・川相の更改が控えていた事で、ニックンは一時的にこれを保留し、川相の更改後に再び交渉に臨んだが、2億突破は確実の筈が理不尽極まりない酷い査定を受けながらも、黙って男の一発サインを決めた川相の人間のでかさを見せつけられた事で、自分の銭ゲバぶりが恥ずかしくなったらしく、2度目の交渉ではすんなりサインとなった。

 機構側、選手会の要求に譲歩案を検討!
イチャモン三昧の中井美穂の旦那・古田(ヤクルト)率いる労組・日本プロ野球選手会が異議を唱えている来季の140試合制移行に関して、この日、選手会の松原事務局長と日本野球機構の馬立部長が東京・内幸町の機構事務局で労使協議を行い、機構側は5試合増分を何らかの形で年俸査定に反映する事が可能かと言う譲歩案について検討する方針を明らかにした。経営側は1月17日に予定されている労使交渉で合意を図り、翌18日の実行委員会でこの問題に終止符を打つ心づもりだったが、よりによってイチャモンをつけてきた古田が自主トレの為に海外に行っているなどと言うたわけた理由で17日の交渉に参加出来ず、25日に延期となる事が決定。この席でまとまらない様な事になると、春季キャンプ中の2月以降にズレ込んでしまうのは確実と思われ、キャンプ参加を理由に古田がまたも引き延ばしを図る危険性が高いと思われている事から、松原事務局長は「お互いの意見を交換しあってなるべく早く解決したい」と何とか25日で解決したい意向を示した。

 星野、現状維持でサイン! 織田裕二は代理人同席も保留!
FAでオリックスから移籍した星野伸が、この日、西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨んだ。鳴り物入りで入団したにも拘わらず、僅か5勝と言う期待外れの結果に終わった星野だったが、FA移籍の際、年俸不変の3年契約を結んでいた為に、現状維持の1億円(推定)でサイン。「成績は全然満足していないシーズン。来年は取り返したい」と来季の挽回を誓った。また、ノムさんの口からトレード候補として再三名前が挙げられている織田裕二は代理人を同席させての交渉となったが、400万円ダウンの7200万円(推定)の提示を受けた後、査定方法の説明を受けただけに留まり、僅か20分で次回に持ち越しとなった。

 宮本、大幅アップで大台突破! 佐藤、公傷認められず怒りの保留!
今季、全試合出場を果たして、3割をマークし、ゴールデングラブ賞をゲットした宮本が、この日、東京・新橋の球団事務所で契約更改交渉を行った。野手ではNo.1の貢献度と言う評価を与えた球団側は4600万円アップの1億1800万円(推定)を提示すると、宮本は満足の一発サイン。会見の席では「妥当な数字だと思った。これで満足したら進歩がないので、次は年俸2億円を目指す」と語り、更なる進歩へ意欲を見せた。一方、昨年は3番に定着して大ブレイクしたものの、今季は右肘痛の影響もあって、不振に陥った佐藤は1000万円ダウンの4500万円(推定)の提示を保留。右肘の故障を公傷と認められなかった事を不服とした模様で「(痛み止めの)注射を打ちながら試合に出たのに…。ちょっと下がり過ぎだよ」と憮然とした表情だった。

 依然続く厳冬更改! 大村,的山、2度目の交渉も揃って保留!
大村,的山がこの日、2度目の契約更改交渉に臨んだが、今回も球団側の提示額は変わらず、揃って保留となった。500万円ダウンの5000万円(推定)を提示されている大村は「3年間の実績をもっと評価して欲しい。納得するまでサインしない。年を越しても仕方ない」と越年交渉も辞さないとばかりに声を荒げた。一方、200万円ダウンの3300万円(推定)+出来高払いを蹴った的山は守備面における出来高払いの項目を固まらないと言う事で次回交渉へ持ち越しとなった。

 ジョニー黒木、プロ入り初のダウン提示!
前半戦3勝9敗と極度の大不振に陥り、チームの出鼻をくじいたジョニー黒木が、この日、千葉マリンスタジアム内の球団事務所で契約更改交渉を行った。後半戦は息を吹き返し、10勝をマークしたものの、やはり前半戦のマイナスポイントが響いたか、球団側は1800万円ダウンの1億6200万円(推定)を提示。プロ初のダウン提示を受けたジョニー黒木だったが「ダウンは痛いけど、覚悟はしていた。査定と違う部分も見て貰ったんで…」と、納得のサイン。 来季については「最低15は勝ちたい。(開幕投手は)間違いない。2連敗しているから、今度は勝ちたい」と、早くも来季開幕勝利を宣言した。一方、開幕は先発で不振に終わり、昨年同様中抑えに戻ったが、ウォーレンの不振からストッパーに回されたのが功を奏した小林雅は2800万円アップの6000万円(推定)の提示に「今年の役割は先発だったのに、それは出来なかったが、リリーフとしての評価をして貰った」と笑顔の一発サイン。また、フクーラ,イワオ画伯は2度目の交渉に臨み、いずれも上積みは勝ち取れなかったものの、サインとなった。2000万円アップの5400万円(推定)で更改したフクーラは「この(査定への)怒りを来年にぶつけろ、と言われた。来年は3割20本を目指したい」とコメントを残した。イワオ画伯は700万円ダウンの2800万円(推定)で更改

 右の大砲・ティモンズの入団が内定!
横浜・ローズの去就が宙に浮いている状態とあって、獲得を狙っていると噂される中日だが、そのローズの結果を待たずして、この日、アンローに続く2人目の新助っ人野手として、3Aダーラムのオジー・ティモンズ外野手(30=185cm,93kg,右投右打)の入団が内定した事を発表。契約金1000万円、年俸4000万円(推定)で、背番号は「44」に決まった。ティモンズはメジャー5年間で186試合に出場し、.235 20本 60打点の成績。今季は3Aで3割 29本と高い数字をマークしており、ゴメスに代わる4番候補として期待されている。