球界トピックス

12月18日 


 FA川崎、入団発表! 総額6億の3年契約で背番号「20」!
ダメダメボーイズにダメ出しを食らったにも拘わらず、星野監督の恐怖の報復攻撃を恐れて、ヤクルト残留を蹴り、中日へのFA移籍を決めた川崎が、この日、名古屋市中区の中日パレスで入団発表を行った。総額6億円(推定)+出来高払いの3年契約で、背番号はかつて星野監督がつけていた「20」となる事が決定。ダイエーとの立命大・山田の争奪戦の際にも譲渡を打診しながら、敗れた為にたらい回しになった番号と言う事に辟易としながらも川崎は「20番を背負うなんて光栄」と社交辞令的に語り、ひきつった作り笑いを見せたが、来季については「期待に応えられる様に打倒巨人を目指して精一杯自分の投球をしたい」と意欲を見せた。

 伊東、大幅ダウンにサインもコーチ兼任は固辞!
山田太郎を活躍させたいが為に、都合よくケガさせられるなど、水島新司にシメられ続けている伊東が、この日、所沢市内の球団事務所で契約更改交渉に臨んだ。水島の呪いの影響を如実に受けて協約の減額上限である25%減となる4500万円ダウンの1億3500万円(推定)の提示を受けたが、これに一発サイン。更に、この儘、現役一本でも水島新司にシメられるだけとばかりにコーチ兼任となる事も打診されたが「この儘(水島新司にシメられた儘)終わる訳にはいかない。あくまでも現役にこだわり、胸を張って終われる様に、もうひと花、ふた花、咲かせたい」とまくしたて、これを固辞し、現役一本の方針を示した。また、外野の連続守備機会無失策記録を更新する程の守備力を持ちながら、水島新司にはヘッポコ外野手としてシメられ続ける呪いを受け、前回の交渉を保留していた小関だったが、呪いの影響を受けている為、この日も球団側の提示は変わらず、800万円アップの5100万円(推定)で渋々サインした。

 大島、2度目の交渉も大台届かず! 越年覚悟の徹底抗戦を示唆!
チーム3位の打率.283の成績を残し、ベストナインとゴールデングラブ賞に輝いたにも拘わらず、いかに天才児・殿馬の存在の為とは言え、水島新司に幽閉され続けている事で業を煮やし、大台1億円を要求し、5時間に渡る超ロング交渉の末に保留した大島が、この日、2度目の交渉を行った。しかし、これまた水島新司の呪いを受けている為に球団側の提示は前回同様2000万円アップの9000万円に留まり、またも保留となった。交渉後、大島は「オリックスに来て5年経ち、言わなくてはいけない立場だと思う。自分としては大きな開きだと思う。今年は納得いくまで(サインしない)と言う気持ち」と、憤慨した様子。次回の交渉は27日に予定されているが、越年も辞さない覚悟を見せた。

 大砲消滅の危機! 日本ハム・西浦獲りを打診!
新庄にメッツへ逃げられ、大豊を自由契約,タラスコも解雇と、チームの本塁打3傑が全員いなくなり、超ピストル打線と化した阪神だが、西浦(日本ハム)の獲得に動いている事が明らかになった。西浦は2年前には20本塁打をマークするなど、持ち前の長打力には定評があるものの、ここ2年は故障続きで低迷しており、強打者揃いのビッグステーキ打線では浮いた存在になりつつあるとあって、白羽の矢が立った。一方、投手力の強化が課題となっている日本ハムは交換要員として投手を挙げている模様。

 世代交代の明暗くっきり! 岩村は大幅アップも、池山は保留!
この日、新橋の球団事務所でベテラン・池山と、その池山から完全にレギュラーを奪い取った岩村が共に契約更改交渉を行い、文字通り明暗を分ける結果となった。ゴールデングラブ賞に輝くなど、レギュラー定着を果たした岩村は2900万円アップの5000万円(推定)に「納得する数字を提示して貰った」と、笑顔の一発サイン。来季から、かつて池山がつけていた背番号「1」をつける事になっているが、それについては「若松監督や池山さんに一歩でも近づける様、自覚とプライドを持って頑張りたい」と意欲を見せた。対照的に今季で2年契約がきれる池山は具体的な金額提示には至らなかったものの、大幅ダウンである事は示唆され、更改は次回の交渉に持ち越しとなった。交渉後の会見で池山は「大幅ダウンと聞いただけで金の話はしていない。成績を見ればダウンだろうが、どれだけダウンかが問題」と渋い表情を見せた。 

 鈴木なおのり、微減も2年契約でサイン!
銭ケバ軍団の一角・鈴木なおのりが、この日、横浜市内の球団事務所で契約更改交渉を行った。今年はいらぬ公言もせず、醜い首位打者争いもしなかったものの、4年ぶりに3割をきったとあって、球団側は500万円ダウンの1億8000万円(推定)+出来高払い4000万円での2年契約を提示。2年続けて醜い首位打者争いをかました年に大幅アップをして貰った借りがある鈴木なおのりは今季は強気に出られる材料が皆無とあって、一発サイン。一方、成績自体は大した事はないものの、故障を庇いながら自己最多の122試合に出たと泣き落としを図って保留していたメカゴジラだったが、2度目の交渉でも、球団側の提示が変わらず、これ以上あがいても時間の無駄と、500万円ダウンの8300万円(推定)でサインした。

 赤堀,盛田、大幅ダウンも納得の更改!
右肘手術を受けた影響で長期離脱し、今季僅か3試合の登板に終わった赤堀が、この日、大阪市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、3000万円ダウンの1億円(推定)+出来高払い3000万円でサインした。大幅ダウンとなった事について「2年間仕事をしてないんで、来季はやるしかない」と納得している様で、来季の復活へ意気込みを見せた。また、一時は戦力外通告を受けていたが、脳腫瘍から復活を賭けると言う事で世論の後押しもあり、来季の残留が辛うじて決まった盛田は、この日の更改で協約の減額上限の25%を遙かに上回る70%減となる3800万円ダウンの1600万円(推定)と言う非情な提示を受けた。しかし、残留の条件として大幅減俸を掲げられていた為に「たとえ500万円になっても、野球をやれる事が自分にとってはプラス」と、超大幅ダウンにも文句を言う事もなく、サインした。

 韓国No.1左腕・具、正式に移籍契約!
シドニー五輪でも活躍した韓国の左腕エース・ハンファ所属の具台晟投手(31)のオリックスへの移籍契約が、この日、ソウル市内のホテルで行われた。両球団社長や仰木さんらも出席した記者会見の席で具は「ベストを尽くし、チームの事を優先して貢献したい。自信はある」と、抱負を述べたものの、「日本で最高の活躍をした後、メジャー挑戦も考えたい」と、オリックスには腰掛け的に入団する意向をいけしゃあしゃあと言ってのけた

 盗塁王・小坂,ホールド王・藤田と相次いで保留!
今季、全試合出場を果たし、エセネオエセ松井(西武)を抑えて、盗塁王,ゴールデングラブ賞に輝いた小坂が、この日、契約更改交渉で1300万円アップの8800万円(推定)の提示に「評価はして貰ったが、自分が考えていた額と開きがあった」として、これを保留。また、チーム最多の70試合に登板し、最多ホールドをゲットした藤田も1300万円アップの6500万円(推定)の提示に「(希望額と)差があり過ぎる。年内に終わらせたいが、こんな調子では自主トレも出来ない。越年も覚悟している」と怒りの保留。更に、主に中継ぎで登板し、8年目のプロ初勝利をマークした和田も400万円アップの1360万円(推定)も保留となる大荒れ更改となった。