球界トピックス
12月13日
ナベツネ、選手会を痛烈批判! 古田には脅迫まがいのコメント!
口を開けば、イカレ発言のナベツネが、この日、東京都内で行われた会合に出席した後で、140試合制移行に異議を唱え、セ・パ交流試合を要求している中井美穂の旦那・古田(ヤクルト)率いる労組・プロ野球選手会に対して、痛烈批判。「5試合増えるのを了解していないなら、5試合減らせばいい。その代わり、交流試合も(140試合制移行に伴って要求している)5項目も全部パーだよ。ペナントレースで勝敗を決める時に、全然違うもの(交流試合)を入れて平均化するのはおかしい。2リーグ制を否定し、野球協約を否定している」などと、やたら1リーグへの移行を盾に脅迫まがいの事をしでかし続けてきた身でありながら、いけしゃあしゃあと言ってのけたのだ。更に、「待遇改善を言うなら、裏方のコーチやスカウト,二軍選手の最低年俸引き上げ等が先だ。コミッショナーやセ・パ会長の10倍、20倍の給料を貰っている人が待遇改善と言っても、大衆や庶民には理解出来ない。彼らはブルジョアだぜ。マルクスは『失うものが何もないプロレタリアートが、鉄の団結で決起せよ』と言ったんだ。満ち足りた人が何故、ああいう事を言うのか、マルクスに聞いてみたいもんだ」と、選手会の銭ゲバぶりをインテリぶったコメントで非難。「選手と機構がケンカしているのは馬鹿げている。この儘じゃアメリカの二の舞いで野球の人気沈下に繋がる」と一見まともなコメントも残すものの、強行ストも辞さないとほたえる選手会のやり口に対し「選手会の(活動の)域を越えようとしている。労働組合のやる事じゃない。古田君と20代の若い弁護士2人がプロ野球界を引っかき回している。ストをやるならやればいいが、いつストをやるのか予告なしにポンとやるのはフェアじゃない。徹夜で切符を買うファンは一揆を起こすよ。古田なんか殺されるんじゃないか」などとほたえ、「のび太のくせに生意気だ。お前の物は俺の物,俺の物は俺の物! ほげ〜」と言わんばかりに、古田に対して圧力をかけていた。
川崎、メジャー挑戦を断念! 石井一は来オフのメジャー行きを熱望!
FA宣言し、去就が注目されている川崎だが、この日、メジャーの移籍先として絞っていたレッドソックスへの入団を断念した事が明らかになった。交渉窓口となっていたマネジメント会社IMGの安野氏によると、レ軍からは3年契約で(オプションとなる3年目の契約を含めると)総額10億円の提示を受けていた他、カブス,インディアンス,フィリーズと言った球団からもオファーがあった事が判明。また、メジャー行きの断念の理由を「家族を残しての単身赴任が懸念されるから」としている川崎だが、そんな理由ならば、元よりメジャー移籍を考える事自体、疑問符がつくとあって信憑性が薄く、実際にはダメダメボーイズにヤクルト退団についてダメ出しを食らったのが大きいのではないかと見られており、その線からいくと、中日移籍の可能性も薄くなり、ヤクルト残留の可能性が一気に高まったと言うのが専らの見方だ。また、左のエース・石井一が、この日、契約更改交渉を行い、3000万円アップとなる1億5000万円(推定)+出来高払いの提示に一発サイン。この席上で石井一はポスティングシステムを利用し、京都の花札屋に買収された鈴木(マリナーズ)に触発されたか「出来れば若いうちに一番最強で一番実力のあるリーグでやりたい」と、3年契約が切れる来オフにポスティングシステムでのメジャー移籍を希望する旨を伝えた。順調にいけば、再来年にFA権を得る事になる石井一の来オフは、まさしく今オフの鈴木と同じ状況になり、球団側はポスティングシステムを生かして、メジャーから移籍金をゲットするか、1年引き延ばして、FAで見返りなしで逃げられるかの二拓を迫られる格好となったが「来季の契約が満了した時に、改めて話し合う」とお茶を濁して、回答を先送りにした。
銭ゲバ軍団・横浜、今度は斎藤タカシが保留!
今日も今日とて銭ゲバ更改の横浜だが、今度は斎藤タカシが保留。右のエースとして期待されていたにも拘わらず、僅か6勝に留まった事で怒り心頭の球団側は2700万円ダウンの1億800万円(推定)を提示したが、期待を裏切った自覚に欠けている斎藤タカシはこれを不服として、次回交渉は代理人同席で臨む事を伝え、徹底抗戦の構えを示唆する銭ゲバぶりを見せつけた。対照的に期待を裏切った自覚たっぷりの野村は昨年、年俸据え置きの2年契約を交わしていたにも拘わらず、自ら減俸を申し出て、500万円ダウンの1億2000万円(推定)+出来高払い4000万円で更改。また、バラエティ番組に出る度に「今日は何ダレですか?」と今夜の松井さんの話を飽きもせずに繰り返し続ける谷繁は現状維持の年俸1
億4000万円(推定)の提示に一発サインとなった。
「逆シングルの白石」、心不全の為、82歳で死去!
世界の王さんを震撼させた(かに見えた)「王シフト」をあみ出した男・元広島監督の白石勝巳氏が11日の午後11時30分に心不全の為、横浜市青葉区の病院で死去していた事が明らかになった。享年82歳。1936年に広陵中(現広陵高)から巨人に入団した白石氏はパシフィック(後の松竹)−巨人と渡り歩いた末、1950年に創設された広島へ移籍。「逆シングルの白石」と異名をとる程の名遊撃手として活躍した白石氏は広島の監督を選手兼任を含めて2度に渡り11年間務め、1985年に野球殿堂入りした。現役通算成績は1651試合に出場し、打率.255,84本,569打点。
新助っ人・ヤングの獲得を発表! 長期離脱の緒方は大幅減俸にも白旗!
広島は、この日、ポスト・偽チャーリーシーンとなる新助っ人左腕としてレッドソックスに所属のティム・ヤング投手(27=178cm,81kg,左投左打)を獲得した事を発表。1年契約で年俸は35万ドル(推定)+出来高払い。ヤングはメジャー通算で18試合に出場して、0勝0敗 防御率6.23の成績だが、今年は主に3Aで中継ぎとして活躍し32試合で1勝1敗 防御率2.40の成績を残した。。また、この日、両膝の故障等で長期離脱した選手会長の緒方が広島市民球場内の球団事務所で契約更改交渉を行い、3000万円ダウンの1億3000万円(推定)の提示にあっさり白旗をあげ「プロ入り初のダウンだが覚悟はしていた。自分が思っていた数字その儘だった。来年は全試合に出る事しか考えていない」と、一発サインとなった。
松中、球団史上最高の1億円アップ! 井口は公傷を要求し、保留!
今季、チーム三冠王の活躍でパ・リーグMVPに輝き、シドニー五輪にも出場した松中が、この日、福岡ドーム内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、3倍増となる1億5000万円(推定)の提示に一発サイン。4年目での大台突破は先日、更改を終えたばかりの柴原と並ぶ球団史上最速タイで、1億円アップは球団史上最高。「最高の評価をして貰った。
(1億を突破した)実感はまだわかない」とホクホク顔の松中だったが、日本シリーズでの不振に話が及ぶと顔を曇らせ「(シリーズでは)1本塁打しか打てずに負けた要因となった。もっと上のレベルでプレーし、本塁打のタイトルを狙いたい」と来季へ意欲を見せた。一方、左肩の故障の影響等により、プロ入り最低の54試合出場に留まった井口は700万円ダウンと言う微減に留まる4000万円(推定)の提示にも「思っていたよりもダウン幅が大きかった」と保留した。
右の大砲・ペレスの獲得を発表!
この日、阪神は野村一族の息がかかっていない4人目の新助っ人としてカージナルス所属のエドワード・ペレス内野手(31=193cm,98kg,右投右打)を金銭トレードで獲得した事を発表した。2年契約で年俸は6600万円(推定)。メジャー通算8年間で.244,37本,159打点の実績を残すペレスは今季35試合で.297,3本,10打点をマーク。右の大砲と言う事でメッツへの移籍が決まった新庄の穴を埋めるクリーンアップ候補として期待されており、一塁、三塁の他、外野も守れるとあって、守備面でも潰しが効きそうだ。ノムさんは野村一族の息がかかっていない事で渋い表情を見せ「ガッツがあり、ハッスルプレーヤーである事が気に入っている」と野球選手としての能力をさておいたコメントでお茶を濁した。例によって、フォームをいじられるなどイチャモンを受けて、いびり倒される可能性も高いとも知らず、ペレスは「日本で自分の野球のキャリアを終える覚悟でプレーしたい」と広報を通じてコメントを残した。
来季、勝利数1位と勝率1位のプレーオフ実施が決定!
セ・リーグ理事会が、この日、名古屋市内のホテルで理事会を開かれ、来季公式戦の順位決定方式について会談。従来の「勝率優先」を改めて、「勝利数優先」で優勝チームを決定した。140試合制への移行に伴い、「再試合なしの引き分け」が生じる事から、勝利数1位の球団より勝率で上回る球団が出た場合は3試合のプレーオフを実施する事が決まった為、実質上「勝利数優先」ではなく、結局、「勝利数優先」に移行する理由に挙がっていた「引き分けを狙った戦略の削減」には繋がらない事となった。3位以下については、勝利数が同じ場合は勝率が上の球団が上位となり、勝利数,勝率共、同じケースでは前年の上位チームが優先される。こちらも、勝利数が上のチームを勝率で上回るケースが十分に考えられるが、これについては触れられておらず、理論上はこのケースは無視される事になりうる。