球界トピックス

12月11日 


 新庄、メッツへ電撃移籍! 史上2人目の日本人野手メジャーリーガー誕生へ!
FA宣言し、去就が注目されていた新庄が、この日、大阪市内のホテルで阪神と下交渉も含めて6度目となる残留交渉を行ったが、交渉後の記者会見で、6日にオファーを受けたニューヨーク・メッツと10日の段階で仮交渉を終えており、阪神の残留要請を拒否した事は勿論、入団交渉を行っていたヤクルトには10日,横浜には、この日に断りを入れた事を明らかにした。日米野球に出場していた際、「メジャーは格が違う。僕には無理」などと、メジャー行きは選択肢から外している事を示唆していたが、やはりブラフだった様だ。16日にもニューヨークで正式契約を行う模様で、契約金等については公表出来ないが、3年間のメジャー契約で背番号は元阪神のジョンソンが今年つけていた「5」が譲渡される事が内定しているとの事。総額3億円前後と推定されており、日本で交渉を行ったどの球団よりも低い条件提示ながらも、メッツを選んだ事について、新庄は「やっと自分に合った野球の出来る環境が見つかった。5年前からメジャーと言うレベルの高いやりたい気持ちが強かった。夢に向かって頑張りたい」と笑顔で語った。日本人のメジャーリーガーは12人目で、野手では今オフ、ポスティングシステムでオリックスから京都の花札屋に買収された鈴木に次いで2人目となるが、「鈴木君はレギュラー入りして当然と期待され、プレッシャーも大きくて可哀想だが、僕は気楽にやれる」などと脳天気なコメント。謙虚な事を言いながらも、広島で便利屋に甘んじていたペレスが外野の一角として据えられている程度の球団とあって、自信ありげの新庄だった。ノムさん及び阪神ナイン,横浜及びヤクルト関係者が一様に新庄のメッツ行きに関して寛容なコメントを残している中、何故か、全く無関係の中日・星野監督だけが「メッツと交渉がまとまるのを待っていたんじゃないか? 本気で獲りに来ているヤクルト,横浜に失礼だ! 弄ぶ様な事をするな!」と激昂していた模様。

 連日の銭ゲバ更改! 今度はメカゴジラが保留!
毎年毎年、主力がこぞって銭ゲバぶりを発揮する横浜の醜い契約更改だが、この日はメカゴジラが500万円ダウンの8300万円(推定)の提示を保留。ハマの大馬人・駒田の不振もあり、外野と一塁を掛け持ちし、腰に亀裂骨折を抱えながらも、自己最多の122試合に出場した事として、「この苦しさを分かって欲しい」と訴えたメカゴジラだったが、いかんせん数字が伴っていない事を球団側はシビアに査定をした模様。一方、ローズの後釜として、進藤らと3対3のトレードでオリックスから移籍してきた内野ならどこでも守れるが守れるだけ、打順もどこでも打てるが打てるだけの小川は600万円アップの7000万円(推定)でサインした。

 木田画伯、球団初の代理人同席交渉! ハイツ田口、無謀な要求で物別れ!
今季途中にメジャーから出戻りした木田画伯が、元メジャーのプライドか、オリックスでは初となる代理人同席での契約更改交渉を行った。タイガースから復帰した際に、来季の契約内容についても話し合っており、来季年俸は現状維持の7000万円+出来高3000万円(推定)で合意している事を確認したものの、契約書類に不備があった為に、サインは保留。また、鈴木がゴネた為にスケーブゴートとしてシドニー五輪に島流しを受けた選手会長のハイツ田口も、この日、契約更改交渉に臨んだが、1000万円アップの1億1000万円(推定)の提示を保留スケーブゴートにされた事を根に持っているハイツ田口はあろう事か5000万円アップと言う身の程知らずの要求をかましており「希望額と全然違った。球団が自分をどう評価しているかさえ分からない」などと、ほたえているが、打率は昨年より若干上回った程度で、本塁打,打点も五輪に出た影響があるとは言え、下回っており、球団の評価は妥当と思われ、今後も平行線を辿る事は必至だろう。

 柴原、268%増でチーム最速の大台突破!
今季、全試合出場を果たし、ベストナイン,ゴールデングラブに輝いた柴原が、この日、契約更改交渉を行った。球団側の6900万円アップの1億1000万円(推定)の提示に柴原は「思っていた以上に評価してくれた」と一発サイン4年目での大台突破は球団史上最速で、現役の日本人野手ではJ.マッケンジー,秋山に続いて3人目。また前回、保留していた斉藤和は300万円の上乗せを勝ち取り、1300万円アップの2100万円(推定)でサイン。一方、規定打席には未到達ながらも、95試合でチームトップの出塁率.434、得点圏打率.348と高い数字を残した大道は1800万円アップの6100万円(推定)の提示に「結果は出したし、陰で支えた事を評価して欲しい」として、これを保留した。

 12球団代表、選手会の交流試合実施要求を却下の方針!
この日、都内のホテルで12球団代表による開発協議会で開かれ、イチャモン三昧の中井美穂の旦那・古田(ヤクルト)率いる労組・プロ野球選手会が来季の140試合制に反発し、セ・パ交流試合の実施を要求している件に関して、「交流戦はオーナー会議の決定事項で、選手会に左右される次元の問題ではない」(伊藤座長)として、経営権の行使については選手会の了承を求める必要はないとの判断を示し、選手会の要求を拒否する方針を改めて確認。また、140試合制への移行についても、7月20日の段階で選手会の松原徹事務局長が条件付きで了承、試合増に見合う年俸増やオールスター戦1試合等の5項目の条件について最終回答を9月13日に伝えた際にも、同事務局長は承諾している事を示し、選手会側は既にこの件について了承している筈で、今更、反発された所で話し合う余地はないと言う姿勢を示した。