球界トピックス
12月8日
来季コーチングスタッフ発表! 名手・川相,チュウは選手兼任コーチを拒否!
巨人は、この日、来季のコーチングスタックを発表した。茂雄とフロントが一枚岩で選手兼任コーチに追いやって幽閉しようと図っていた造反五人衆の名手・川相,チュウのベテランコンビはいずれも断固拒否の姿勢を貫き、来季も選手として専念する事が決定。また、わざわざ中日から引き抜いておきながら、茂雄の嫌がらせにより宝の持ち腐れ状態になっていた宮田一、二軍投手統括コーチが、これまた茂雄との確執から見切りをつけて巨人を去った鹿取投手コーチの穴を埋めるべく、ついに一軍投手コーチとして常時ベンチに帯同出来る事になった。また、この日、マルちゃん,メイ,M.C.チョンの3人の助っ人の来季契約が合意に達し、残留となる事が決定。メイは茂雄のヘッポコ采配に辟易とし、メジャー復帰の可能性も伝えられていたが、結局、1年契約の2億5000万円(推定)の高待遇に折れた模様。S.M.チョーとも年内中に契約を結ぶ予定との事。
金城、セ・リーグ史上最高の昇給率で一発サイン!
史上初の首位打者・新人王ダブル受賞を果たした金城が、この日、横浜市内の球団事務所で契約更改交渉に臨んだ。球団側は3900万円アップの4400万円(推定)+タイトル料500万円を提示すると、金城は「自分が考えていた以上に十分に評価して貰った。(昨年とは)天と地ほど違う」と、これに一発サイン。昨年の710万円から449%アップとなったが、これは1994年のベン山田(ヤクルト)の437%を越えるセ・リーグ史上最高(プロ野球史上3位)の昇給率となった。
松田さん、YAWARAちゃん効果査定に納得の更改! 藤井は怒りの保留!
シドニー五輪・柔道金メダリストの田村亮子との交際が明るみに出た松田さんが、この日、契約更改交渉に臨んだ。3時間に渡るロング交渉となったが、鈴木にメジャーへ逃げられた矢先の朗報と言う事で球団に明るい話題を提供した事で矢野編成部長は「アップに色をつけたの確か」として、1900万円アップの8000万円(推定)を提示すると、松田さんは「凄く期待してくれている。来季はチームに貢献して、自分をアピールしたい」と一発サインとなった。一方、ベテランの藤井は500万円ダウンの5500万円(推定)の提示に怒りの保留。
ドラフト5位・開田、契約金ゼロに不服! 2人目の入団拒否!
ドラフト1位指名した敦賀気比の内海に逃げられたオリックスだが、ドラフト5位指名した三菱重工長崎の開田博勝外野手(25)との契約も断念する事が決定した。今季、オリックスは「プロ志向の選手に門戸を開放する」と言う建て前で人件費をケチり、5位以下の5選手に対しては契約金を払わない方針を示しており、開田に対しても、契約金ゼロの年俸480万円(推定)で契約する意向だったが、担当スカウトの説明不足から、契約金があると認識していた開田はこれに幻滅し、入団拒否を訴えた。
またも大荒れ更改! 吉岡,鷹野が相次いで保留!
保留者続出の大荒れ更改が続いている近鉄だが、この日も、吉岡,鷹野が揃って保留となった。オープン戦で死球を食らい、開幕には出遅れながらも、自己最高の記録を残した吉岡は2000万円アップの6000万円(推定)の提示に「3年やって一人前と言われ、3年やった事を評価して欲しい」と憤慨した様子。一方、500万円アップの1800万円(推定)の提示を保留したルーキーの鷹野は日本記録にあと1つと迫る13打席連続出塁やリーグ最多の12死球を材料に昇給を訴えたが、藤瀬管理部長は「下交渉の段階で100万円上げているし、それが精一杯」とこれを拒否。これで近鉄の保留者は9人目となった。
伊藤、微増提示に保留! 中継ぎ陣の年俸底上げに徹底抗戦の構え!
今季両リーグ最多の71試合に登板し、防御率1.86と安定した中継ぎぶりを見せた伊藤が、この日、契約更改交渉を行い、1000万円アップの7500万円(推定)の提示に不服を唱え、4年間で240試合に登板した事を訴えるなど、2時間に渡って粘ったものの、折り合いがつかず、結局、保留となった。交渉後の会見で伊藤は「抑えの葛西が2600万円アップでサインしたので、期待して来たんだが…。葛西も頑張ったが、俺もよくやったと言う自信がある。リリーフ陣の励みになる様に頑張る」と中継ぎ陣の年俸底上げと言う意味でも妥協しない構えを見せた。