球界トピックス
12月6日
銭ゲバ・ローズ、5.5億要求! 3度目の交渉も物別れ!
涙を流しての現役引退表明が猿芝居だった事を看破されて開き直っているローズの代理人が、この日、国際電話で横浜と3度目の交渉を行った。ローズ側は横浜側が金額以前の絶対条件として挙げている2月1日からのキャンプ合流と1年契約に対して、受け入れる余地がある姿勢を見せたものの、その代わりとして、年俸は破格の5億5000万円(推定)に引き上げる暴挙に打って出た為、結局、またしても折り合わない儘、物別れに終わった。笹川運営部長は「1回辞めると決めた気持ちをまた奮い起こそうとする様な金額が欲しいと言うニュアンスに聞こえる。純粋にやりたい気持ちとは違うんじゃないか」と、ローズの年俸引き上げ工作に不純なものを感じている様子。次回交渉は冷却期間を置く意味でも、早くても来週明けになる予定との事だが、「次回くらいは球団としてどうするか、はっきりさせたい」と交渉決裂となった場合の自由契約、トレードの可能性を匂わせた。
新庄との2度目の交渉! 3年5億提示も、背番号「1」譲渡は拒否!
ヤクルトはこの日、東京都内のホテルでFA宣言している新庄との2度目の入団交渉を行った。前回は条件提示をしなかったヤクルトだったが、今回は3年契約で5億円(推定)と見られる条件を提示。阪神でも横浜でも背番号「1」を熱望している新庄から「『1』は岩村君で決まりですよね?」と質問された田口球団社長は「約束事だから(変更は出来ない)」と要望には応えられない方針を示した模様。交渉を終えた新庄は「凄く高い評価をして貰い嬉しかった。条件も十分満足のいくものだったが、もう少しよく考えて、なるべく早く結論を出したい」と態度を保留した。相変わらず、宇宙人ぶりを発揮する新庄に今回も確たる手応えを掴めなかった様子の田口球団社長は「前進も後退もしていない。こちらの条件を十分に満足してくれたかどうかは分からない」と複雑な表情を見せた。
第3の新助っ人・ペレス獲得へ! ローズ獲りは撤退か!?
ノムさんの私設球団となる事を免れるべく、野村一族経由でない助っ人探しに奔走していた阪神が、この日、カーライル,クルーズに続く3人目の新助っ人としてカージナルスのエドワード・ペレス内野手(31=193cm,98kg,右投右打)を獲得する方針を明らかにした。ペレスは今季はメジャーで35試合に出場、.297 3本塁打の成績をマーク。4番候補としての期待も大きいペレスは一塁,三塁の他、外野も守れる守備面でも潰しの効く選手とあって、重宝されそうだ。身分照会は既に済ませており、近日中に渡米して正式に交渉するとの事。依然として残留が決まっていない横浜・ローズの獲得にも食指を伸ばしていた阪神だが、このペレス獲得により、ローズ獲りから撤退する可能性が高まってきた。
中嶋、現状維持の温情査定に一発サイン!
山田太郎のおかげで大捕手・伊東すら行方不明状態の「ドカベン パロ野球編」で霊感投手・松坂専用捕手としての地位も奪われ、戦力外扱いを受けている中嶋が、この日、契約更改交渉を行った。ダウン提示を覚悟していた中嶋に対して、「ドカパロ」でシメられるどころか、いないものとして扱われている状況を哀れんだ球団側が現状維持の7200万円(推定)を提示すると、中嶋はこれ幸いと一発サインした。
新助っ人・キャブレラ&マクレーンの獲得を発表!
西武は、この日、鎖国政策を打ち出している「ドカベン パロ野球編」では絶対に描かれる事がないと思われるアレックス・キャブレラ内野手(28=185cm,100kg,右投右打)とスコット・マクレーン内野手(28=190cm,97kg,右投右打)の2人の新助っ人獲得を発表した。一塁及びDHでの起用が見込まれているキャブレラは今季はダイヤモンドバックスに所属し、31試合で.263 5本塁打をマーク。一方、三塁が予定されているマクレーンはメジャーでは通算9試合にしか出ていないものの、3Aでは今季も25本塁打を放つなど、4年連続20本塁打以上と安定した長打力を見せており、日本向きとして期待されている。
立石、3度目の交渉でようやくサイン! 芝草うちゅーは2度目も保留!
ここまで2度に渡って保留してきた立石が、この日、3度目の契約更改交渉を行い、前回より300万円の上積みを勝ち取り、1500万円アップの2700万円(推定)でサインした。「気持ち良くサイン出来た」と言う立石は「来年は相手に嫌がられる存在になりたい」と話したものの、2度もゴネた事でフロントには既に嫌がられる存在になっている様だ。また800万円ダウンの3500万円(推定)の提示に保留して、2度目の交渉となった芝草うちゅーは今回も上積みがなく、またもや怒りの保留となった。
武藤,柴田、怒りの保留! 次回交渉では代理人同席を決意!
昨年の契約更改時に「守備力はアマチュア以下」と罵倒された事に憤慨し、「3割を打って見返す」と宣言した通りの好成績(リーグ7位の.311)を残した武藤が、この日、大阪市内の球団事務所で契約更改交渉を行った。下交渉の段階での低評価に怒り心頭だった武藤はこの日の交渉でも希望の6200万円を遙かに下回る僅か1300万円アップの4500万円+出来高1000万円(推定)の提示に激怒し、僅か15分で保留となった。交渉後「感情的になる悪い癖があるし、(シーズン中に痛めた右肩の)リハビリに専念したいので」と、次回交渉では代理人を同席させる意向を明らかにした。また、チーム最多登板となった柴田も800万円アップの2500万円(推定)の提示に保留し、武藤同様、次回は代理人同席で臨む事を決めた。
セ・リーグ、来季公式戦日程を発表!
この日、セ・リーグは選手会が依然として反発しているものの、5試合増の140試合制での来季公式戦日程を発表。開幕はパ・リーグより1週遅い3月30日(金)で3月の開幕は2年連続9度目。対戦カードは従来の前年1・4位,2・5位,3・6位の対決ではなく、巨人−阪神(東京ドーム)、横浜−ヤクルト(横浜)、中日−広島(ナゴヤドーム)と言う組み合わせに決まった。5試合増となったにも拘わらず、パ・リーグでは減少したと言う事で選手会の反発を買った地方球場での開催だが、こちらは12試合増の計59試合となり、選手会の溜飲を下げた。その地方球場では宮崎県営球場と札幌ドームで初の公式戦開催が決定。また、阪神の地元開幕戦(4月6日・横浜戦)は選抜高校野球とのブッキングの可能性を回避したのか、甲子園でなく、4月6日の大阪ドームで行われる事となった。