球界トピックス

11月26日 


 ダイエー、V2パレード! 昨年を上回る43万人のファンが殺到!
この日、パ・リーグV2を果たしたダイエーの優勝パレードが福岡市と北九州市にまたがって行われた。選手会長・小久保の手に急死した藤井投手の遺影が抱えられての約4.4kmに渡るパレードは、茂雄のヘッポコ采配に激怒してリンチを図ろうと押し掛けた36万人のファンと警視庁の壮絶な死闘が繰り広げられた巨人の地獄のパレードとは対照的に、福岡市では30万人,北九州市では昨年を上回る13万人と計43万人のファンがV2を讃えて拍手喝采、王さんを初めとして約70人の選手達に大きな歓声が送られる優勝パレードの見本の様な熱気に包まれた。パレードの後、福岡ドームでは「応援感謝の集い」が開かれ、王さんは「皆さんの熱い熱い声援でリーグ連覇を達成する事が出来ました。来年は新たな気持ちで日本一を目指して頑張ります」と日本一奪回を宣言。また、この席で故・藤井投手に贈られた球団MVPの表彰式も行われた。

 熊野スカウト、内海にアポなし交渉! 李は巨人と仮契約!
巨人志望にも拘わらず、ドラフト1位で強行指名を図った敦賀気比・内海に対して、オリックス・熊野スカウトはこの日、ドラフト当日以降初めてコンタクトをとる事に成功。内海が5日ぶりに練習を再開したのを見計らって、グラウンドを訪れ、アポなしの予備交渉を開始。約10分程の話し合いで「兄貴と思って何でも相談してくれ」と強く訴えた熊野スカウトだったが、この直前「巨人への気持ちはある。(オリックスか巨人か)五分五分の状態から一歩進んだ感じ」とマスコミに漏らしていた内海は、流石に「実は3年後に巨人に行こうと思うんですが…」などと相談出来る筈もなく、苦笑いするばかり。一方、オリックス側から「人質指名」呼ばわりされた巨人8位指名の内海の恋女房・李は、皮肉な事に、この日、巨人と契約金3000万円、年俸480万円(いずれも推定)で仮契約。「先に行って待っててくれ」と言う内海の言葉通り、早くも巨人入りを内定させた李は「30本塁打をクリア出来る打者になりたい。(捕手では飼い殺される可能性が大なので)バットを持てるならどこでも守る」と意欲を見せたが、内海に対しては「一緒にいて当たり前の様な連れなんで、同じチームでやりたいが、それは本人が決める事」と複雑な表情。また、今オフ、京都の花札屋傘下のマリナーズへ移籍する事が決まった元オリックスの鈴木は「オリックスは新人も受け入れてくれる空気があるチーム。みんなきっと受け入れてくれると思う」と内海に対して、オリックス入りを勧めるコメントを残した。

 横浜、逆ギレ! セ・リーグ移籍覚悟でローズをウェーバー公示も!
遅ればせながらも、最悪の事態になる前にローズの現役引退表明の猿芝居に気付き、再交渉を図っている横浜だが、ローズ側の要求にぶち切れ状態寸前である事が明らかになった。横浜側は大幅ダウンの3億8000万円(推定)による1年契約とする方針で、年俸アップは勿論の事,複数年契約すら受け入れない構え。元々、金銭面でこじれて退団が決まったローズが更に悪化した条件提示に首を縦に振る可能性は極めて低く、セ・リーグ志向の為にパ・リーグへの移籍にも拒否反応を示しており、交渉決裂は必至だが、既に、理性を失ってしまっているのか横浜はセ・リーグ移籍を覚悟の上でウェーバー手続きを踏んで、ローズの放出に踏み切る可能性も出てきていると言う。自由契約にするよりは移籍金400万円をゲット出来るだけ、まだマシではあるが、セ・リーグ移籍となる事はほぼ確実。ウェーバーは「同一リーグ」「下位」と言う優先順位となっている為、中日より優先的にゲット出来る事になる阪神の野崎球団専務は「ローズは候補者の一人だが、獲得を目指すかどうかは未定。ウェーバーは仮定の話なので答えられない」とお茶を濁している。尚、ウェーバーによる移籍をも拒否した場合はローズは資格停止選手となり、横浜としては願ったり叶ったりの展開だが、まず、そうなる事はありえないだろう。

 川崎へ必死の残留工作! ダメダメボーイズも移籍にダメ出し!
FA宣言し、移籍濃厚と見られている川崎が、この日、神宮球場で開かれたファン感謝デーに参加。選手会長・高津が「まだ(残留を)迷っている選手もいるが、来年もやってくれると信じている」とマイクで語りかけると、中井美穂の旦那・古田に「(川崎に)残って欲しい?」と呼びかけられた約2万人のファンが大きな拍手と悲鳴にも近いラブコールを浴びせると言うチームとファン総出での引き留め工作。更に、追い打ちをかける様に明石家さんま率いるダメダメボーイズが乱入し「ヤクルト辞めちゃ、ダメ!ダメ!」とダメ出しを食らわせた。川崎は「公の場で『残ってくれ』と言われると、心打たれるものがある」とコメントを残したものの、依然として残留か移籍かについては白紙を強調している模様。