球界トピックス

11月23日 


 選手会、コナミとの独占契約に猛反発! 肖像権の管理運営を通告!
選手の肖像権を管理している日本野球機構が、スポンサー料のお礼と言う安易な発想で今年4月からコナミと実名使用の独占契約を結んでしまった事について、労働組合・日本プロ野球選手会は「そのせいで『劇空間プロ野球』は半年近く発売が延期されると言うショボい展開になっちまったんや! 昨年のデータのゲームが今年のシーズン終盤に出るとは何事じゃ! 独占契約結んどる暇があったら、水島新司に早く肖像料を払わせんかい!」と怒り心頭で、今更になって猛反発している事が明らかになった。選手会は、肖像権について取り決めた統一契約書の第16条を適正に運用していない等の理由から、通告した20日から肖像権を選手会で管理、運営していくとした。機構側は「そないな事されたら、コナミから資金のバックアップをして貰えへんやないけ! やはり野球ゲームは『パワプロ』やで! 『劇空間プロ野球』など、凄いのはグラフィックだけで野球ゲームとしてはクソゲーやがな! それに疫病神の水島新司から金なんかとったら、どんな呪いをかけられるか分からんやろが!」と、コナミとの契約が白紙と化してしまう可能性に慌てふためいており、近日中にも各球団と対応を協議する予定。

 ローズとの再交渉は残留を基本線! 
ローズの涙を流しての現役引退表明が猿芝居だったと気付き、自由契約の方針を撤回して再交渉に臨む事となった事について、この日、野口編成・運営担当取締役は「ウチと契約する事を第一に考えている。トレードを決めている訳ではない」と発言。これに対して、石井タクローは「(ローズが)夢に出てきた。正夢になればいいけど」と、自分に予知夢の能力が隠されている事を期待しながらも、「(ローズの復帰は)別れた恋人とヨリを戻す様なものだが、僕の持論では一度別れたらヨリを戻してもうまくいかない」と、瀬能あずさと別れた自分に照らし合わせているかの様なコメントを残した。既に、ローズの背番号「23」はオリックスから獲得した小川に行き渡る事が決定しているなど、来季、ローズはいないものとして考える雰囲気がチーム内にも浸透しつつある様だ。横浜はFA宣言した新庄(阪神)との交渉にイマイチ手応えを掴みきれていない事から、新庄獲得に失敗した場合、用意した資金をローズの残留交渉にあてがう予定だが、逆に言えば、新庄獲得に成功した場合、ローズの残留の線はなくなる可能性が高いと言う事になる。あからさまに二股をかけている様を見て、両者から見切りをつけられてしまう可能性も十二分に考えられるだろう。

 桑田、「茂雄ストレス」爆発! 銀メダリスト・増淵にバット直撃!
シーズン中から茂雄に執拗な嫌がらせを受け、日本シリーズでは敗戦処理と言う屈辱を味わわされて、鬱憤の溜まっている桑田がついに爆発! この日、東京ドームで行われた「ジャイアンツ ファンフェスタ」で、東女体大ソフトボール部との対決が開催されたが、東女体大ソフトボール部のエースはシドニー五輪・銀メダルの立役者の一人でもある増淵まり子五輪には何も協力しなかったにも拘わらず、日本シリーズでは五輪の功労者を呼びまくり、中日・星野監督から罵倒されるなど、見苦しい真似を繰り返していた巨人だったが、またも懲りずに五輪の功労者を引っ張ってくると言う球団の節操のなさに呆れ返った桑田は茂雄によるストレスが溜まってイライラしていた事もあってか、打席に立って、空振りした際、バットを放り投げ、増淵の右膝に直撃させたのだ! これにはお祭りムードだった場内も一瞬にして凍り付き、東女体大・吉見監督も顔面蒼白。急遽、担架で運ばれた増淵だったが、幸い骨には異常もなく、打撲と擦過傷と言う軽傷で済んだ。銀メダリストを血祭りにあげて、鬱憤を晴らした桑田は「インハイの後のチェンジアップは勉強になった。来年、使わせて貰う」などと、いけしゃあしゃあと言ってのけた。

 代理人交渉に、元メジャー・木田画伯も名乗り!
下柳(日本ハム),川尻(阪神)と日米野球でメジャーを翻弄した投手が次々と、メジャー流の代理人交渉を宣言している事に対して、元メジャーリーガーとしては黙っておれないとばかりに今季途中で日本球界に出戻りした木田画伯も、12月11日に予定されている契約交渉に代理人を同席させる意向を示した。既に、この事は球団にも報告済との事。元メジャーリーガーとあって、メジャー移籍を図った際に契約を結んだ百戦錬磨の代理人がいる木田画伯ではあるが、今回の時限立法では代理人は弁護士限定とされている為、この代理人を同席させる事が出来ず、現在、別の代理人を模索している最中だと言う。

 トラさん、40%の大幅ダウンで残留決定!
シーズン終盤、「何であの人が一軍なのか分からない。それよりゼブラ今岡を上げるべき」と言うナインの声を無視して、強引なまでに一軍で起用されて残留アピールをさせて貰ったノムさん子飼いのトラさんが、秋季キャンプ中に減額上限の25%を遙かに超過する40%減の3000万円(推定)で既に、契約更改を済ませていた事が、この日、明らかになった。球団は終盤の残留アピールもイマイチだったと、戦力外とする予定だったが、トラさんを可愛がるノムさんの強い意向により、年俸大幅ダウンを条件に残留が決定した模様。トラさんは「ユニフォームを着られるだけでも幸せ。もう1年頑張れと言ってくれたノムさんの為にも、来年は男の意地にかけてやりたい」とコメントを残した。

 新庄に再度の残留要請も、結論は保留!
この日、甲子園球場でファン感謝デーを行った阪神だが、その前に、野崎勝義球団専務がFA宣言した新庄に「阪神に残ると言う事を早く決めて欲しい(でないと、来年のカレンダーがいつまでも作れなくて困るんや!)」と、改めて残留交渉を行った。これに対して、新庄は近日中にもヤクルトと2回目の交渉を行う予定もあってか、「本当に迷っている」と相変わらずの煮え切らない態度で、結論を保留。これに業を煮やしたか阪神は、来季からリニューアルされるビジター用のユニフォームとして候補に上がっていた3タイプのうち、新庄が希望していたグレーの縦縞なしのタイプのものを内定として、ファン感謝デーにおいて、新庄に着せてお披露目させると言う姑息な手段を敢行。この意図を察知したファンは大喝采を送って、新庄に対して残留希望を呼びかけたものの、新庄は「それとこれとは話が別」と、全く取り合う様子を見せなかった。

 藤井投手を偲ぶ会に、約3000人が参列! 王さん、日本一奪回を誓う!
この日、福岡市内のホテルで10月13日に31歳の若さで急死した藤井将雄投手を「偲ぶ会」が開かれた。王さん以下、球団関係者約100人に加え、約3000人のファンが参列。会場では藤井投手の活躍するビデオが流され、遺品や写真パネル等が展示された。代表して挨拶を行った王さんは「君の優しさや勇気に負けない様、選手も頑張る事でしょう。来年はV3,日本一奪回を目指して頑張っていきます。これからも一緒に戦っていきましょう」と、藤井投手に対して、来季の優勝を誓った。