球界トピックス

11月21日 


 茂雄、阿部優遇発言を撤回! 一貫性のなさにますます総スカン!
この日、契約金1億円プラス出来高5000万円、年俸1300万円(いずれも推定)で仮契約したドラフト1位の中央大・阿部慎之助捕手(21)に対して、再三再四「開幕スタメンで使いますよ、エヘヘヘ〜」と全く競争をさせる事なく起用する事をほたえていた茂雄だが、前日、入団発表を行ったダイエーから移籍の吉永から「普通にやっていれば(阿部に)負ける筈がない!」と豪語されるなど、早くも現有戦力から総スカンを食らった事を危惧した事で「横一線で4人(阿部,吉永,チュウ,村田善)で争って貰いますよ、エヘヘヘ〜」と当初の構想をいとも簡単に翻してしまった。しかし、これは相変わらずの一貫性のなさを露呈しただけに過ぎず、阿部に対する優遇措置発言の事実がなくなった訳ではなく、茂雄に対するナインの不信感はますます募る結果になったと言っていいだろう。

 ナベツネ、恒例のイカレ発言! 高校生逆指名の密約を暴露! 
口を開けばイカレ発言のナベツネがまたやった。この日、東京サンケイビルのオープン祝賀会に出席したナベツネは巨人を熱望していたにも拘わらず「新興の金貸し屋」と罵倒していたオリックスに1位指名でかっさらわれた敦賀気比・内海の件について「五輪に協力すれば、今年は高校生も逆指名出来るとコミッショナーから聞いていたんだが…」などと、巨人は全く五輪に協力していないにも拘わらず、いけしゃあしゃあと言ってのけたのだ。更に、内海の恋女房・李を人質にするかの様に8位指名する姑息な手段を使いながら、いかにもオリックスが悪者と言わんばかりに「内海は可哀想だな。3年後にもう1回ドラフトって訳か」とほたえて、3年後に向けてのラブコールを送ったものの、当の内海は、この日、「時間をかけてゆっくり考えたい」とコメントを残している。好きな球団である巨人とは言え、こんなイカレオーナーの実態を目の当たりにしてしまっては巨人入りの気持ちも萎えてしまうのではないかと、関係者は戦々恐々だ。

 ローズ、急転、オリックスへトレードか!?
現役引退を表明したにも拘わらず、日本球界復帰と言う背信行為の疑惑がかかっているローズに対して、バカ正直に信頼していては危険だと、今頃になってようやく気付いた横浜の野口編成担当取締役は当初、予定していた自由契約を取りやめ、保有者リストに載せる意向を表明。これにより、ローズ獲得に最も力を注いでいた中日はセ・リーグ移籍は確実に阻止されると見たか、撤退の方向となった。一方、パ・リーグのオリックスは横浜にトレードされたどこでも守れるが守れるだけの小川…、もとい京都の花札屋に落札された鈴木の穴埋めとして、ローズ獲得へ強い関心を示している模様。ローズならばポスト鈴木としての活躍は十分に期待出来る存在であり、ローズの代理人はアリアスと同じな上、京都の花札屋から約14億円をゲットした事で高額の複数年契約を要求しているローズを迎え入れるだけの資金にも余裕がある状態とあって、本格的に獲得に乗り出す可能性は大いに考えられる所だろう。

 斎藤タカシ、代理人同席の可能性を示唆!
メジャーを手玉に取った下柳(日本ハム),川尻(阪神)が相次いで代理人交渉を行う事を表明しているが、これを聞いて、代理人を同席させればメジャーを翻弄出来ると勘違いしたのか日米野球にすら出られなかった斎藤タカシまでが、12月上旬に予定されている契約更改交渉の席で、代理人を連れてくる可能性を示唆した。既に、知人から紹介された弁護士に、データ分析や情報収集の依頼はしているとの事だが、そのデータを自分で活用するか、その弁護士に活用して貰うかについては、まだ決めかねている様だ。

 立命大・山田、仮契約! 早くも新人王奪り宣言!
一時は逆指名を白紙に戻しながらも、「経営は今後上向き」などと言うダイエー側の主張する空手形にまんまと騙されたのか、はたまた父親によって暴露されたと噂される出所不明の6億5000万円の裏金のせいか、結局、ドラフト2位指名となった立命大の山田秋親投手(22)がこの日、京都市内のホテルで瀬戸山球団本部長、小川編成部長らと入団交渉を行い、契約金1億円プラス出来高5000万円、年俸1300万円(いずれも推定)で仮契約した。背番号は「17」に決定。山田は「三振より勝ちにこだわりたい。(巨人の)上原さんのテンポの良さを見習って、出来るだけ多く勝って新人王を狙う」とコメントを残した。

 富士重工・井場、仮契約! 背番号「14」に決定!
ドラフト1位で指名した富士重工の井場友和投手(24)に対して、日本ハム・山田スカウトは、この日、群馬県太田市の同社群馬製作所で入団交渉を行い、契約金1億円プラス出来高5000万円、年俸1300万円(いずれも推定)の条件で合意し、チーム一番乗りとなる仮契約を結んだ。この席で背番号が「14」に決定した井場は「『14』と言えば井場と言われる様になりたい。将来的には抑えとして、任せられた場面で力を発揮できる投手になりたい」と抱負を語った。

 W杯参加の意向で合意! 五輪はアマ中心になる可能性を示唆!
この日、東京・内幸町の日本野球機構会議室でプロ野球実行委員会が開かれた。アメリカ側が提唱している2003年のワールドカップ開催に対してへの日本側の対応を協議した結果、W杯が実現した暁には日本も参加する事で合意した。これに伴い、W杯は一線級のプロ中心,五輪はアマ中心と考える事で、2004年のアテネ五輪についてはシドニー五輪の様に一軍クラスの選手を派遣しない可能性も出てきている。