球界トピックス

11月20日 


 ローズ、引退撤回か!? 横浜、移籍阻止へ強行措置も検討!
今季、現役引退を表明して退団したローズの言葉を真に受けて、今月一杯で自由契約選手とする方針だった横浜だったが、ここにきて、中日,阪神を初めとする数球団からオファーの情報が入っているなど、身辺が慌ただしくなってきた事で、保留者名簿に載せる可能性が出てきた。一時は引退を表明したローズだが、代理人によると「あの時は引退と言う気持ちだったが、1ヶ月たって気持ちが変わっている部分もある」などと、昨年同様に引退宣言がカモフラージュだった疑いが強まっている。これを聞いた笹川運営部長は「(保留者名簿に載せるに現年俸の25%を支払う義務があるので)こちらに契約する意思のない選手を保留者名簿に載せつづけるのもどうかと思うが、パ・リーグならまだしも、セ・リーグに移籍されたら、球団のメンツが立たない。パ・リーグにトレードと言う事もあり得るとコメント。ローズ本人のサインが必要な任意引退にこぎつけるのは難しいとあって、強硬措置も辞さない構えだ。

 ドラフト7位・小野剛、背番号「59」と登録名「ゴウ」を熱望!
この日、中村スカウトから指名挨拶を受けたドラフト7位の小野剛(武蔵大)が、「(飯塚実にオカマポーズを取らせる為に審判にボールを投げつける、と言った様な)問題を起こすつもりではない」と前振りした上で「ドミンゴの様に闘志を剥き出しにした熱い投手になりたい」と、今季限りで退団の決まっているドミンゴの背番号「59」を熱望している事が明らかになった。また、サイドスロー転向に伴い、茂雄暗殺を図った不屈の男・小野仁が同僚にいると言う事で「登録名を『ゴウ』にしたい」と、巨人の日本人選手では初のカタカナ登録名をも希望した。

 吉永,大野、それぞれ移籍先で入団発表!
この日、巨人球団事務所にて、ダイエーから交換トレードで移籍した吉永の入団発表が行われた。茂雄が吉永を捕手として再生させると言いながら、ドラ1ルーキーの阿部(中央大)を開幕スタメンで起用するなどとほたえている事について「(阿部のプレーは)全然見た事がないので分からない。普通に自分の力を出せれば、何とかなる相手だと思う」と、茂雄の飼い殺し政策を打ち砕かんとする姿勢を見せた。一方、吉永との交換でダイエーに移籍した大野も、この日、福岡ドームにて入団記者会見を開いた。大野は「トレードには正直びっくりしたが、大学(九州共立大)で4年間過ごした福岡なので嬉しい」とコメント。大学時代の後輩である柴原との外野レギュラー争いについては「自分の方が先輩だが、柴原のいい所をしっかり盗んで、競争していきたい」と意欲を見せた。

 新庄、ヤクルトは初の入団交渉! 条件提示はなし!
FA宣言した新庄はこの日、真っ先に獲得に手を挙げた横浜をさしおいて、東京都内のホテルでヤクルトと初の入団交渉を行った。当初、「目一杯の金額を提示する」と気合いの入っていた田口球団社長だったが、新庄に「今の気持ちは白紙の状態」と言われた事で「条件面の話をする様な雰囲気じゃなかった」と尻込みして、結局、具体的な条件提示を出せず仕舞い。新庄は「ヤクルトはみんな自由に楽しんでプレーしている印象が強く、明るいチームと言うイメージ。(獲得したいと言う)気持ちが伝わってきて、本当に嬉しく思う」と入団に前向きなコメントを残しているが、田口球団社長は「手応えはあったんだが、正直分からない」と、何を考えているかさっぱり掴みきれない新庄に拍子抜けの様子だった。

 川尻、セ・リーグ初の代理人交渉宣言!
川尻はこの日、12月5日に行われる契約更改交渉で代理人を同席させる意向を明らかにした。「制度が決まった時から考えていた」と言う川尻だったが、日米野球で死神ボールによりメジャーを震撼させた下柳(日本ハム)が交渉もメジャーばりとばかりに代理人を連れてくる事を明言した事に触発され、同じく日米野球で2年前に続いてメジャーを翻弄する快投を展開した自分も対抗しようと考えた模様。既に、大阪市内の弁護士に代理人の依頼を済ませており、近々、正式に契約を結ぶ予定との事。