球界トピックス

11月1日 


出身地別東西対抗戦・コナミスーパーベースボール2000 東京ドーム
東軍 100001301  6
西軍 001122001× 7
[東]小野(M)−いっこく堂(G)−アゴくら(Bu)−高橋(C)−●五十嵐(S)
[西]ジョニー黒木(M)−ノリダー柏田(G)−ハマのチンピラ(YB)−前川(Bu)−戎(BW)−○織田裕二(T)
本:鈴木なおのり(YB)1、ハイツ田口(BW)1,2、中村(Bu)1,2、金城(YB)1
 
西軍、川相不在で完全無策の一発攻勢! 中村、サヨナラMVP弾!
中途半端な故障でサボタージュ続出の上に、茂雄の陰謀により名手・川相(巨人)がメンバーから漏れると言う悪夢の様な展開でシラけムードとなった出身地別東西対抗戦だが、先手を取ったのは東軍。憧れの和製オジー・川相をバックに投げられる数少ない機会とあって楽しみにしていたものを無惨に打ち砕かれた事で落胆を隠せない西軍先発・ジョニー黒木(ロッテ)から鈴木なおのり(横浜)が左中間スタンドへ先制アーチ! 1点を追う西軍は3回、いっこく堂・高橋尚(巨人)からハイツ田口(オリックス)が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに左中間スタンドへソロアーチを叩き込み、同点。続く4回には同僚のアゴくら(近鉄)から中村(近鉄)が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに右中間スタンドへ豪快なアーチを放ち、勝ち越しに成功。更に、一死満塁とチャンスを掴んだ西軍だったが、中井美穂の旦那・古田(ヤクルト)がショートゴロゲッツーに倒れる最悪の展開で川相不在の弊害を露呈。続く5回にも西軍は一死二、三塁とチャンスを掴むと、前の打席で一発を放っている中村はレフトへの浅いフライ。タッチアップは無理かと思われたが、川相不在では強引に点を獲りに行くしかないと判断した三塁走者・金城(横浜)は果敢に本塁へ突入し、巧みなスライディングで3点目をゲット! 更に、この後、破戒僧・清原(巨人)のタイムリーで1点を追加。直後の6回、東軍は先頭の小坂(ロッテ)がヒットで出るも、続くガッツな貴公子・仁志(巨人)はショートゴロで最悪のゲッツー…と思いきや、川相不在の影響で不慣れなショートを守らされる事になった金城がエラーを犯して、無死一、二塁。二死一、三塁と場面が変わった所で今夜の松井さんが(巨人)が弾丸ライナーで左中間を真っ二つに破るタイムリー二塁打! 2点差に迫られた西軍はその裏、この回から代わったばかりの高橋(広島)に対して、ハイツ田口が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに左中間スタンドへこの日2本目となるソロアーチを叩き込むと、更に、金城が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに左中間スタンドへソロアーチを放り込んで、リードを4点と広げた。川相不在ならば付け入る隙はあるとばかりに勝負を諦めない東軍は直後の7回、西軍4番手・前川(近鉄)に対して、関川(中日),金子(日本ハム),鈴木郁(中日)と3連打を浴びせて、まず1点。続く小坂がライトへ犠飛を打ち上げて、2点目。川相不在とあって落ち着きを取り戻せない前川に対して、更に畳みかける様に、仁志がセンター前へ弾き返すと、続くフクーラ(ロッテ)がレフト前にタイムリーを放ち、1点差。5−6で迎えた土壇場9回、東軍は抑えで登場した織田裕二(阪神)から二死二塁とチャンスを作ると、仁志がライト前にタイムリーを放ち、ついに同点。追い付かれた西軍はその裏、五十嵐(ヤクルト)から、先頭の中村(近鉄)が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへこの日2本目のホームランを叩き込み、劇的なサヨナラ勝ち。MVPはサヨナラ弾を含む2ホーマーを放った中村が文句なしの受賞となった。

 立教大・上野、巨人を正式に逆指名!
茂雄ヘッポコ采配による拙攻地獄を打破する名手・川相に堅実無比の職人芸により6年ぶりの日本一に輝いた巨人だが、この日、立教大の上野裕平投手(21)が記者会見を開き、巨人を正式に逆指名した。大学通算12勝をマークした上野はMAX147kmの速球と鋭いフォーク,スライダーが武器の本格派右腕として期待されているが、「ゆうへい」などと、不吉な名前の持ち主である事から、茂雄の嫌がらせを受けて幽閉された儘、選手生命を断たれるのではないかと、早くも関係者は戦々恐々だ。尚、巨人は上野を2位で指名する予定。

 小川←→進藤ら、3対3の交換トレード合意!
オリックスの小川,杉本友,前田と横浜の進藤,新井,戸叶の3対3の交換トレードが合意に達した事が明らかになった。当初は小川と進藤の1対1の交換トレードで話が進められていたが、最終的には両者を軸とした大型トレードに発展。オリックスは昨年、FA宣言した進藤の獲得に動きながら、折り合いが合わなかったが「FAなら移籍金払わなあかんが、今回はただ同然で万々歳やろ」などと持ちかけた横浜の甘い言葉にまんまとひっかかり、おまけ同然の新井,戸叶を加えられた事で、内野ならどこでも守れる(が守れるだけの)小川ばかりか、ただでさえ少ない先発ローテ候補の杉本友までむざむざ放出してしまう有様。小川獲得に成功した森監督は「レギュラーはタクローとなおのりだけ」と語り、どこでも守れる(が守れるだけの)小川をレギュラー争いのカンフル剤とする意向を明らかにした。

 阪神、徹底したカツノリ包囲網! SAMもFA残留決定!
今季FA権をゲットし、動向が注目されていたSAMが、この日、球団と2時間近くに渡って交渉。矢野のFA残留が内定したとは言え、捕手の予備要員がいないと、いつカツノリがスタメンマスクをかぶってしまうか分からないと戦々恐々の球団は必死の説得を行い、総額2億円(推定)の3年契約と言うSAMレベルの選手に対して、破格の条件を提示。これを受けたSAMは「金額的な事より、SAMと言う人間を高く評価して貰え、感激した」などと、綺麗事をほたえながらも、破格の待遇に諸手を上げて、FA残留する事を決めた模様。

 球界総ぐるみで甘やかし放題! 霊感投手・松坂、3日にもキャッチボール許可へ!
50kmオーバーで免停中に柴田アナ宅へ行く為に無免許運転をかまして、駐車違反を犯した挙げ句、黒岩広報課長に替え玉出頭させ、書類送検を食らい、謹慎となったにも拘わらず、寮ではTVゲーム三昧で夜更かしをしている上に「早くキャッチボールをさせやがれ」と反省の色が全く見えない霊感投手・松坂だったが、相変わらずの甘ちゃん対応の西武は松坂の要望通り、3日にもキャッチボールを許可する方針を明らかにした。この動きの陰に中井美穂の旦那・古田(ヤクルト)が会長を務める労組・日本プロ野球選手会が「松坂は日本球界の至宝やから、何やっても許されんねん。早いとこ許してやりなはれ」と要望書を提出していた事も発覚。球界総ぐるみで松坂を甘やかし放題だが、対照的に、猥褻事件で逮捕された杉山(元巨人)は日本球界の至宝でない為、何をやっても許される訳ではないらしく、選手会は何もしてくれなかった模様。尚、この日、松坂の替え玉として出頭した事で犯人隠避罪で略式起訴された黒岩・元球団広報課長に対して、東京簡易裁判所は罰金10万円の略式命令を通告した。

 大豊、4年ぶりに古巣復帰濃厚!
毎年恒例の大減俸を食らって、ついにぶち切れ、阪神を自由契約となった大豊だが、これを知った星野監督は「代打で一発の打てる選手がいないし、大豊が入れば攻撃陣も活性化する」として、4年ぶりに古巣に戻すべく、獲得に動く方針を明らかにした。これを受けた球団は近日中に大豊と入団交渉を行う予定。