球界トピックス

10月28日 


東京ドーム:巨人4勝2敗
H  001101000  3
G  00405000×  9
[H]●永井−渡辺正−吉田−星野−篠原−斉藤和
[G]○メイ−木村−平松−岡島
本:今夜の松井さん3、J.マッケンジー4
 
巨人、怒濤のどん詰まりヒット攻勢でON決戦を制覇! MVPには今夜の松井さん!
強制猥褻致傷罪で逮捕され退団した杉山が犯行の際に泥酔していた原因になったと思われる嫌がらせヘッポコ采配をかました責任を追求され、ナベツネから戒告処分を受けた事にも全く懲りていない茂雄は、悪夢の拙攻地獄を一掃する究極無比の職人技で王手に導いた最大の功労者である名手・川相をまたしてもベンチに幽閉する大暴挙に打って出た。更に、茂雄は清水をもベンチに幽閉し、今シリーズではニックンや破戒僧・清原も真っ青のチャンスブレイカーぶりを発揮しているヒットマン後藤を2番レフトに入れる嫌がらせ絨毯爆撃を敢行茂雄がようやく川相の偉大さを理解し、改心したと思われたのも束の間の誤解であったと分かり、試合前から重苦しいムードに包まれた巨人の先発・メイは第2戦同様に川相を幽閉される嫌がらせを受け、今度こそ茂雄批判のビラをバラまいてやると言わんばかりの辛辣な表情でマウンドへ。これに対して、17イニング無得点で崖っぷちに追い込まれたダイエーはまたも主砲・小久保が左脇腹痛の影響でスタメンから外れる苦しい展開。王さんは苦肉の策として、今シリーズ好調のベテラン・秋山をトップバッターに入れる昨シリーズ開幕戦を彷彿させるオーダーを展開するも、その大きな期待を背負った秋山がいきなり空振り三振に倒れる不吉な立ち上がり。続く鳥越も空振り三振に倒れると、大道はライトフライに倒れて、三者凡退。一方、ダイエー先発・永井もその裏、巨人打線を僅か4球であっさり三者凡退に斬ってとる快調な投球を展開。直後の2回、ダイエーは一死からJ.マッケンジーがレフト前にヒットで出るも、井口,柴原と外野フライを打ち上げて、J.マッケンジーは一塁に釘付け。その裏、初回とは打って変わって制球が定まらない永井は先頭の今夜の松井さんに四球を与えると、続くミニキャンプ中に強制猥褻行為を働き、シリーズ終了後に警視庁公安部から事情聴取を受ける事が決定した江藤には2−1と追い込みながら死球を食らわせてしまい、無死一、二塁。しかし、このタダで貰ったチャンスにマッスル千代の富士はセカンドゴロゲッツーに倒れる最悪の展開。続くニックンもセカンドゴロに倒れる相変わらずのチャンスブレイカーぶりを発揮すると言う川相不在を痛感させる拙攻ぶりで、結局、無得点。3回、ダイエーは一死から投手の永井が自ら三塁線を破るヒットを放って出塁。秋山のショートゴロで走者が入れ替わった後、鳥越が粘ってフルカウントに持ち込んだ末に左中間を破る二塁打。走者が入れ替わっていたのが幸いしたか、秋山が一気に三塁を回って長躯ホームイン。この19イニングぶりの得点が6戦目にしてダイエー初の先制点となった。しかし、その裏、巨人は一死からメイが四球を選ぶと、続くガッツな貴公子・仁志のバットの先っぽに当たったどん詰まりの凡フライがレフト線ギリギリにポトリと落ち、深追いし過ぎたレフト・大道が処理にもたついている隙にメイが一気に生還し、あっと言う間に同点。続くヒットマン後藤のセンターフライで仁志が三塁へと進むと、続く破戒僧・清原のサード前のどん詰まりのゴロが幸運なタイムリー内野安打となり、勝ち越しに成功。まともなヒットは1本として打たれていない永井だったが、今夜の松井さんを迎えて嫌な予感がしたのか、王さんは早くも渡辺正にスイッチ。しかし、まさかここにきて水島新司の呪いがついに炸裂する事になろうとは王さんも予想外だった! ここまで何とか水島新司の呪いを跳ね返してシリーズ無失点を続けていた渡辺正だったが、松井さんは川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにバックスクリーン左へシリーズ3号特大2ランを叩き込み、この回、一挙4点。3点を追うダイエーは直後の4回、一死からJ.マッケンジーがレフトスタンド中段へシリーズタイ記録となる4号ソロアーチを叩き込み、2点差。巨人は5回、この回からマウンドに上がったダイエー3番手・吉田に対して、仁志がセンター前ヒット。ここで茂雄は川相にあてつけるがごとく中畑清氏曰く「バントは全然上手くない」ヒットマン後藤に犠打を指示ヒットマン後藤は初球をいきなり失敗するなど、おぼつかない様子ながらも3球目に辛くも成功させると、続く破戒僧・清原が歩いて、一死一、二塁。ここで今夜の松井さんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振! 打球はスタンドにこそ届かなかったものの、左中間を真っ二つに破る走者一掃のタイムリー二塁打となり、2点を追加。更に、春のキャンプ前に「今年はカープを優勝させる為に頑張ります」などとほたえていたのにオープン戦での苫米地の内角攻めにぶち切れて公約を破った江藤の一、二塁間へのどん詰まりのゴロがセカンド・鳥越のシフトの逆をつく内野安打となり、一、三塁とチャンスを広げると、二死後、ニックンのセカンド左へのどん詰まりのゴロを鳥越が追い付きながらもこぼしてしまい(記録は内野安打)、松井さんが生還。更に、チュウの左中間へのどん詰まりのフライがポトリと落ちて、打球が転々とする間に、二者が生還し、この回、一挙5点。大量ビハインドとなったダイエーは直後の6回、川相不在の為に初回から全力投球モードを続けてきた為に疲労困憊のメイに対して、先頭の鳥越が四球を選ぶと、続く大道が粘った末にレフト前に弾き返して、無死一、二塁。しかし、シリーズ第一打席で一発をかまして以来、17打数ノーヒットでこの日も2三振と大ブレーキの松中は見逃し三振。左の松中を抑えた所で茂雄はメイから木村にスイッチ。これに対して、J.マッケンジーは最悪のサードゴロゲッツーと思いきや、川相不在で守備のリズムを乱した江藤がこれを後逸するタイムリーエラーをやらかして、鳥越がホームイン。続く井口はライトへの大飛球を放つも、これをマッスル千代の富士がフェンス手前でジャンピングキャッチ。しかし、フェンスに当たってからキャッチしたと勘違いしたか、一塁走者・J.マッケンジーが大きく飛び出してしまう大チョンボで痛恨のダブルプレーとなり、結局、この回1点止まり。その裏、代わったばかりのダイエー4番手・星野に対して、茂雄は木村に代わって、名手・川相はおろか右投手相手に清水ですらなくソーサ元木を投入するあくなき嫌がらせ攻勢。ソーサ元木はあえなくサードゴロに倒れたものの、川相や清水をベンチに追いやる事が最大の任務であるソーサ元木の結果などどうでもいい茂雄はベンチで歯痒い様子の川相と清水の姿にご満悦。しかし、この後、仁志がヒットで出ると、続くヒットマン後藤が仁志のスタートで井口がベースカバーに入った事でがら空きになった三遊間へどん詰まりのヒットを放ち、一、三塁。破戒僧・清原の打席は空振り三振に倒れたものの、星野の暴投でヒットマン後藤が二進。一塁が空いた事で松井さんは敬遠されて、満塁となったものの、江藤はレフトフライに倒れて、三者残塁。直後の7回、この回から代わった巨人3番手・平松の前にダイエーは三者凡退。その裏、巨人はダイエー5番手・篠原に対して、一死からニックンがレフト前ヒットを放つも、続くチュウのライトフライでニックンが大きく飛び出してゲッツーを食らうと言う6回のJ.マッケンジーのごとき大チョンボで、結局、無得点。直後の8回、ダイエーは先頭の秋山がライト前に弾き返すと、一死後、大道が歩いて、一、二塁としたものの、ここでも松中がサードゴロゲッツーを食らうどん底の大ブレーキぶりで、無得点。その裏、二死となった所で茂雄は今更ながらマルちゃんを投入。弊社が再三指摘していた通り、一発が欲しくて欲しくてたまらない闇の波動に囚われている事がテレビ中継でも暴露されてしまったマルちゃんは全スイング一発を狙っているとしか思えない大振りをかました挙げ句、結局、レフトフライに終わった。土壇場9回、この回からマウンドに上がった岡島に対して、ダイエーは先頭のJ.マッケンジーが三遊間を真っ二つ。しかし、大量ビハインドにより、既にシリーズ体験会モードに突入してしまったダイエーはJ.マッケンジーに代走・大越を投入し、打席には代打・坊西を送るも空振り三振。更に、代打・柳田も空振り三振に倒れると、ニエベスも空振り三振に倒れ、ゲームセット。この瞬間、巨人の6年ぶり19度目の日本一が決定し、金満大補強をかませば優勝出来るなどと言うプロ野球史における悪しき前例を作ってしまう事となった。尚、MVPは第2戦で「巨人よりベイスターズの方がよっぽど危険だな」などとほたえて巨人打線に火をつけてしまい、それ以来出番すら回ってこなかったペドラザ第4戦に世紀の大誤審を犯してダイエーの反撃の芽を摘んだ佐藤審判第6戦で渡辺正に呪いをかけてダイエーのとどめをさした水島新司と言った並み居る有力候補を抑えて、第5戦で堅実無比の犠打を決め、シリーズの流れを大きく巨人に引き寄せた名手・川相が満場一致で受賞…すると思われたが、茂雄の卑劣な根回しにより打ち砕かれ.381,3ホーマー,8打点をマークした今夜の松井さんが選ばれた敢闘選手賞にはシリーズタイ記録の4ホーマーを叩き込んだJ.マッケンジー,優秀選手賞にはガッツな貴公子・仁志チュウいっこく堂・高橋尚が選ばれた

 立命大・山田、オリックスと入団交渉! 鈴木の直筆サイン入りグッズに大喜び!
確実視されていたダイエーの逆指名を急転、白紙に戻した立命大・山田秋親投手(22)は、この日、逆指名白紙撤回後、4球団目となるオリックスとの交渉を行った。岡添球団社長と矢野球団本部長らが出席したオリックス側は父親・卓郎さんも同席した上で約1時間の話し合いを行い、1位指名の確約をすると同時に契約金1億円+出来高5000万円,年俸1300万円(いずれも推定)の条件を提示。また、中日・星野監督の背番号「20」譲渡発言に浮かれまくっている事で山田はプレミアグッズに弱いと踏んだのか、ポスティングシステムを利用してのメジャー行きが濃厚となった鈴木の直筆サイン入りバット&Tシャツをプレゼントする賄賂攻撃。これを受けた山田はやはりプレミアグッズに弱かったらしく「鈴木さんがこんなサインをするのは珍しいとの事なのでとても嬉しい」と語り、オリックスの賄賂作戦は功を奏したかに思われたが、金品の支給は学生野球憲章に抵触する禁止行為。これを神戸に戻ってきてからようやく知らされた岡添球団社長は「全然知らなかった。軽率だった」と認識の甘さを陳謝した。