球界トピックス

10月26日 


福岡ドーム:ダイエー2勝2敗
G  110000000  2
H  100000000  1
[G]○斎藤雅−岡島
[H]●田之上−渡辺正−吉田
本:ニエベス2、江藤1
 
斎藤雅、執念の力投で茂雄の嫌がらせを打破! ダイエー、悪夢の誤審で地元V消滅!
前日、強制猥褻致傷罪で逮捕され退団した杉山が犯行の際に泥酔していた原因になったと思われる嫌がらせヘッポコ采配をかました責任を追求され、ナベツネから戒告処分を受けた茂雄だったが、全く懲りていないらしく、またしても生え抜き野手では最もシリーズ経験豊富な名手・川相をベンチに幽閉する大暴挙に打って出た。ただでさえ杉山事件で盛り下がっていた巨人ベンチはこの茂雄のやり口に試合前からより一層重苦しいムードに包まれる事となった。第3戦で左脇腹を痛めた主砲・小久保がスタメンから外れる苦しい展開のダイエー先発・田之上に対して、巨人は初回、ガッツな貴公子・仁志が四球を選ぶと、ここで茂雄は名手・川相にあてつけるがごとく清水に犠打の指示茂雄に「ヒラメなんてものじゃない、オコゼだよ、オコゼ!」などと中傷された上、第3戦では屈辱のフル欠場を強いられて怒り心頭の清水は怒りで集中力が増したか、きっちり犠打を決めて、一死二塁。ここで破戒僧・清原がセンター前にタイムリーを放ち、4試合連続の先制点をゲット。続く今夜の松井さんのサード後方のフライを小久保に代わってサードに入っていた本間が落球(記録はヒット)、更に、マルちゃんが三遊間を真っ二つに破り、一死満塁のチャンス。しかし、マッスル千代の富士はセカンドゴロゲッツーに倒れる最悪の展開で、結局、1点止まり。巨人先発は斎藤雅。旧三本柱解体プロジェクト推進中の茂雄が嫌がらせとして川相不在の非協力的なオーダーを展開する事を既に覚悟していた斎藤雅は悟りきった表情で柴原,村松と連続三振に斬ってとる最高の立ち上がり。しかし、斎藤雅が内心は川相不在による不安を抱えている事を見抜いていた3番・ニエベスは甘いコースを見逃さずにライトスタンドへ突き刺さるシリーズ2号となる同点アーチ! 追い付かれた巨人は直後の2回、27日発売の「FRIDAY」で杉山が事件を起こしたのと同じ11日夜に門限を破って、翌日未明まで20歳の女性と過ごし、杉山同様に強制猥褻行為を働きながら、被害届が出なかったと言うだけで退団を免れたと掲載される事になった江藤川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに左中間スタンドへソロアーチを叩き込み、再び1点を勝ち越し! 続く3回には怒り心頭の清水の怨念が乗り移った強烈な打球がファースト・松中を強襲(記録はエラー)したものの、破戒僧・清原,今夜の松井さん,マルちゃんとクリーンアップがあえなく凡退し、清水は一塁へ釘付け川相不在をフォローすべく初回から全力投球モードを続け、2,3回と三者凡退に抑えてきた斎藤雅だったが、その影響で早くも疲労困憊。これに対して、ダイエーは4回裏、先頭の村松が一、二塁間を破るヒットで出ると、すかさず二盗に成功。一死後、松中が歩いて一、二塁となったものの、この儘では、旧三本柱解体プロジェクトが進行してしまうとばかりに気力を振り絞った斎藤雅の前にJ.マッケンジー,秋山と連続三振に倒れて、二者残塁。粘り強い投球で追加点を阻んできた田之上だったが、迎えた6回、先頭の破戒僧・清原に四球を与えた所で、王さんは渡辺正にスイッチ。今週も「ドカベン パロ野球編」で微笑や仁志のバットをへし折った事に感動して家宝にするなどと言い出す哀れなヘナチョコ投手として描かれる呪いをかけられた事で心配されていた渡辺正は、呪いの影響か2つの暴投で破戒僧・清原を三塁へ進めてしまったものの、今夜の松井さんを空振り三振,マルちゃんをファーストフライ、そして、マッスル千代の富士をレフトフライに打ち取る好リリーフで呪いの不安に包まれた場内の嫌な雰囲気を一掃。その裏、ダイエーは二死からニエベスが四球を選ぶと、続く松中は一、二塁間の深い所へゴロを放つも、これを予め深めに守っていたセカンド・仁志が好捕し、すかさず一塁へ転送。しかし、松中の執念のヘッドスライディングで内野安打…と思われたが、何と判定はアウトで、スリーアウトチェンジ。直後の7回、渡辺正はまたも三者凡退に斬って取る好投を展開し、味方の反撃に望みを託すと、ダイエーはその裏、一死から秋山がレフト前に会心のヒット。井口の打席でカウント1−1からエンドランを敢行するも、巨人バッテリーがこれを見破ってウエスト。井口は腕を伸ばしてバットを出すも届かず、万事休すの秋山だったが、チュウの二塁への送球が大きく左へ逸れた為にタッチが遅れて、悠々、二盗に成功…と思われたが、何と判定はアウト。秋山は審判の胸を何度か突くなど、あわや退場になりかねない猛抗議をかまし、続いて王さん,コーチ陣も駆け付けたが、判定が覆る筈もなかった。しかし、ミスジャッジに対する秋山の無念を感じ取った井口が右中間を深々と破る三塁打で出ると、王さんは本間に代わって、代打・吉永を投入。ここで茂雄はいつまでも好投を続けられては旧三本柱解体プロジェクト完遂が遠のく一方とあって、引っ込めたくて仕方なかった斎藤雅を引っ込める絶好のチャンスとばかりに岡島にスイッチ。これに対して、王さんはシリーズ絶好調の左殺し・大道を代打の代打で投入したものの、セカンドフライに倒れて、結局、無得点。直後の8回、王さんは渡辺正から吉田にスイッチ。一死後、相変わらず、理不尽に左対左の回避に固執する茂雄は清水を引っ込めると、名手・川相…ではなくソーサ元木を投入するツープラトンの嫌がらせを敢行。ソーサ元木はセンター前に弾き返したものの、清水と川相をベンチに追いやる事が最大の任務であるソーサ元木の結果などどうでもいい茂雄はソーサ元木のヒットにではなく、ベンチで歯痒い様子の清水と川相の姿にご満悦指揮官がこんなザマではチームの気勢が上がる筈もなく、破戒僧・清原は空振り三振。今夜の松井さんが内野安打で出たものの、マルちゃんも空振り三振に倒れて、結局、二者残塁。その裏、王さんは脇腹痛でスタメンから外れていた小久保をついに代打で投入するも、やはり、ケガの影響か力ないスイングでセンターフライと凡退。柴原,村松も倒れて、2−1の儘、試合はついに土壇場9回へ突入した。巨人は先頭のマッスル千代の富士が幸運なショートへの内野安打で出塁。ここで茂雄は名手・川相にあてつけるがごとく、よりにもよって江藤に犠打の指示。川相を代打に出さずにあえてハイリスクの江藤送らせようとする嫌がらせ采配にブーイングの嵐が起こったものの間の悪い事に江藤はたまたまこのバントを成功させてしまい、一死二塁のチャンス。しかし、チャンスブレイカーのニックンはあえなくショートゴロに倒れると、チュウもサードゴロで、マッスル千代の富士は二塁に釘付け。その裏、ダイエーは岡島の前に先頭のニエベスが空振り三振。松中は右中間への大飛球を放つも、フェンス直前で失速し、センターの松井さんがダイレクトキャッチ。史上初のシリーズ4戦連続アーチのかかるJ.マッケンジーもサード正面のゴロに倒れて、ゲームセット。得意の継投策を決め、巨人打線を封じ込めたものの、主砲・小久保の欠場と悪夢の様なミスジャッジの連発が大きく響いたダイエーは地元での胴上げが消滅。一方、川相不在で粘りにも繋がりにも欠ける打線が僅か2点に抑え込まれたものの、嫌がらせプロジェクト阻止に燃える斎藤雅の好投により、茂雄のヘッポコ采配が介入する余地を殆ど与えなかった為に辛うじて逃げ切った巨人は、ついに2勝2敗の五分に戻した。旧三本柱解体プロジェクトの完遂には大きく遠のいたものの、もう1つの嫌がらせプロジェクトである川相幽閉策を敢行した儘、結果として勝利してしまった事に茂雄はご満悦とあって、今後も川相幽閉策を貫く可能性が高いとあって、ダイエーがつけいる隙は十二分に残されており、巨人の悪夢の6年連続日本一獲り失敗の危機は徐々に迫りつつある。尚、前日逮捕され、この日、宮崎地検に送検された杉山に対して、コミッショナー事務局にウェーバー公示をせずに自由契約扱いとする事を要望していた巨人だったが、それを認める様なコミッショナー事務局の長谷川広報部長の発言とは裏腹に結局、認められなかった。これを受けた巨人は任意引退の手続きを行った上で、公示後、即自由契約とする二度の手続きを敢行。これで杉山は巨人の許可なくして他球団に復帰する事は出来なくなったが、ここまで手間をかけた以上、巨人がそれを許可する可能性は低く、杉山の日本球界復帰はほぼ絶望的と見られている。

 元西武・前田、日本球界復帰をかけて秋季練習に参加!
メジャーにかぶれて全く似合っていない事も自覚せずに髪を金髪に染めて悦に入り、分をわきまえずに西武と半ば喧嘩別れした形でアメリカに渡った前田(ヤンキース傘下・3Aコロンバス所属)がメジャー挑戦どころか3Aでもパッとしない事でようやく自分の器の小ささが理解出来たのか、髪を黒く戻して日本球界復帰を目指すべく、この日、ナゴヤ球場で行われた中日の秋季練習に参加した。山田コーチは「西武時代はもっと荒々しかったが、今日見た感じでは面白いなと言う印象」と語り、29日から開かれる伊良湖での秋季キャンプに前田を帯同させる可能性も示唆した。

 阪神&中日、立命大・山田に必死の入団交渉!
一時はダイエーを逆指名する事が確実視されていたが、親会社の経営不振ぶりに臆した家族の猛反対を受け、白紙に戻した立命大の山田秋親投手(22)に対して、今がチャンスとばかりに、阪神と中日が京都市内の立命大野球部合宿所を訪ねて、交渉を行った。一足早く交渉を行った阪神は野崎球団専務ら4人が訪問し、契約金1億円+出来高5000万円,年俸1300万円(いずれも推定)の条件での「2位指名」を提示。一方、佐藤球団社長ら3人が訪れ、父親の卓郎さんも同席しての交渉となった中日は情景提示はしていないものの、「1位指名」を確約。その上で佐藤社長は「すんなり逆指名を決めてくれないと、星野監督が肘テツを食らわせに来てしまいますよ」と殆ど脅迫に近い交渉をかましたと見られている。

 阪神、新助っ人2選手の獲得が内定!
球団初の3年連続最下位に甘んじた阪神はノムさんの球団私物化を阻止すべく、ケニーやダンと言った野村一族経由でない新助っ人として、パドレスのバディ・カーライル投手(22)とメキシカンリーグのイバン・クルーズ内野手(32)の獲得を内定させた。カーライルは150km近い速球とスライダーが武器の大型右腕で、メジャーでは通算7試合で1勝3敗 防御率5.97と結果を残せていないものの、シーズン中に現地視察を行った黒田バッテリーコーチ及び長島二軍打撃コーチの調査では上位ランクとしてリストアップされていたとの事。一方、クルーズもメジャー経験は浅いものの、今季途中から移籍したメキシカンリーグでは51試合で20本をマークしたパワーヒッターでノムさんもビデオチェックで高い評価を与えていたと言う。両選手共に交渉は最終段階まで来ており、近く渉外担当者が渡米して正式に契約を結ぶ予定。しかし、いずれも野村一族経由でない為、キャンプ中にノムさんにネチネチとシメられまくった挙げ句、シーズン序盤で途中帰国となり、野村一族経由の助っ人にすげ替えられるのではないかと危惧する声が耐えない状態だ