球界トピックス

10月24日 


 新庄、FA宣言を示唆! 横浜、早くも参戦表明!
今季、FA権を取得した新庄がこの日、西宮市鳴尾浜の合宿所で残留を図る阪神球団と交渉。球団側は前回の交渉から更に2億円増の4年8億円(推定)を提示したと見られているが、新庄にとっては元々、条件提示はどうでも良かったらしく、僅かに20分で決裂。交渉後、新庄は「FA宣言します。(交渉の席では)他球団の話を聞いてから残留するか出るか決めると言いました」と、FA宣言する意思を明らかにした。既に、親族会議で決まった通り、新庄は「残留が一番なのは確か」と、一応残留を基本線としてはいるものの、既に水面下で調査に動いている横浜がローズの抜けた穴を埋めるべく獲得に乗り出す事を示唆。また鈴木のメジャー行きが内定したオリックスは集客力の点を含めてもポスト鈴木最有力候補とみており、仰木さんと話し合いの場を持った上で方針を決める予定。また、持病の欲しがり病が再発するのではないかと注目されている巨人の茂雄は「(現状で)外野はたくさんいる? いや、とにかく情報が少ないから分からないですねぇ、エヘヘヘ〜」とお茶を濁しており、獲得への意思を完全否定しない辺りがアヤしいと専らの噂。一見、層が厚いかに見える巨人の外野陣も確定しているのは今夜の松井さん,マッスル千代の富士のみ。本来ならば、残り一席は清水がどっかりと座って当然なのだが、清水嫌いの茂雄により、ど素人のソーサ元木や内野手登録のヒットマン後藤、果てはマルちゃんなどが割って入る様な異常事態が繰り広げられており、清水への更なる嫌がらせ&横浜の戦力アップ阻止の為に動く可能性は大いに考えられる所だ。かつて「巨人だけは行かない」とほたえていた新庄だが、この日は「巨人から話が来たら聞いてみたい気持ちはある」などと意味深なコメントを残している。

 ダイエーのスパイ疑惑に疑心暗鬼! サイン変更で最低限の対抗策!
第3戦で好投した上原が「クセがバレていた」と語り、中盤からサインを変えた途端にピシャリと抑える事が出来た為に、にわかにサインないしはクセ盗み疑惑が浮上しているダイエーに対して、水野コーチは「途中から打たれてないんだからいいじゃない」などと脳天気なコメントで、この疑惑に首を突っ込む気はない模様。今季、パ・リーグはグラウンド外は勿論の事、グラウンド内でも、情報伝達行為が禁止されていたが(セ・リーグはグラウンド外のみ)、日本シリーズにおいては、これに関する申し合わせは皆無な状態。かつてスパイ疑惑に包まれたダイエーなだけに、巨人側は事を荒立てる気がない様子を見せながらも、実際には疑心暗鬼に陥っている模様でサインのパターンを複数用意するなど、最低限の対抗策を練っていく方針を明らかにした。

 小久保、練習欠席で治療に専念! 第4戦以降の出場に意欲!
第3戦で左脇腹を痛めて途中欠場した主砲・小久保だが、この日は練習に参加せず、マッサージ及び針治療に専念。幾分、回復した事で「この2日間(のブランクは)僕にとって本当に大きいです。昨日から今日にかけては全然状態が違うし、明日になればもっと回復するでしょう」と安堵の表情を浮かべた小久保は「第4戦は何が何でも出る。出るからには(DHでなく)サードできちんと出場しますよ」と意気込みを見せた。また、この日、かねてより王さんと親交のある若貴軍団・二子山部屋の一角を担っていた藤島親方が「人気下降中の花田一族の活性化の為には、やはり『わかたか軍団』には日本一になって貰わないと」とばかりに(3年前から脳神経外科学会の為に福岡ドームが抑えられていた為)雁の巣球場で行われていたチーム練習中に激励に訪れた。 

 沢村賞、16年ぶりに該当者なし! 来年は救援投手も対象に!?
この日、最も活躍した先発完投型投手に贈られる沢村賞の選考委員会が、福岡市内のホテルで開かれたが、16年ぶりに「該当者なし」となった。ノーヒットノーランを達成し最多勝にも輝いたバンチ(中日)最優秀防御率&最多奪三振の石井一(ヤクルト)投手三冠も狙えると言われながら、結局、最高勝率の一冠に留まった小野(ロッテ)50kmオーバーで免停を食らっているにも拘わらず、柴田アナ宅へ行く為に無免許運転をかまして、駐車違反を犯した挙げ句、黒岩広報課長に替え玉出頭させ、書類送検を食らい、無期限の自宅謹慎を言い渡していた霊感投手・松坂(西武)の他、山本昌(中日),メイ(巨人)らも候補に挙がったものの選考基準である「15勝,防御率2.50,勝率.600,10完投,150奪三振,登板試合25,投球回数200」をクリアした選手は皆無。最多の3部門をクリアしたバンチは最有力候補となったものの、(絶対的な抑えとしてギャラードがいた為に)完投が僅か2つと少ない事が響いて、選から漏れた。選考委員の稲尾和久氏は「ミレニアムの年なのに残念。今は分業制が確立してきているから、来年以降は先発完投型でなくても考慮する」と語り、来年から中継ぎ、抑え投手にまで選考対象を広げる可能性を示唆した。

 新助っ人・バワーズ、獲得決定! ベタンコートはウェーバー公示へ!
横浜はこの日、来季の新助っ人投手として、フィリーズ傘下の3Aスクラントン所属のシェーン・バワーズ(29)の身分照会を済ませ、今月下旬にも正式に契約を結ぶ事を明らかにした。195cm 100kgの大型右腕のバワーズはメジャーでは通算5試合で0勝3敗 防御率8.05と結果を残していないものの、今季は3Aで36試合に登板し、8勝7敗1S 防御率4.65の数字。既に、フィリーズのマーク・ホージマー投手(31)の入団も内定しているとあって、「ポストササキ様」としての期待を微塵に打ち砕いたインケツ助っ人・ベタンコートはウェーバー公示された。