球界トピックス
１０月２３日
福岡ドーム：ダイエー２勝１敗
Ｇ ０３４０００２００ ９
Ｈ ０３０００００００ ３
[G]○上原−岡島
[H]●ラジオ−渡辺秀−星野−篠原−斉藤和
本：マッスル千代の富士１、Ｊ．マッケンジー３、今夜の松井さん２
主砲・小久保、脇腹痛で悪夢の途中退場！ 非常事態発生でダイエー王手ならず！
「２０世紀最後を飾るシリーズにふさわしく、素晴らしい野球の醍醐味を見せますよ、エヘヘヘ〜」などとほたえていたにも拘わらず、第２戦を終わった段階で素晴らしい野球の醍醐味を見せたのは王さんばかりで、ほたえた当人の茂雄はひたすら無様な野球の醍醐味を見せ続ける展開となったＯＮ決戦。名手・川相を実質上フル欠場に追い込み、得意の無駄使い継投をかまして、むざむざ連夜の逆転負けを喫したにも拘わらず、茂雄はまたも懲りずに生え抜き野手では最もシリーズ経験豊富な名手・川相をベンチに幽閉する大暴挙に打って出た。更に、シリーズ第一打席でこの上なく高い確率で失敗する事が分かっていながらバントを強要して大恥をかかせ、まんまとインケツ地獄に陥れた清水を引っ込める嫌がらせをかまして、ヒットマン後藤を投入。更に、ペナントの優勝決定試合で起死回生の同点満塁弾を放ったにも拘わらず、称賛するどころか「意外性の男」などと侮蔑してインケツ地獄に陥れた江藤をも引っ込めて、ソーサ元木を投入する嫌がらせオーダーを展開。巨人ナインは前日、ペドラザに「（巨人より）ベイスターズの方がよっぽど危険だな」などと加藤哲ばりの嫌味をかまされた事に対して、無理矢理怒りを振り絞る事で、茂雄の嫌がらせ絨毯爆撃によるモチベーションの低下を食い止めるのに精一杯だった。これに対して、ダイエー先発・ラジオは初回、ガッツな貴公子・仁志を三振に斬ってとると、茂雄の陰謀によりスタメンに入ったヒットマン後藤，マッスル千代の富士の６番降格に伴い３番に入った破戒僧・清原も簡単に退ける快調な立ち上がり。一方、人身事故を起こすわ、肉離れに陥るわで一年目の栄光が灰燼と帰してしまいシリーズでの汚名返上を誓っていた巨人先発・上原だったが、相変わらず、川相をバックに置いてくれない茂雄の嫌がらせに冴えない表情。これに対して、ダイエーは先頭の柴原が粘った末にセンター前に弾き返すヒットで出ると、シリーズ初スタメンとなった村松がきっちり一、二塁間に叩き付ける進塁打を放ち、一死二塁。二死後、主砲・小久保がレフトスタンドへ一直線の大飛球を放つも、無情にも僅かに左へ切れる大ファール。結局、小久保は見逃し三振に倒れて、この回は無得点。直後の２回、巨人は一死から、シリーズ前から絶好調ぶりをアピールしていたにも拘わらず、ここまで幽閉され続けた事に怒り心頭のマルちゃんが気迫でラジオを圧倒し、四球を選ぶと、６番に降格され怒り心頭のマッスル千代の富士が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへシリーズ初安打となる２ランを叩き込み、２点を先制。更に、二死後、ニックン，チュウと連打を浴びせると、仁志もショートへのタイムリー内野安打を放ち、３点目。なおも二死一、二塁のチャンスだったが、清水を差し置いて出場のヒットマン後藤はあえなくファーストゴロに倒れて、二者残塁。３点を貰っても川相不在の不安感が拭えない上原に対して、過去２戦と何ら変わらない展開に全く気後れする事のないダイエーはその裏、一死からＪ．マッケンジーがバックスクリーンへ３戦連発となるソロアーチを叩き込み、反撃の狼煙を上げると、続く秋山がレフト線へ二塁打。更に、井口がセンター前ヒットで続き、一、三塁のチャンス。鳥越は三振に倒れて、二死となったものの、続く柴原の打席で井口が二盗を敢行し、二、三塁とすると、ここで柴原がライト線へ走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、一気に同点！ 更に、村松の打球は一、二塁間を破るタイムリー…かと思いきや、これを仁志がダイビングキャッチで阻止するファインプレー。一塁は間に合わないと踏んだ仁志は一塁を見向きもせずに本塁に転送する好判断。ライト前に抜けると見て、一気に本塁をついた柴原だったが、悠々タッチアウトとなり、この回は同点止まり。３回、巨人は先頭の破戒僧・清原がヒットで出塁。二死後、前の打席の一発で気を良くしているマッスル千代の富士が一、二塁間を破ると、ソーサ元木が歩いて、満塁のチャンス。ここでチャンスブレイカーぶりを如何なく発揮していたニックンがようやく左中間へタイムリー二塁打。破戒僧・清原に続いてマッスル千代の富士も生還したものの、ソーサ元木は途中で転倒する大チョンボで三塁止まり。しかし、ここでラジオに代わってマウンドに上がった渡辺秀に対して、チュウがレフト前に２点タイムリーを放ち、ソーサ元木のチョンボを帳消し。続く仁志のピッチャーゴロを足に当てた渡辺秀が見失ってヒットにしてしまい、一、三塁とチャンスを広げたものの、清水を差し置いて出場のヒットマン後藤はまたもあえなくサードフライに倒れて、二者残塁。その裏、ダイエーは一死から打席に入った小久保がライトフライを打ち上げた際、左脇腹に激痛が走り、４回の守りからベンチに退く緊急事態！ 主砲を欠いて暗雲漂うダイエーだったが、この回からマウンドに上がった３番手・星野が破戒僧・清原，今夜の松井さん，マルちゃんのクリーンアップを三者凡退で斬ってとると、続く５回も三人で抑える気迫の投球を展開。４点のリードを貰い、小久保が離脱してからようやく落ち着きを取り戻し、川相不在をカバーする為に苦肉の策の全力投球モードにシフトチェンジした上原の前に３回以降走者を出せずにいたダイエーはその裏、先頭の鳥越が三塁線にセーフティバントを敢行。素手で抑えて、一塁へ素早く転送する上原の好フィールディングの前に鳥越の執念のヘッドスライディングも僅かに及ばず。続く柴原が左中間へポトリと落として、一気に二塁を陥れたものの、村松，大道とセンターへフライを打ち上げてしまい、柴原は二塁に釘付け。一方、星野の気迫の投球の前に３イニングをパーフェクトに抑え込まれ、４点リードがあるとは思えない嫌な雰囲気が漂っていた巨人だったが、７回、先頭の破戒僧・清原がセンター前に弾き返すと、福岡ドーム大好きの今夜の松井さんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに右中間スタンド上段へシリーズ２号となる２ランを叩き込み、貴重な２点を追加。更に、一死後、マッスル千代の富士がヒットを放ち、星野をＫＯ。代わってマウンドに上がったシリーズ初登板の篠原に対して、二死後、ニックンがライト前に弾き返して、一、二塁とチャンスを広げるも、続くチュウの二遊間への打球を好捕したセカンド・鳥越が苦しい体勢から絶妙のグラブトスで二塁へ転送し、ニックンを封殺する好プレーを見せ、二者残塁。その裏、ダイエーは先頭の秋山がセンター前へ会心のヒットを放つも、井口，代打・ニエベスと連続三振。３打数３安打と当たっていた柴原もシヨートゴロに倒れて、秋山は一塁に釘付けとなった。直後の８回、一死から茂雄はインケツ続きのヒットマン後藤に代わって名手・川相…ではなく江藤を投入する嫌がらせを敢行。スタメンから外される嫌がらせを受け、怒り心頭の江藤はレフト前へ痛烈なヒットを放つも、続く破戒僧・清原がショートゴロゲッツーに倒れる本領発揮のチャンスブレイクで、結局、無得点。土壇場９回、ダイエーは５番手・斉藤和が無難に抑えて、最後の攻撃に望みを繋ぐと、その裏、３戦目にしてようやく出番が回ってきた巨人２番手・岡島から先頭の松中が粘りに粘って四球を選んだものの、岡島の荒れ球に的が絞りきれない儘、後続を断たれてゲームセット。４点を追いかけようと言う矢先に主砲・小久保の途中欠場と言う非常事態が大きく響き、ダイエーはシリーズ初黒星。小久保は病院には行かず、トレーナーのアイシング治療を受けるに留まった。幸い変則日程のおかげで第４戦まで２日間のブランクがあり、マッサージを中心とした治療に専念する模様で、第４戦の出場は可能と見られている。一方、大幅なスタメン入れ替えをかましたとは言え、代わりにスタメンに入った３選手はいずれもノーヒットに終わり、打順を下げられた３選手が気を吐いたと言う茂雄の目論見とは全く逆の展開ながら、名手・川相と清水をフル欠場に追い込んだ上で結果として勝ちを拾ってしまったとあって茂雄は至極、ご満悦の様子で小久保の突然のリタイアで急遽４番に本間を入れざるをえなかったダイエーが攻撃のリズムを崩した為、茂雄のヘッポコ継投が炸裂せずに済んだに過ぎない事には全く気付いておらず、今後も川相幽閉策を貫く可能性が高いとあって、ダイエーがつけいる隙は十二分に残されており、巨人の悪夢の６年連続日本一獲り失敗の危機は徐々に迫りつつある。
霊感投手・松坂、早くも帰寮決定！ エセネオエセ松井、オフの全試合サボタージュ！
この日、小野球団代表は５０ｋｍオーバーで免停を食らっているにも拘わらず、柴田アナ宅へ行く為に無免許運転をかまして、駐車違反を犯した挙げ句、黒岩広報課長に替え玉出頭させ、書類送検を食らい、無期限の自宅謹慎を言い渡していた霊感投手・松坂を２４日から埼玉県所沢市内の球団寮に戻す事を発表。松坂宅周辺を連日連夜、報道陣がマンツーマンディフェンスをかましており、近隣住民への迷惑も甚だしい事を建て前としているが、謹慎中であるにも拘わらず、極力、松坂の体をなまらせたくない球団の考えはミエミエで、寮内にてまともなトレーニングを行わせる模様。また、エセネオエセ松井が腰痛と両足首痛を理由に出身地別東西対抗，パ・リーグ東西対抗及び日米野球の出場を全てサボタージュする事が明らかになった。来季のＶ奪回へ向け、主力のリハビリに余念がない西武だが、相変わらずの甘ちゃん体質に非難の声が耐えないでいる。