球界トピックス

10月13日


 ダイエーV1の立役者・藤井、間質性肺炎で死去! 復活のマウンドならず!
昨季、ダイエーの初優勝に大きく貢献した藤井将雄投手が、この日の22時過ぎに国立病院九州医療センターの病院にて、間質性肺炎の為、死去した。享年31歳。1994年に日産自動車九州からドラフト4位でダイエーに入団した藤井投手は昨年、59試合に登板し、リーグ新記録となる26ホールドをマークし、最多ホールド王のタイトルを獲得。6年間で153試合に登板し、13勝8敗3セーブ、防御率3.90の通算成績。昨年終盤から体調を崩していた藤井投手はオフのV旅行前の健康診断を受けた際に間質性肺炎である事が発覚。今年の春季キャンプの不参加を余儀なくされ、入退院を繰り返す闘病生活の日々を送っていた。5月にはウエスタンの試合に登板するまで回復したが、6月15日の広島戦を最後に再び入院生活に突入。一軍での復活マウンドを果たせぬ儘、帰らぬ人となった。悲報を聞きつけた王さんを初め、ダイエーナインは尋問に駆けつけ、日本シリーズでのV2を誓った


GS神戸:オリックス12勝13敗2分
L  000000100  1
BW 00010010×  2
勝:カルロス7勝4敗4S
負:後藤0勝1敗 
 鈴木、地元で最後のお披露目! 野田、涙の始球式!
プロ初先発となる西武・後藤に対してオリックスは3回まで4安打を放ちながら、あと一本が出ずにいたが、迎えた4回裏、二死一、二塁から塩崎のセンター前タイムリーでようやく1点を先制。オリックス先発・戎は6回を1安打無失点に抑えて規定投球回数に到達。防御率1位を確定させた所で降板。7回からマウンドに上がった2番手・カルロスに対して、西武は二死からエセネオエセ松井,金村弟,和田と3連打を浴びせて、同点。しかし、その裏、オリックスは二死一、三塁から谷がショートへのタイムリー内野安打を放ち、勝ち越しに成功。あとは、カルロスが最後まで投げきって1点差を守り抜いた。カルロスは7勝目をマーク。尚、ポスティングシステムによるメジャー行きが内定した鈴木は地元最終戦となるこの日、急遽、一軍に再登録。霊感投手・松坂との最後の対決なるかと注目されたが、松坂は無免許運転で書類送検を食らって、それどころではなく、実現しなかった。鈴木も脇腹痛が完治していた訳ではなく、9回からライトの守備に入るに留まったが、たった一度の打球処理に観客は大いに湧いた。鈴木は残る2試合の千葉遠征に帯同する予定はなく、日米野球も出場辞退する方針で恐らくこの日が日本最後のプレーとなる模様。また、今季限りで引退する事が決まっている野田が試合前に引退セレモニーとして始球式のマウンドに登り、小関に対して、得意のフォークを投げ込んだ。愛娘・千有里ちゃんから花束を渡されると感無量で目に涙を浮かべ、13年間の現役生活に別れを告げた。

 森氏、来季監督として正式就任! 総額4億の3年契約!
この日、横浜は横浜市内のホテルで記者会見を開き、来季の監督として森祇晶氏が就任する事を正式発表した。契約金を含む総額4億円(推定)の3年契約で背番号は西武時代同様に「81」。横浜では2年契約が慣例的である事から、今回の3年契約に期待の大きさを窺わせる。森氏は「また厳しい戦いの中へ入っていくと言う思い。何もない所から作り上げるのは僕の最も好きな事でもあり、自分の最後の挑戦と思ってやってみようと気持ちを動かされ、やる気になった。巨人は(金満政策により戦略皆無の)巨大戦力を持ったチーム。(茂雄ヘッポコ采配が足を引っ張るとは言え、金を使わずに)容易に倒せる相手ではないが、挑む立場で思う存分出来る」と抱負を語った。

 マルちゃん、紅白戦で2発! シリーズスタメン出場へ猛アピール!
日本シリーズでも川相幽閉策敢行が予想され、早くも6年連続日本一獲り失敗の危機に立たされている巨人は、この日、宮崎でのミニキャンプは紅白戦を行った。DH制のある福岡ドームでの試合での活躍が期待されるマルちゃんは2発のアーチを叩き込み、東京ドームでもスタメンで使えとばかりの猛アピール。一方、茂雄の異常なまでの庇護を受け、スタメン争いでは絶対的有利を誇る破戒僧・清原も負けじとバックスクリーン右へ一発を叩き込み、順調な仕上がりぶりをアピール。投げては白組先発・斎藤雅が4回を3安打1失点と、まずまずの仕上がりを見せたが、紅組先発・メイは4回を8安打4失点と打ち込まれ、不安を残した。

 紀藤←→鶴田、交換トレード成立!
中日・鶴田泰投手(30)と広島・紀藤真琴投手(35)との交換トレードの成立が、この日、両球団から正式に発表された。 紀藤は既に来季の戦力外として、トレード要員通告を受けていたが、これを聞いた星野監督が持ちかけた模様で、両軍の思惑が一致したとの事。現役続行を熱望していた紀藤は「野球をやれるなら、どこでも同じ」と現役を続けられる喜びを表し、鶴田も「今季は肘の故障で思う様な成績を残せなかったので、広島で頑張りたい」と新天地での復活に意欲を燃やした。

 霊感投手・松坂、駐禁違反に無免許運転! 黒岩広報も替え玉出頭で書類送検!
この日、霊感投手・松坂が道交法違反の容疑で書類送検された事が明らかになった。松坂は8月30日の段階で50km以上のスピード違反をかまして、60日間の免停を食らっており、この絡みで球団から2週間の謹慎処分を言い渡されていた。しかし、この直後の9月13日、無免許の儘、自動車で文京区にある日テレ・柴田アナの自宅マンションを訪れ、駐禁区域の路上で違法駐車をかまし、レッカー移動を食らっていた。車が会社所有の物だった事もあり、松坂の代わりに松坂専属広報である黒岩広報課長が管理責任能力を問われる事を恐れ、替え玉として出頭したものの、同月28日に柴田アナとの交際が写真週刊誌により発覚した事で不審に思った警視庁が捜査に踏み切り、松坂本人の犯行である事がバレた模様。スケープゴートとなった黒岩広報課長も犯人隠避の容疑で書類送検される事となった。堤オーナーは黒岩広報課長及び小野球団社長に対して、管理不行き届きを理由に辞表提出を命じる重い処分を科したが、松坂に対しては、無期限、一切の野球活動禁止及び自宅謹慎処分に留まった。無期限と言っても、来季開幕時には平然と一軍マウンドに上がっている可能性が高いと見られており、今後、西武がどこまで厳しく対応するが注目される。尚、この措置により出場が決まっていた日米野球及びパ・リーグ東西対抗や各種表彰式も辞退する事が決定。(全ての試合に敗北をもたらしたとは言え)シドニー五輪で熱投を見せた松坂と、カルガリー冬季五輪でスピードスケート銅メダリストだった黒岩課長と言う五輪コンビによるこの事件は、球界を中心に大きな波紋を呼び起こす事となりそうだ。