球界トピックス

10月11日


神宮:ヤクルト13勝14敗
C  000101000  2
S  100000000  1

勝:横山1勝0敗
負:石井弘4勝3敗
本:キュラソ星人30
 キュラソ星人、最終戦で悲願の一発! 3割30本30盗の快挙達成!
戦力外通告を受け今季限りでの引退を決め、サヨナラ登板となったヤクルト先発・岡林が三者凡退で有終の美を飾ると、その裏、ロペスのタイムリーエラーで1点を先制。2回からは最優秀防御率を狙う石井一が登板。石井一は1回1/3を投げて、トップの山本昌(中日)を0.004上回ると、ここで降板しタイトルを確定。3回までパーフェクトに抑えられていた広島は、史上7人目のトリプルスリー達成へ最後の望みをかけて一番に座ったキュラソ星人がライトスタンドへ30号同点ソロを叩き込み、ついに悲願の快挙達成。更に、6回には二死からキムタクがライト前ヒットで出ると、続く朝山がタイムリー二塁打で勝ち越しに成功。投げては先発・横山が2回以降、僅か2安打に抑える完璧な投球を展開し、今季初完投初勝利をマーク。これでセ・リーグは全日程が終了した。
 退団助っ人獲得へセ・リーグ3球団、早くも始動!
今季限りで退団が決定ないしは濃厚な実績の高い助っ人達を巡って、セ・リーグAクラス陣営が激しく動き出した。来季から森政権となると言うのに、ローズを失い大幅な戦力ダウンを余儀なくされた横浜は3人も2桁敗戦を喫している先発投手陣を立て直すべく、金銭面の問題で広島を退団濃厚と見られているミンチー姉さんを獲得候補として調査を開始。一方、その横浜から退団を決意し、引退を匂わせているローズについては中日・星野監督の獲得を熱望する意見を受けて、佐藤球団社長が正式に調査を進める事を表明。ゴメスが抜けた穴があまりにも大きい為、高額年俸はそれなりにネックとなっているものの、集客力等も考慮しつつ、検討していく模様だ。また、ロッテを退団する事が決定しているウォーレンは来季の移籍先として、以前から「東京ドームのマウンドがいい」と巨人,日本ハムを希望しているコメントを発していたが、この日、帰国する際に「勝てるチームでセ・リーグの球団」と条件を加え、具体的チーム名は挙げないながらも、実質、巨人入りを熱望している事を明らかにした。既に、代理人サイドには6球団から打診が来ているとの事で、ここに巨人が含まれているのかは不明だが、ストッパー獲得は巨人にとって最優先事項であり、相思相愛の可能性は十二分にあるだろう。

GS神戸:オリックス11勝16敗
H  000021012  6
BW 70000102× 10
勝:小倉9勝5敗10S 負:永井9勝7敗
本:五十嵐4、ニエベス15、J.マッケンジー9、河野1、森山1
 永井、初回7失点KO! ダイエー、2桁勝利投手ゼロ!
2桁勝利を狙うダイエー先発・永井に対して、オリックスは初回、いきなり塩崎,大島の連続二塁打で1点を先制すると、更に、アリアスの犠飛,五十嵐の4号2ラン,ハイツ田口,塩崎の連続タイムリーで、大量7点を奪い、永井をKO。ダイエーはニエベスの15号2ラン,J.マッケンジーの9号ソロ等で8回までに4点差まで詰め寄ったものの、その裏、5番手の篠原が代打・河野に1号2ランを浴びて試合を決定付けられた。9回に森山の1号2ランで追いすがるも及ばず。オリックス先発・小倉は7回を3失点で凌いで9勝目。ダイエーは若田部に続いて永井も10勝到達に失敗。結局、優勝チームとしては史上初の2桁勝利投手がゼロに終わる事となった。尚、この日、巨人,横浜も獲得に乗り出していた九州共立大の山村がダイエーを逆指名する方針を明らかにした

 勝利数最優先の順位決定方式採用へ!
この日、セ・リーグは銀座の連盟会議室で理事会を開催。来季から5試合増の140試合制に移行する事に伴い、引き分け再試合制を撤廃する事から、かねてよりの議題となっていた来季の順位決定方式について、話し合った結果、勝率ではなく勝利数を最優先し、勝利数で並んだ時には勝率が上の球団を上位とし、勝率も並んだ場合は3試合のプレーオフを実施する事が決定した。引き分けを狙う戦法の有功性をなくす為の措置であり、これにより、引き分けの価値は勝利数で並んだ時のみしか生まれず、実質上、殆ど負けに近いものとなってしまった。