球界トピックス

10月10日


 茂雄、またも懲りずに日本シリーズ「1点差野球」宣言!
日本シリーズでも川相幽閉策を敢行しようと余念がない茂雄は、またも川相にあてつけるかの様に「パカパカ打つだけじゃダメ。1点差のゲームをやらないとシリーズは勝てませんよ、エヘヘヘ〜」などと言い出して、この日もバントやバスター,サインプレーの練習を重点的に行った。この手の発言は今年の春季キャンプでもほたえており、それでいながら、結果として完全無策の野放し一発依存症野球しか出来ずにリーグ5位の犠打成功率(無死一塁に限った場合)と言う小技の下手さぶりを露呈しただけだった。しかし、これはひとえに世界レベルの犠打の達人かつ和製オジーと謳われる程の堅実な守備力を誇る名手・川相を無惨にも幽閉し続けた報いに他ならず、シリーズでも同様に川相幽閉策を続ける限り、僅差で勝つ為の細かい野球の実現は程遠いと言える。こんな調子では悪夢の6年連続日本一獲り失敗の可能性は十二分に考えられるだろう。

 星野監督、ローズ獲得へ意欲!
今季限りでの横浜退団が決まったローズに対して、星野監督は「本当に辞めたならアタックしたい。(インケツ助っ人)ニルソンに4億使うくらいだから、金の心配はいらんだろう。俺が1億出してもいいくらい」と獲得したい意向を明らかにした。ローズは日本の他球団ではプレーしないと宣言しているものの、今季限りで中日を去ったゴメス級の助っ人は容易には見つけられないとあって、喉から手が出る程、欲しい逸材であるのは確か。また慢性的欲しがり病に冒されている茂雄がいつ仕掛けてくるとも限らないとあって、毎年、巨人の補強阻止に執念を燃やす星野監督としては、意地でも巨人に渡す訳にはいかない所だろう。横浜もローズの言葉を真に受けて自由契約扱いとする予定だが、涙ながらの引退宣言はローズの横浜脱出への戦略の一端と見る声も後を断たないとあって、獲得の可能性は十分に考えられる所だ。

横浜:横浜16勝11敗1分
S  000000041  5
YB 110100201× 6
勝:木塚7勝3敗18S 負:ハッカミー8勝6敗 
本:中根11、池山9、副島10
 偽サムライ・阿波野、試合前に突如の戦力外通告!
戦力外通告を受け、この日が横浜での最後の試合となる事で4番でスタメンに入ったハマの大馬人・駒田のタイムリーで先制した横浜は、2回にメカゴジラの押し出し四球,4回には中根のタイムリーで1点ずつ加えると、7回には中根の11号2ランで5点目。しかし、直後の8回、完封ペースの先発・ハマのチンピラ・三浦に対して、ヤクルトが猛反撃。真中のタイムリー二塁打で三浦をKOすると、河原の代わりばなを池山が9号3ラン。更に、土壇場9回には抑えの木塚から副島が10号ソロを放ち、ついに同点。その裏、横浜は二死二塁から途中から守備に入っていたリトル万永くんがレフトオーバーのタイムリー二塁打を放ち、サヨナラ勝ちで権藤さんの最終戦に花を添えた。これで横浜の単独3位,ヤクルトの単独4位が決まり、セ・リーグは全球団の順位が決定。また、この日、同じく戦力外通告されていた荒井は代打で登場し、ショートフライに。一方、この日の試合前に突如、戦力外通告を言い渡される無惨な仕打ちを受けた偽サムライ・阿波野は登板の予定があったものの、接戦になったからと出番を貰えない憂き目に会った。尚、荒井,阿波野共には現役続行を希望しているとの事。

GS神戸:オリックス10勝16敗
H  000000201  3
BW 010020001× 4
勝:カルロス6勝4敗4S 負:ホンコン倉野0勝1敗
本:ニエベス14
 小川、サヨナラタイムリー! カルロス、6勝目!
0−0で迎えた2回、オリックスは小川の二塁打,ハイツ田口のヒットで無死一、三塁のチャンス。五島,日高と連続三振にとられたものの、五十嵐がライト前にタイムリーを放ち、1点を先制。5回には塩崎のヒット,大島の二塁打で無死二、三塁としてから、谷,アリアスが連続三振の後、小川がタイムリーと言う初回を思わせる展開で2点を追加。オリックス先発・嘉勢の前に走者を出しながら攻めあぐねていたダイエーは7回、二死一塁から大越がタイムリー三塁打。更に、アリアスのエラーが加わって、1点差。土壇場9回には二死走者なしから、代打・ニエベスがレフトスタンドに14号ソロを叩き込んで、プロ初完投勝利目前の嘉勢をKO。しかし、その裏、オリックスはこの回から代わったホンコン倉野から3四死球で二死満塁とすると、小川がライト線にタイムリーを放ち、サヨナラ勝ち。打者一人を打ち取っただけの2番手・カルロスに6勝目が転がり込んだ。尚、この日、オリックスは近鉄を退団となる可能性が濃厚と見られているクラーク獲得へ着手する事を明らかにした。今季はケガに泣いたものの、日本での高い実績を評価。故障の具合等を徹底調査して検討する模様。