球界トピックス

10月9日


 森氏、来季監督就任決定もいきなり難題! ローズ、今季限りの退団決定!
横浜の来季からの新監督として、かねてからの噂通り、森祇晶氏が就任する事が明らかになった。6日に正式要請を行った結果、8日夜に森氏から了承の電話を貰ったとの事。これについては13日に正式発表される模様。一方、毎年オフの恒例行事的に球団と交渉でモメていたローズが、この日、3度目の交渉を行ったものの、ローズの年俸吊り上げ作戦についていけなくなった球団側はローズの要求額を出すどころか、何とダウン提示。これにぶち切れたローズは今季限りでの横浜退団を表明「8年間、球団にもファンにも世話になったので、日本の他球団でプレーする事はない」と涙ながらに語ったローズだが、退団の理由が金銭面であり、今までも引退や退団の表明を再三翻しているだけに予断を許さない状況だ。球団側はローズの言葉を真に受けて、任意引退ではなく自由契約扱いとする予定だが、これ幸いとばかりに、慢性的欲しがり病に冒されている茂雄のワガママによる巨人からの金満大補強政策が絡んでくる可能性は十二分にあると考えられる。森政権は発足早々、大幅な戦力ダウンを余儀なくされる難題にぶち当たる事となった。

広島:広島14勝13敗
D  110000000  2
C  10022130×  9
勝:黒田9勝6敗 負:野口9勝11敗 
本:井端3、ピンキー井上11、新井16、ディアス8
  黒田、4戦連続完投勝利! ディアス、ダメ押し3ラン!
初回、井端の3号先頭打者アーチで先制した中日は、その裏、ロペスのタイムリーで同点とされるも、直後の2回、ピンキー井上の11号ソロで勝ち越し。1点を追う広島は4回、木村一の同点タイムリーの後、黒田の内野ゴロの間に勝ち越しに成功。続く、5回には新井の16号2ラン、6回にはキュラソ星人の犠飛で加点すると、7回にもディアスの8号3ランでダメ押し。投げては先発・黒田が散発6安打に抑える好投を見せ4試合連続の完投で9勝目をマーク。尚、トリプルスリー達成へ最後の関門・30本塁打を賭け、一番に座ったキュラソ星人だったが、結局、一発は出ず、引き分け再試合分の136試合目に全てを賭ける事となった

横浜:横浜15勝11敗1分
S  000000001  1
YB 30111001×  7
勝:福盛6勝6敗10S 負:山部1勝3敗
本:鈴木なおのり20、中根10
 鈴木なおのり、先制3ラン! 横浜、3位確定!
横浜は初回、無死一、二塁から鈴木なおのりがライトスタンドへ20号3ランを叩き込み、3点を先制。3回にはローズのタイムリー、4回には金城のタイムリー、5回には中根の10号ソロで1点ずつ加えると、8回には谷繁のタイムリー内野安打でダメ押しの7点目。投げては先発・福盛が7回を投げて6安打無失点の好投を見せると、8回からは森中−木塚と繋いで逃げ切った。福盛は6勝目をマーク。これで横浜は球団初の4年連続シーズン勝ち越しとなり3位が確定した。また、この日、今季限りでの退団を表明したローズは2安打を放ち、ガッツな貴公子・仁志(巨人)を抜いて安打数でトップに立った

GS神戸:オリックス9勝16敗
H  00         0  降雨ノーゲーム
BW 00         0
 
 
 田村、オリックス移籍内定!
この日、ダイエーとの一戦が2回を終わった所で降雨ノーゲームとなったオリックスだが、阪神から戦力外通告を受けた田村と交渉の結果、双方合意の下、入団が内定。田村は24日からの宮古島キャンプにも参加する予定となった。

西武吹き抜けドーム:西武13勝12敗2分
M  000000001  1
L  10000202×  5
勝:霊感投手・松坂14勝7敗1S 負:小野12勝5敗
本:初芝22
 松坂、直接対決制して最多勝確定! 小野、無冠の危機!
最多勝を賭け小野,霊感投手・松坂の直接対決となったこの試合。先手を取ったのは西武。初回、二死三塁から金村弟のタイムリーで先制。その後、膠着状態となったが、迎えた6回、西武はポールのタイムリー,小野の暴投で2点を加えると、8回には玉野の2点タイムリーで5点目。松坂は9回に初芝に22号ソロを浴び、完封を逃したものの3安打完投で14勝目をあげ、2年連続の最多勝が確定。一方、投手三冠を狙っていた小野は最高勝率規定の13勝到達も厳しくなった上、防御率も落としてしまい、最悪、無冠となる可能性も出てきた。尚来季続投が決まった雀士東尾だが、阪神と喧嘩別れし、横浜からは突き放された伊原コーチの出戻りも内定した。