球界トピックス

10月8日


 茂雄、シリーズでも川相幽閉策敢行を示唆! 重苦しいムードで惨敗必至か!?
日本シリーズに向け、巨人はこの日から宮崎でのミニキャンプを開始。茂雄は「ロング(本塁打)ばかりじゃダメですね。短期決戦では小技が必要になる場面もで出て来ますから、やっておかないといざと言う時に出来ませんから、エヘヘヘ〜」とガッツな貴公子・仁志,ソーサ元木,ニックン,清水ら大砲以外の野手にバスターの練習等を特訓させた。特訓させる事に意義はなくもないが、ペナントでは完全無策の野放し野球を展開すべく、ロクに練習させていないのだから、所詮は付け焼き刃。そもそも、特訓をするまでもなく十二分に小技をこなせる男・名手・川相を起用すれば済む事だが、あくまで下手な選手に無理矢理ロクに出来もしない事を強いてまで、シリーズでも川相幽閉策を貫こうと言う意志を早くも明らかにした事で巨人ナインはより一層重苦しいムードに包まれて、シリーズに対するモチベーションを下げる事となった。これにより、悪夢の6年連続日本一獲り失敗にまた一歩近付いてしまったと言えよう。

広島:広島13勝13敗
D  201021000  6
C  000000100  1
勝:岩瀬10勝5敗1S 負:山内2勝1敗 
本:山崎18、李ボンジョム8
 山崎、先制2ラン! 岩瀬、2年連続2桁勝利!
中日は2回、山崎がレフトスタンドへ18号2ランを叩き込み、2点を先制。3回にはピンキー井上のタイムリーで1点を追加すると、5回には李ボンジョムが8号2ラン。6回には山崎のタイムリーでダメ押しの6点目。投げてはプロ初先発となった岩瀬が7回まで7安打を浴びながらも、要所を抑えて1失点に抑えると、8回からは中山−霊感投手・落合と繋いで逃げ切った。岩瀬はルーキーイヤーから2年連続の10勝目をマークした。これで中日は今季の2位が確定。一方、敗れた広島は3年連続の5位が決定した。

神宮:ヤクルト11勝14敗1分
YB 000200100  3
S  000000000  0
勝:神田2勝0敗 負:レモン先生3勝7敗1S S:木塚6勝3敗18S 
 

 熾烈なAクラス争い! 横浜、再び3位浮上!
0−0で迎えた4回、横浜は無死二塁から礒?のタイムリー二塁打で先制すると、二死後、中根にもタイムリーが飛び出し、この回、2点。7回には二死一、三塁から石井タクローがライト前にタイムリーを放ち、3点目。投げては先発・神田が6回途中まで無失点で踏ん張ると、河原に続いてゴーグルまで投入する必死の継投を展開。8回からは森中−木塚と繋いで、完封リレーを達成。木塚は18セーブ目、神田は8月23日以来となる2勝目をマーク。これで横浜は再びヤクルトと入れ替わりで3位に浮上した。

GS神戸:オリックス9勝16敗
H  000001110  3
BW 03020003×  8
勝:ブロウズ5勝3敗 負:若田部9勝11敗 S:山口1S
本:日高5,6、的場2
 祝勝会疲れで完敗!? 若田部、2桁勝利失敗!
優勝が決まり、夜中の取材攻勢で疲れの見えるダイエーに対して、オリックスの打線が爆発。2回、二死一、二塁から日高が5号3ランを叩き込むと、4回にも二死一塁日高の2打席連続の6号2ランで5点目。2桁勝利に望みをかける若田部を援護すべく、ダイエーは6回に林のタイムリー,7回に的場の2号ソロ、8回にも1点を加えて2点差まで詰め寄ったが、その裏、小川,ハイツ田口のタイムリーで3点を奪われ、力尽きた。オリックス先発・ブロウズは5勝目。8回から登板したルーキー・山口にプロ初セーブがついた。

西武吹き抜けドーム:西武14勝13敗
F  000000001  1
L  00020404× 10
勝:潮崎3勝6敗 負:伊集院光の弟子・金村9勝5敗 S:豊田5勝9敗1S
 

 西武、打線爆発で2位確定! 豊田、プロ初セーブ!
0−0で迎えた4回、西武は金村弟のタイムリーで2点を先制。6回にも金村弟のタイムリー.ポールの2点タイムリー三塁打,和田の犠飛で4点を追加すると、8回には5長短打で試合を決定付ける10点目。投げては先発・潮崎が6回まで2安打無失点と好投を展開。7回からマウンドに上がった豊田は9回に代打・高橋信にタイムリーを浴びたものの、3回を無難に抑えて、プロ初セーブをマーク。潮崎に4ヶ月ぶりとなる3勝目がついた。この試合で西武の2位及び日本ハムの3位が確定した。

大阪ドーム:近鉄10勝16敗1分
M  000110002  4
Bu 100001000  2
勝:ジョニー黒木9勝12敗 負:大塚1勝3敗24S S:小林雅11勝6敗13S
本:ハタハタ石井10、吉岡18
 フクーラ、決勝打! ジョニー黒木、9勝目!
近鉄は初回、一死一、二塁からローズがライト前にタイムリーを放ち、1点を先制。1点を追うロッテは1年半ぶりの先発となった赤堀に対して、4回、先頭のハタハタ石井が左中間スタンドへ10号ソロを叩き込み、同点とすると、5回には二死二塁からボーリックのセンター前タイムリーで勝ち越し。近鉄は6回、吉岡がバックスクリーン右へ18号ソロを放ち、試合は再び振りだしに戻った。2−2で迎えた土壇場9回、近鉄は同点の場面ながら守護神・大塚を投入するも、これが裏目。二死一、三塁からフクーラがライト前にタイムリーを放ち勝ち越すと、続くボーリックもセンター前にタイムリーを放ち、この回2点。その裏は抑えの小林雅が締めてゲームセット。小林雅は13セーブ目、先発のジョニー黒木に9勝目がついた。