球界トピックス

10月6日


千葉マリン:ロッテ15勝12敗
H  000031000  4
M  20200100×  5
勝:吉田7勝8敗
負:星野3勝6敗
S:小林雅11勝6敗12S
本:初芝21
 ダイエー、鬼門・千葉で7連敗! またもV2に足踏み!
V2へ王手をかけながら、ロッテ・ベテラン勢の活躍により足踏みを余儀なくされたダイエーは初回、約2ヶ月ぶりの先発となる和田に対して、一死から村松がストレートの四球を選んだものの、続く大道がセカンドゴロゲッツーに倒れて、無得点。その裏、ロッテはダイエー先発・ラジオから先頭の諸積が右中間突破の二塁打を放つと、続く平井がライト前にポトリと落として、無死一、三塁。ここでフクーラがセンター前に弾き返すタイムリーを放ち、3連打であっと言う間に1点を先制。更に、ボーリックが歩いて満塁となった所で、ハタハタ石井がショートゴロゲッツーに倒れる間に三塁走者・平井が生還し、2点目。直後の2回、ダイエーは小久保,松中と連打を浴びせて、無死一、二塁のチャンス。しかし、ここでJ.マッケンジーがセカンドゴロゲッツーと最悪の展開。続く秋山は空振り三振に倒れて、小久保は三塁に残塁。ロッテは3回、先頭の諸積がライト前に弾き返すと、平井のファーストゴロの間に二進。ここで先制点を叩き出したフクーラがセンターオーバーのタイムリー二塁打。更に、ラジオの暴投、ボーリックの四球で一死一、三塁となると、ハタハタ石井のサードゴロの間にフクーラが返って4点目。ラジオはこの回限りで降板となった。迎えた5回、攻撃前に円陣を組んで臨んだダイエーは一死からJ.マッケンジーが三塁線を破り、レフト・平井がクッションボールの処理にもたついている隙に一気に三塁を陥れると、続く秋山が三遊間を真っ二つのタイムリーを放ち、ようやく1点。更に、本間が歩いた後、鳥越がレフト線へタイムリー二塁打。なおも、一死二、三塁の場面で柴原の一塁線に転がるボテボテのピッチャーゴロの間に本間が返って、この回、3点。続く6回には先頭の大道がヒットで出ると、続く小久保のサードゴロで走者が入れ替わり、一死一塁。ここで松中を迎えた所で、ロッテは先発の和田を下げ、前日、ダイエーの反撃を見事に断ち切った名手?川井を投入。これに対して、松中は詰まりながらもレフト前にポトリと落とすヒットを放ち、一、二塁。ここでロッテはこれまた前日同様に竹清にスイッチするも、J.マッケンジーがレフト前にタイムリーを放ち、ついに同点。続く秋山のサードゴロで二死一、三塁となった所で王さんは本間に代えて吉永を投入すると、山本監督はこれを見て竹清から藤田にスイッチ。藤田は吉永をセカンドゴロに打ち取って、このピンチを脱出。すると、その裏、4回からノーヒットと好投してきたダイエー2番手・星野に対して、一死から初芝がレフトスタンドへ2試合連続の21号ソロを叩き込み、勝ち越しに成功。再び追う展開となったダイエーは直後の7回、この回から代わったロッテ5番手・吉田に対して、先頭の鳥越が振り逃げで出塁すると、柴原がレフト前に弾き返して、無死一、二塁。続く村松がきっちり送って、二、三塁となったものの、大道のサードゴロで鳥越が本塁憤死。続く小久保も当たりは痛烈ながらショート正面のゴロに倒れて、結局、二者残塁。4−5で迎えた土壇場9回、ロッテは守護神・小林雅を投入して、逃げ切り体制。これに対して、王さんはニエベス,坊西と代打攻勢をかけるも、相次いで凡退。柴原もセンターフライに倒れて、ゲームセット。これでダイエーは鬼門・千葉マリンで7連敗。この後、西武がオリックスに勝った為、ダイエーの胴上げはまたも持ち越しとなり、王さんは「福岡のファンを喜ばせたくて(連敗を)やってる訳じゃないんだが…」と苦笑いしたものの、地元優勝のチャンスが再び巡ってきた。尚、小林雅は12セーブ目、5番手の吉田に7勝目がついた。

 柔道金メダルコンビの始球式決定に星野監督、激昂!
東京ドームで行われる日本シリーズ開幕戦の始球式を田村亮子,井上康生のシドニー五輪柔道金メダルコンビが行う事が正式に決定五輪オタクの茂雄の要望による人選だったが、これに対して、中日・星野監督が「ペナント最優先とかほざいて、五輪に全く協力しなかったくせに、とんでもない」と激昂! 中日は鈴木郁を派遣しているだけに説得力はあるが恥も外聞もなく金満大補強をかましてきた茂雄に今更、そんなイチャモンをつけた所で馬の耳に念仏と言った所だろう。また、この日、ドミンゴが7日にも帰国する事が決定。表向きは日本シリーズでの登板に意欲を見せ、ブルペンでは宮田コーチからもお墨付きの投球を見せていたドミンゴだったが、右の先発陣に不安を抱えている状態にも拘わらず、今季限りでの退団が決まっているドミンゴが本気でやるとは全く信じていない茂雄は日本シリーズでも戦力外と判断した模様。ドミンゴは茂雄の嫌がらせ采配に復讐すべく、来季も日本でのプレーを希望しており、今後は日本の他球団をを中心に移籍先を模索していく予定との事だ。

神宮:ヤクルト16勝11敗
T  010040000  5
S  10300200×  6
勝:石井弘4勝2敗 負:西川2勝1敗 S:高津0勝1敗28S 
本:稲葉11
 阪神、全日程終了! 伊原コーチ、急転退団決定!
ヤクルトは初回、稲葉の11号ソロで先制。直後の2回にカツノリの併殺打の間に同点とされるも、3回、阪神の3つのエラーに乗じて3点を勝ち越し。阪神は5回、二死一、二塁から新庄,上坂の連続タイムリー二塁打で同点とすると、更に、ミスタースナイパー・坪井のタイムリー二塁打で勝ち越しに成功。しかし、6回、ヤクルトは二死一塁から代打・デカのタイムリー二塁打で追い付くと、真中のタイムリー内野安打で再び勝ち越しに成功。7回からは山本−高津と繋いで逃げ切った。2番手の石井弘に4勝目、高津に28セーブ目がついた。尚、横浜・森政権に取り入る事に失敗し、一時は残留の意思を表明した阪神・伊原コーチだったが、この日の試合前に一転して、今季限りでの退団を表明。退団の理由として表向きは「単身赴任は辛い。娘の受験の事もある」と語ったものの、慰留しておきながら二軍降格を命じられた事に激昂した模様だ。尚、ノムさんとの確執については「この際、喋らない方がいい」と半ば肯定した様なコメントを残した。

GS神戸:オリックス11勝13敗2分
L  102000011  5
BW 001000000  1
勝:オツ11勝5敗 負:戎8勝2敗
本:アリアス26
 粘投・オツ、11勝目! 西武、19年連続Aクラス!
奇跡の逆転優勝へ一縷の望みをかける西武は初回、一死満塁から金村弟がレフト犠飛を打ち上げ、1点を先制。3回には一死二塁からまたも金村弟がライト前にタイムリーを放つと、更に、二死後、ポールのタイムリー二塁打が飛び出して、この回、2点。その裏、オリックスは二死からアリアスが左中間スタンドへ2試合連続の26号ソロを放ち、2点差。3−1の儘、迎えた8回、西武は一死二、三塁から中島の犠飛で1点を追加すると、9回には一死二塁からエセネオエセ松井のライト前タイムリーでダメ押しの5点目を追加。最後はセーブのつかない場面ながらもマウンドに上がった森が無難に締めて逃げ切った。先発・オツは毎回の様に走者を出しながら粘り強い投球で7回を1失点に抑え、11勝目。これで西武は対オリックス戦、6年ぶりの勝ち越し。また19年連続のAクラスを確定させた。尚、この日、ハイツ田口は4回の第3打席でヒットを放ち、史上203人目の通算1000安打を達成した。