球界トピックス

10月4日


福岡ドーム:ダイエー11勝15敗1分
L  000000000  0
H  00001110×  3
勝:永井9勝6敗
負:豊田5勝9敗
S:ペドラザ3勝4敗34S
本:柴原7
 
大道、先制タイムリー! ダイエー、完封リレーでV2へ王手!
ダイエー先発・永井に対して、西武は初回、二死からエセネオエセ松井がショートへの内野安打で出ると、続くフェルナンデスのセカンドゴロを本間がエラーして、一、二塁と先制のチャンス。しかし、続く金村弟がサードへのファールフライ倒れて、二者残塁。その裏、西武先発・豊田に対して、ダイエーは先頭の柴原がヒットで出たものの、村松がスリーバントに失敗。続く大道がサードゴロゲッツーに倒れて、こちらも無得点。ダイエーは続く2回にも一死から松中,J.マッケンジーの連打で一、二塁とチャンスを掴みながら、秋山がゲッツーを食らってチェンジ。直後の3回、西武は二死から鳥越のエラーとフェルナンデスのヒットで、一、二塁とするも、またも金村弟がセカンドゴロに倒れて、二者残塁。その裏、ダイエーは一死から鳥越が三塁線へセーフティバントを決めると、続く柴原がセンター前に弾き返して、またもや一、二塁のチャンス。しかし、村松,大道と倒れて、二者残塁。続く4回には、二死からヒットで出たJ.マッケンジーがすかさず二盗を決め、またしても得点圏に走者を進めたが、秋山がサードゴロに倒れて、先制点ならず。直後の5回、西武は先頭の高木浩がショートへの内野安打で出塁。宮地のセカンドゴロで走者が入れ替わると、一塁に残った宮地は二盗を敢行するもこれが失敗。続く小関が歩いたものの、エセネオエセ松井がファーストへのファールフライに倒れて、結局、無得点。その裏、先頭の本間に代わって、王さんは早くも代打・吉永を投入。吉永が四球を選ぶと、鳥越の犠打,柴原の四球で一死一、二塁。再三再四チャンスを逃してきたとあって、早くも王さんは勝負に出て、村松の所で代打の切り札・坊西を投入するも、空振り三振。しかし、王さんが勝負を賭けたこのイニングをむざむざ終わらせる訳にはいかないとばかりに大道が三遊間を破るタイムリーを放ち、二塁走者の代走・湯上谷がついに均衡を破る先制のホームイン! 1点を追う西武は直後の6回、一死からこの日、チャンスにブレーキの金村弟が右中間フェンス直撃の二塁打を放つも、続くポールが三振,垣内が天井直撃のサードファールフライに倒れて、金村弟は二塁に釘付け。その裏、ダイエーは先頭の小久保がライト線へ二塁打を放ち、豊田をKOすると、代わった富岡に対して、松中がセンター前にタイムリーを放ち、2点目を追加。更に、続く7回には一死から柴原がライトスタンドへ7号ソロを叩き込み、貴重な3点目。直後の8回、永井は先頭の小関に死球を当ててしまった所で、降板。代わってマウンドに上がった渡辺正はエセネオエセ松井をセカンドゴロゲッツーに打ち取る好リリーフ。続くフェルナンデスの打球は渡辺正を直撃するも、弾かれた打球がファースト正面に転がって、スリーアウトチェンジ。9回からは前日、リリーフに失敗した守護神・ペドラザが登板。二死から垣内にライトオーバーの二塁打を浴びたものの、最後は河田をサードゴロに打ち取って、完封リレーを達成。ペドラザは34セーブ目、永井は9勝目をマーク。これでダイエーのマジックは2つ減って1となり、2年連続優勝へついに王手をかけた。

 茂雄、またも川相に嫌がらせ! 木村、怒りの反逆行為!
この日、巨人は7日から行われる宮崎合宿の参加選手及び黒潮リーグに出場する選手を発表。ペナント終盤、茂雄の執拗な幽閉策により試合勘を失わなされ、たまに虚を突いて出場させては更なる幽閉の口実に使われるだけと言う悲劇に会わされた名手・川相だったが、案の定、ここでもベテランである事を大義名分として宮崎合宿のみの参加となった。勿論、茂雄の狙いは黒潮リーグに参加させない事で川相に試合勘を取り戻させない事であるのは想像に難くないだろう。あからさまにシリーズでも川相幽閉策を敢行すると言わんばかりの措置に、この日、ジャイアンツ球場で練習を行った巨人ナインも重苦しい面持ちあまりの嫌がらせ行為にぶち切れた木村が只一人ビジター用のユニフォームを着用して反攻の意思を見せて、茂雄を怒らせ、ナインの溜飲を下げたが、この儘では、悪夢の6年連続日本一獲り失敗の可能性は十二分にあるとみていいだろう。

神宮:ヤクルト13勝13敗
C  100000000  1
S  000000000  0
勝:黒田8勝6敗 負:伊藤智8勝7敗 
 
 キュラソ星人、先制打! 黒田、3試合連続完投勝利!
広島は初回、一死一、二塁からキュラソ星人がライト前にタイムリーを放ち、二塁走者・東出が先制のホームイン。ヤクルト先発・伊藤智は3回、一塁ベースカバーに入った際に右太腿に違和感を覚えて、その儘、降板するアクシデント。後を継いだリリーフ陣が必死の継投で広島の追加点を阻んだものの、肝心の打線が広島先発・黒田の前に5回までノーヒット。6回に2本のヒットで一死一、三塁としたものの、土橋,副島と連続三振に倒れて、無得点。結局、チャンスらしいチャンスはこれが最初で最後。黒田は散発3安打10三振と完璧な投球を見せ、約1年ぶりの完封で8勝目をマークした。

千葉マリン:ロッテ6勝20敗1分
F  012010010  5
M  22101000×  6
勝:小野12勝4敗 負:建山6勝8敗 S:小林雅11勝6敗10S
本:フクーラ7、トム37、ボーリック29
 小野、乱調ながら、投手三冠へ望みを繋ぐ12勝目!
ロッテは初回、一死二塁からフクーラが7号2ランを叩き込み、2点を先制。直後の2回、トムの37号ソロで1点を返されるも、その裏、清水将のタイムリー,小坂の犠飛で2点を追加。3点を追う日本ハムは3回、無死満塁からオバンドーの犠飛,トムのタイムリーで1点差。その裏、ボーリックの29号ソロで突き放されるも、5回、トムがタイムリー二塁打。その裏、ハタハタ石井のタイムリーを浴びるも、8回にガッツのタイムリーで四たび1点差。しかし、どうしてもあと1点が届かない儘、最後は小林雅に後続を断たれ、ゲームセット。ロッテ先発・小野は6回を4失点ながら12勝目をマークした。