球界トピックス

10月3日


福岡ドーム:ダイエー10勝15敗1分
L  0000010001  2
H  1000000000  1
勝:霊感投手・松坂13勝7敗1S
負:ペドラザ3勝4敗33S
 小関、同点&決勝打! 霊感投手・松坂、執念の10回完投勝利!
シドニー五輪遠征後、初登板となる西武先発の霊感投手・松坂に対して、ダイエーは初回、柴原,村松と立て続けにレフト前に弾き返すと、この日、一軍に復帰した大道がきっちり送って、一死二、三塁のチャンス。ここで小久保のサードゴロをフェルナンデスがファンブル。小久保はアウトとなったものの、この間に三塁走者・柴原が先制のホームイン。更に、松中が歩いた所で、J.マッケンジーが粘りに粘ってカウント2−3まで持ち込んだ末に、三塁線へ痛烈なライナー。しかし、今度はフェルナンデスが汚名返上とばかりにダイビングキャッチするファインプレーを見せ、結局、この回、1点止まり。直後の2回、西武はダイエー先発・若田部に対して、一死から金村弟,ポール,宮地と3連打で満塁とすると、中島がライトへフライ。三塁走者・金村弟がタッチアップで本塁をつくも、秋山のストライク返球,J.マッケンジーの好ブロックの前にタッチアウト。3,4,5回と三人ずつで片付けられていた西武は6回、先頭の高木浩がレフト前ヒットで出ると、続く河田が送って、一死二塁。ここで小関がライトオーバーのタイムリー二塁打を放ち、ついに同点。なおも一死二塁のチャンスが続いたが、エセネオエセ松井,フェルナンデスと倒れて、1点止まり。その裏、ダイエーは先頭の松中がセカンド左への深いゴロを放ち、一塁へ執念のヘッドスライディングを見せて、内野安打とするも、J.マッケンジーがファーストゴロ、続く秋山はショートゴロゲッツーに倒れて、無得点。1−1の儘、迎えた土壇場9回、この回からマウンドに上がったダイエー3番手・吉田に対して、西武はエセネオエセ松井,フェルナンデスと連打を浴びせて、無死一、二塁と絶好の勝ち越しのチャンス。ここで代打・上田が送りバントを敢行するも、猛然と前進してきたサード・小久保がこれを処理し、すかさず三塁へ転送。更に、打者走者の上田も刺して、ゲッツーを完成。一塁が空いた事で垣内が敬遠で二死一、二塁となった所で、雀士東尾が代打・玉野を投入すると、王さんは吉田から長冨にスイッチ。玉野は長冨の前にセカンドゴロに倒れて、結局、二者残塁。その裏、ダイエーも三者凡退に終わり、試合は延長に突入した。10回、ダイエーは守護神・ペドラザを早くも投入。これに対して、西武は先頭の中島がライト前ヒットで出塁。高木浩が送った後、和田の三塁前のボテボテゴロが幸運な内野安打となって、一死一、三塁。ここで小関が浅めのセンターフライを打ち上げると、中島はタッチアップで本塁へ突入。際どいタイミングながらも判定はセーフとなり、ついに待望の勝ち越し点をゲット! 尻上がりに調子を上げる松坂の前に抑え込まれてきたダイエーだったが、その裏、先頭の代打・坊西がセンター前ヒットで出ると、続く柴原がスリーバントを決めた後、村松の代打・ニエベスが歩いて、一死一、二塁。続く大道のライトフライで二塁走者の代走・大越が三進した所で、主砲・小久保を打席に迎えたものの、小久保の当たりは痛烈ながらもサード真正面のゴロとなり、万事休す。接戦の末、西武が勝利を得た事でダイエーのマジックは3の儘、変わらず、ダイエーの地元優勝の可能性は難しくなった。松坂は完投で13勝目をマークした。

 ミンチー姉さん、退団濃厚! 在京パ・リーグへ移籍か!?
ミンチー姉さんがハーラートップのバンチ(中日)に2差とは言え、最多勝の可能性を残しながらも「最多勝は諦めた。疲れたし、これ以上は投げたくない」と達川監督に申し入れて、5日にも帰国する事が決定。ミンチー姉さんは今季終了時にフリーエージェントになれると言う前提条件の下、契約を交わしていたとの事だが、球団側は「条件提示はするつもりだが、それ以上の条件を用意する所があれば仕方ない」と、例によって年俸吊り上げによる慰留工作は全く行うつもりがない模様で、今季限りで広島を退団する可能性が濃厚となってきた。こうなると、右の先発が手薄気味と言える巨人の金満大補強政策が怖い所だが、ミンチー姉さんは「家族の事を考え、遠征の少ない関東の球団。出来れば、DH制のあるパ・リーグがいい」とコメント。その希望条件に該当する西武の他、横浜も獲得へ向けて、水面下で工作を行っていると言う。

神宮:ヤクルト10勝17敗
D  000000040  4
S  010200002× 5
勝:宮出3勝1敗 負:小山2勝4敗 
本:副島9、福留13、ペタジーニ35
 宮本、サヨナラタイムリー! 宮出、タナボタ3勝目!
ヤクルトは2回、副島の9号ソロで1点を先制すると、4回には宮本のタイムリー内野安打等で2点を追加。ヤクルト先発・前田の前に7回まで2安打と抑え込まれてきた中日だったが、8回、一死二塁から井端のタイムリーで前田をKO。更に、代わった五十嵐から大西がタイムリー二塁打を浴びせて、1点差とすると、続く福留が13号2ランを叩き込み、逆転に成功。しかし、土壇場9回、ギャラードは既に帰国済とあってマウンドに上がった小山に対して、ペタジーニが35号同点アーチを叩き込むと、二死二塁から宮本がライトオーバーのタイムリーを放ち、サヨナラ勝ちを収めた。3番手の宮出に3勝目

横浜:横浜16勝11敗
T  000000000  0
YB 00010000×  1
勝:ハマのチンピラ11勝6敗 負:井川1勝3敗 S:木塚6勝3敗17S 
 

 多村、値千金の決勝打! 三浦、7回零封で11勝目!
ハマのチンピラ・三浦,井川の両先発の投げ合いで0−0の儘、試合は中盤へ突入。迎えた4回、横浜は二死二塁から多村がセンター前にタイムリーを放ち、ようやく1点を先制。三浦は7回まで散発5安打無失点に抑える好投を展開すると、8回からは森中を挟んで、抑えの木塚を投入する万全の継投。木塚は打者5人をパーフェクトに抑え込み、完封リレーを達成。木塚は17セーブ目、三浦は11勝目をマークした。阪神先発・井川は7回までに11三振を奪い、1失点に抑える好投を展開したものの、打線の援護に恵まれず3敗目。2試合連続の完封負けとなった阪神は球団史上初の3年連続単独最下位が決定。

千葉マリン:ロッテ5勝20敗1分
F  011100010  4
M  000000003  3
勝:立石9勝4敗 負:ジョニー黒木8勝12敗
本:初芝18
 ジョニー轟沈で4連敗! ロッテ、今季負け越し決定!
ロッテ先発・ジョニー黒木に対して、日本ハムは2回、田中幸のタイムリーで先制すると、続く3回には一死一、三塁からトムのファーストゴロ併殺崩れの間に1点を追加。更に、4回には無死一、三塁から井出が犠飛を打ち上げて、3点目。8回にはまたも田中幸のタイムリーでダメ押し。迎えた9回、ここまで無失点と好投していた先発・立石に代わってマウンドに上がったミラバルに対して、ロッテは初芝が18号3ランを叩き込み、1点差としたが、反撃もここまで。最後は堀が倒れて、ゲームセット。4連敗となったロッテは今季の負け越しが決定した。尚、この日、富士重工の井場友和投手(24)が日本ハムに対して一番乗りで逆指名を行った。

大阪ドーム:近鉄15勝12敗
BW 002010020  5
Bu 000110000  2
勝:小倉8勝5敗10S 負:山村6勝9敗 S:カルロス5勝4敗4S
 
 ハイツ田口、先制打! オリックス、5連勝!
0−0で迎えた3回、オリックスは一死二塁から、ハイツ田口のセンター舞えタイムリーで1点を先制。更に、大島がヒットで繋いだ後、谷がタイムリー二塁打を放ち、この回、2点。4回、ローズのタイムリーで1点を返されるも、直後の5回、一死一、二塁から大島のタイムリー二塁打で、3点目。その裏、近鉄は無死三塁から大村のタイムリーで、再び1点差とするも、オリックスは8回、二死満塁からナナリーのタイムリーで2点を追加し、ダメ押し。最後はカルロスが3人で締め括り、ゲームセット。カルロスは4セーブ目、先発の小倉は8勝目をマークした。これでオリックスは5連勝。一方、敗れた近鉄は6連敗となった。