球界トピックス

9月26日
シドニー五輪決勝トーナメント:日本0−3キューバ 韓国2−3米国


神宮:ヤクルト13勝11敗
G  000100000  1
S  000000000  0
勝:メイ12勝7敗
負:前田2勝2敗
本:今夜の松井さん41
 今夜の松井さん、12試合ぶりの41号! メイ、3度目の完封で12勝目!
折角、破戒僧・清原が左腹筋痛により登録抹消となったにも拘わらず、茂雄の無期限続投に大ショックを受けたマルちゃんは38度の高熱を発してダウンしてしまったこの日、優勝が決まった事で有頂天の茂雄は、最早、川相不在で敗れても何の支障もないとあって、またもや名手・川相をベンチに幽閉する大暴挙に打って出た。更に、清水をも引っ込めて、同じ左の斉藤宜を起用すると言うツープラトンの嫌がらせを敢行。優勝を決めても嫌がらせ采配に余念のない茂雄やり口に、とても優勝直後のチームとは思えない程、試合前から重苦しいムードに包まれた巨人はヤクルト先発・前田の前に3回まで僅かに1安打と沈黙。一方、巨人先発・メイは川相不在とあってペース配分無視の全力投球モードを展開し、ヤクルト打線を強引に封じ込め、0−0の儘、試合は中盤に突入。迎えた4回、巨人は一死から今夜の松井さんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンド中段へ12試合ぶりとなる41号ソロを叩き込み、ようやく1点を先制。更に、江藤,ヒットマン後藤,ニックンの3連打で満塁とし、前田をKOしたものの、代わった2番手・宮出の前に村田善,メイと凡退して、三者残塁と相変わらずの川相不在による拙攻ぶりを展開。ただでさえ、川相不在の影響で心身共に疲労困憊のメイだったが、川相不在のインケツ打線を目の当たりにして、5回には二死一、三塁のピンチを迎えるなど爆発寸前。あまりのメイのイライラぶりに、この儘では、批判文書をバラまかれてしまうと恐れた茂雄は直後の6回、二死からヒットマン後藤の打順で渋々ながら、ついに名手・川相を投入川相は得意の粘りで四球を勝ち取る本領発揮のバッティングを展開したものの、続くニックンがファーストライナーに倒れて、結局、この回、無得点。しかし、川相がその儘、サードの守備に入った事により、それまでが嘘の様に穏和な表情で落ち着きを取り戻したメイは最後まで投げきり、10三振を奪う力投で12勝目を今季3度目の完封で飾った。川相を投入があと一歩遅ければ、逆転負けの可能性も十二分に考えられた展開だったが、茂雄はそんな事は見て見ぬフリで「松井さんが久々に打ちましたねぇ、エヘヘヘ〜」と話題を逸らしている有様で、この様子では日本シリーズでも川相幽閉策を強化させるのは必至とあって、悪夢の6年連続日本一獲り失敗の可能性を大きく残している

シドニー五輪決勝トーナメント準決勝
日  本 000000000  0
キューバ 00010200×  3
勝:コントレラス 負:ジョニー黒木
 またもキンデランに痛打! 日本、完封負けで金メダル絶望!
負ければ金メダルが絶望となるこの一戦、日本はジョニー黒木(ロッテ)を先発に立てての必勝体制。ジョニー黒木は先頭のウラシアにヒットを浴びたものの、以降9人連続凡退に打ち取る快調な立ち上がりとなったが、日本もキューバ先発・コントレラスの前に3回まで1安打と沈黙。0−0の儘、迎えた4回、日本は一死からハイツ田口(オリックス)がショート・メサのエラーで出塁すると、続く中村(近鉄)がレフト前ヒットで続き、一、二塁のチャンス。しかし、ここで松中(ダイエー)がピッチャーゴロゲッツーに倒れる最悪の展開で、結局、無得点。その裏、キューバは一死からゴメスがレフト前にヒット。リナレスはセカンドライナーに倒れるも、飛び出していたゴメスを刺そうと焦ったセカンド・平馬が体勢の崩れた儘、一塁へ痛恨の悪送球。二死二塁となった所で、主砲・キンデランがレフト前にタイムリーを放ち、ついに1点を先制。6回にもキューバは、一死からウラシア,ゴメスの連打で一、二塁として、クリーンナップを迎える絶好の場面。このピンチにジョニー黒木はリナレスをセンターフライに打ち取ったものの、続くキンデランの打席でワイルドピッチを犯して、二、三塁。一塁が空いた事で敬遠も考えられる場面ながら、勝負にいくも、これが裏目。キンデランはレフト線に2点タイムリーを放ち、その差は3点と広がった。直後の7回、日本は先頭のハイツ田口がセンター前に弾き返すと、一死後、松中もセンター前にヒットを放ち、一、三塁のチャンス。しかし、田中幸(日本ハム)は空振り三振。続く代打・阿部(中大)もセカンドゴロと倒れて、二者残塁。続く8回には先頭の廣瀬(法大)が左中間を破る二塁打で出るも、鈴木郁(中日),沖原(NTT日本)と凡退。ここで代打・野田(新日鉄君津)を投入するも、インハイの球をよけたバットに当たってしまう不運なファーストフライに倒れ、廣瀬は二塁に釘付け。その裏、先頭のネサの三塁線の打球は完全にファールにも拘わらず、フェアの判定。打球がレフト線へ転がる間にネサは二塁を陥れ、ジョニー黒木は無念の降板。ここで代わった石川(青学大)に対して、キューバは二死後、リナレスがレフト前にヒット。これで一気に本塁をついたネサだったが、ハイツ田口が好返球でこれを刺し、追加点を阻止。土壇場9回、好プレーで気を良くしている筈のハイツ田口から始まる好打順とあって期待がかかったが、ハイツ田口はあえなくキャッチャーファールフライに倒れて、一死。続く中村もピッチャーゴロに倒れると、松中は空振り三振に終わり、コントレラスの前に散発6安打の完封負け。これで金メダルが絶望となった日本は3位決定戦で銅メダル獲得に望みをかける事となった

ナゴヤドーム:中日14勝11敗
T  000000001  1
D  10200010×  4
勝:山本昌11勝8敗 負:ハンセル7勝7敗 S:ギャラード1勝2敗34S 
本:福留11
 山本昌、無失点の好投! 星野監督、通算700勝!
中日は初回、一死二塁から福留のタイムリーで1点を先制。3回には山崎がタイムリー二塁打を放ち、2点を追加。7回には福留の11号ソロで、ダメ押しの4点目。投げては先発・山本昌が7回まで3安打無失点の好投を見せると、8回途中から霊感投手・落合、9回からは小山と繋ぐ継投を展開。小山は新庄にタイムリー二塁打を浴び、なおも二死二、三塁と言うピンチを迎えたものの、最後は守護神・ギャラードが代打・大豊を三振に斬ってとり、逃げ切った。山本昌は11勝目をマーク。星野監督は史上16人目の通算700勝を達成した。

広島:広島12勝13敗
YB 100000000  1
C  01030100×  5
勝:山内2勝0敗 負:福盛5勝6敗10S 
本:キュラソ星人28、新井14
 山内、完投で2勝目! 新井、決勝タイムリー!
初回、ローズのタイムリーで先制された広島は2回、先頭のキュラソ星人がレフトスタンドへ28号ソロを叩き込み。同点。1−1で迎えた4回には一死二、三塁から新井のタイムリー内野安打と石井タクローの悪送球で2点を勝ち越すと、更に、二死三塁となった所で西山もセンター前にタイムリーを放ち、この回3点。更に、6回にはまたも新井が14号ソロを叩き込み、ダメ押し。投げては先発・山内が走者を出しながらも、要所を締める粘りの投球を展開して追加点を許さず、結局、9回まで投げ抜いて、2勝目をマークした。

東京ドーム:日本ハム10勝15敗
BW 000003000  3
F  020000000  2
勝:小倉7勝5敗10S 負:ガンちゃん6勝12敗 S:カルロス5勝4敗2S
本:野口9
 小倉、プロ入り初の先発勝利! カルロス、4回無安打の好リリーフ!
プロ初先発となったオリックス・小倉に対して、日本ハムは2回、先頭のトムがレフト前ヒットで出ると、続く井出が送って、一死二塁のチャンス。ここで野口がバックスクリーン右へ9号2ランを叩き込み、2点を先制。2点を追うオリックスは6回、二死一、三塁から、二軍の中国遠征派遣に備えて登録抹消予定だった所を仰木さんのチョンボで抹消し忘れ、一軍に残した儘だった事で急遽スタメン起用となった葛城イクローが右中間へタイムリー二塁打を放ち、1点差。更に、続く日高がセンター前に2点タイムリーを放ち、逆転に成功。その裏から、マウンドに上がったカルロスが4イニングをノーヒットに抑える好ロングリリーフを見せ、1点差を守りきった。カルロスは2セーブ目、小倉に7勝目がついた。尚、これにより、ダイエーのマジックは1つ減って4となった。