球界トピックス

9月14日


甲子園:阪神9勝18敗
G  3001000112  8
T  0020000311  7
勝:平松3勝1敗
負:葛西7勝5敗17S
本:破戒僧・清原14、タラスコ19、ヒットマン後藤6
 茂雄、あくなき川相幽閉策! 怒濤の無駄遣い継投炸裂!
台風の影響で新幹線に車中泊を余儀なくされた事で体調不十分の連中を優先してまで、体調万全の川相をフル欠場に追い込むイカレ采配により、屈辱の大惨敗を喫する醜態を晒したにも拘わらず、この日も懲りずに茂雄は名手・川相をベンチに幽閉する大暴挙に打って出た。この茂雄のやり口に試合前から重苦しいムードに包まれた巨人は初回、阪神先発・織田裕二に対して、先頭のガッツな貴公子・仁志が四球を選ぶと、茂雄に「ヒラメなんてものじゃない。オコゼだよ、オコゼ!」などと中傷されて怒り心頭の清水がライト前に弾き返して、一、二塁。ここでマッスル千代の富士がライト前にタイムリーを放ち、1点を先制。一死後、破戒僧・清原の完全に泳がされたサードへのボテボテのゴロをハートキーが一塁へ悪送球。しかし、記録はタイムリーヒットとなり、三塁走者の清水が2点目のホームイン。この悪送球の間に、マッスル千代の富士が三塁を陥れると、続く江藤がレフトへ犠飛を打ち上げて、3点目。この後、ソーサ元木,村田善と連打を浴びせ、満塁としたものの、高橋尚が三振に倒れて、三者残塁。川相不在とあって不安感一杯の巨人先発・高橋尚は持ちうる全ての精神力を注ぎ込み、2回までは何とか0点に抑えていたものの、川相不在の影響で早くも疲れの色が見え始めた3回、ついに捕まった。二死満塁から新庄にレフト前に2点タイムリーを浴びて、1点差。直後の4回、二死から、代えるべきはショートであってピッチャーではない事に気付かない茂雄は高橋尚を早くもあきらめ、代打・斉藤宜を投入。斉藤宜がヒットで出ると、続く仁志がレフト線へタイムリー二塁打を放ち、4点目。その裏からマウンドに上がった前略・三沢興一だったが、やはり川相不在とあっては不安感一杯で一死から矢野にセンター前へ。続く吉田剛をサードゴロに打ち取り、ゲッツーでチェンジと思われたが、これを川相不在で守備のリズムを崩している江藤がトンネルする大エラー。ここは辛くも後続を断ち切った三沢だったが、続く5回にも和田,ハートキーにヒットを浴びて、一死一、三塁のピンチ。代えるべきはショートであってピッチャーではない事に気付かない茂雄はノリダー柏田を投入。これに対して、大豊はセカンドゴロゲッツーに倒れて、結局、無得点。あくまで川相を出さずに抵抗しようとする茂雄の必要以上に小刻みにリリーフを注ぎ込む十八番の無駄使い継投に対して、阪神はこの後も、6回に二死二塁,7回にも一死一塁とチャンスを掴みながら、あと一本が出ない拙攻を展開。一方、川相不在とあって粘りにも繋がりにも欠ける巨人打線もチャンスらしいチャンスが掴めず、追加点を取れずにいたが、4−2の儘、迎えた8回、一死から破戒僧・清原が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへ14号ソロを叩き込み、貴重な5点目を追加。その裏、川相不在で不安感一杯の5番手・野村が一死から悠久の若虎・桧山を歩かせると、代えるべきはショートであってピッチャーではない事にこの期に及んでもまだ気付かない茂雄はまたまた無駄使い継投を展開し、南を投入。しかし、やはり川相不在で不安感一杯の南は矢野にセンター前へ弾き返されると、続く代打・タラスコにレフトスタンドへ19号3ランを叩き込まれ、試合は一気に振り出しに戻った。直後の9回、巨人は先頭の代打・ヒットマン後藤が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ2試合連続となる6号ソロを叩き込み、勝ち越しに成功。ここで茂雄は南に代わって、名手・川相…ではなくニックンを投入するあくなき嫌がらせを敢行。ニックンが死球を食らって出塁すると、茂雄は犠打世界記録を狙う川相にあてつけるがごとく仁志に送らせ、一死二塁。ここでノムさんが遠山を投入してくると、茂雄は左だからと清水を引っ込め、マルちゃんを投入する果てなき嫌がらせラッシュ! しかし、破戒僧・清原を出したい茂雄によって、耳にタコが出来る程「マルちゃんは疲れてますからねぇ、エヘヘヘ〜」と口撃をかまされる精神攻撃の上に、大したケガでもないにも拘わらず、肉離れと称して二軍へ島流しにされるなどして、打点王を初めとする打撃三冠のタイトル奪取の可能性を奪い取られる悪逆非道な行為を受け、たまにスタメンと思えばレフトを守らされて投手陣から総スカンと散々のマルちゃんただでさえ川相不在の上、茂雄の執拗な嫌がらせを打破する為には一発を狙うしかない状況とあって、繋ぐバッティングなど出来よう筈もなく、明らかに一発狙いの振り回すスイングでセンターフライに倒れたものの、川相をベンチに追いやる事が最大の任務であるマルちゃんの結果などどうでもいい茂雄はベンチで歯痒い様子の川相の姿にご満悦。続くマッスル千代の富士もセカンドゴロに倒れ、結局、ニックンは二塁に釘付け。その裏、茂雄はショートに名手・川相…ではなく代打で投入されたニックンを守らせる嫌がらせを敢行し、マウンドには岡島を投入。しかし岡島も川相不在とあって不安感一杯で制球が定まらず、和田はカウント0−3としながら辛くも打ち取ったものの、続くハートキーにはストレートの四球。更に、新庄には三遊間を破られると、暴投を犯して、一死二、三塁。大豊は全てボール球を振ってしまうダボハゼぶりで三振にとったものの、続く代打・八木にはまたもやストレートの四球を与えて、二死満塁。矢野に対してもカウント2−2と苦しい投球の岡島は真ん中低めのきわどい所へカーブを投げ込むもボールの判定。何としても川相抜きで勝ちたい茂雄は脱兎のごとくベンチを飛び出し、いつにない激しい抗議をかましたものの、あまりの見苦しさに阪神ファンから怒濤の「帰れコール」を浴び、すごすご退散。これでますます萎縮してしまった岡島は結局、矢野に押し出しの四球を与えてしまい、再び同点。中盤の無駄使い継投の余波で最早、ブルペンには桑田と平松しか残っていない状況ながら、意地でもショートではなくピッチャーを代えたい茂雄は岡島から平松にスイッチ。タラスコの高々と上がった打球はキャッチャーへのファールフライと思われたが、風に流されてフェアグラウンドへ。チュウがこれに追いつけず、あわやサヨナラ…と言う所だったが、サードのソーサ元木が辛うじて、これを抑え、試合は延長に突入した。迎えた10回、巨人は一死から代わったばかりの葛西に対して、清原がストレートの四球を選ぶと、チュウが送って二死二塁。ここでソーサ元木がしぶとくセカンドの左へ弾き返すと、二塁走者・清原は強引に本塁へ突入。完全にアウトのタイミングだったが、センター新庄の送球が大きく一塁側へ逸れてしまった事で矢野のタッチが遅れ、清原は勝ち越しのホームイン。この間にソーサ元木が二塁へ進んだ事で、ヒットマン後藤は歩かされると、ニックンがライト前にタイムリーを放ち、この回、2点目。この間に走者はそれぞれ二、三塁と進み、一塁が空いた事で仁志も歩かされ、満塁。あくまで川相を使いたくない茂雄はピッチャーの平松をその儘、打線に送り込む嫌がらせを敢行。案の定、平松は空振り三振に倒れたが、川相をベンチに追いやる事が最大の任務である平松の結果などどうでもいい茂雄はベンチで歯痒い様子の川相の姿にご満悦この茂雄のやり口に辟易とし、モチベーションが一気に低下した平松に対して、阪神はその裏、一死から代打・SAMがセンター前ヒット。続く和田の打球はサードゴロゲッツーと思いきや、川相と比べて堅実さに欠けるソーサ元木がこれを大トンネルし、二、三塁。ここで星野修がライトへ犠飛を打ち上げて、1点差。新庄が敬遠されて、サヨナラの走者を出した阪神だったが、この日、ブレーキとなっている大豊がここでもショートゴロに倒れて、万事休す。さっさと川相を出していれば、こんな無駄な総力戦を長々と演じる事はなかったであろうが、再三に渡る川相を投入すべきポイントにおいて、あくまで川相幽閉策を貫き通し、相次ぐ拙攻拙守を繰り返しながらも、それ以上の阪神の拙攻拙守に助けられ、結果として勝ってしまった事に茂雄はご満悦。これでは今後も川相幽閉策を徹底させるのは必至とあって、依然として、球団史上初の4年連続V逸の可能性を大きく残している。尚、これでマジックは1つ減って6となった。

神宮:ヤクルト10勝13敗1分
YB 002010004  7
S  000010000  1
勝:福盛4勝5敗10S 負:レモン先生3勝5敗1S S:木塚5勝3敗14S 
本:鈴木なおのり16
 金城、先制タイムリー! 鈴木なおのり、祝砲100号!
0−0で迎えた3回、横浜は無死一、三塁から金城がタイムリーを放ち、1点を先制。更に、鈴木なおのりのショートゴロ併殺崩れの間に2点目。5回には鈴木なおのりが史上211人目の通算100号となるバックスクリーン直撃の16号ソロを叩き込み、3点目。ヤクルトはその裏、一死二、三塁から池山のショートゴロの間に1点を返し、2点差。3−1の儘、迎えた土壇場9回、横浜は無死満塁から鈴木なおのりの犠飛,ローズの2点タイムリー,メカゴジラのタイムリーでダメ押しの4点を追加。8回からマウンドに上がっていた木塚が9回も締めて、14セーブ目をマークした。先発の福盛は6回途中まで1失点の内容で4勝目