球界トピックス

9月12日 T−G(甲子園):雨天中止 D−C(ナゴヤドーム):豪雨による浸水の為、中止


 茂雄、上原に抑え指令!? 上原、全面抵抗の構えで内部崩壊必至か!?
桑田のシリーズでの先発転向阻止を図るべく上原の抑えとしての起用を全面否定していた筈の茂雄だが、この日、一転して「本人には言ってないけど、(抑えに回す)アイデアがあるんですよ、エヘヘヘ〜」と、その可能性をほたえ出し、優勝が決まり次第、リリーフとしてのテスト登板を画策していると言う。上原を後ろに回す事で桑田が先発に食い込める可能性が浮上するが、旧三本柱解体プロジェクトを押し進める茂雄にとって、安易に桑田を先発に戻す事により、斎藤雅の様に結果を出されてはたまらない筈で、桑田を先発に回さない為の秘策を暖めているのは想像に難くない所だ。尚、上原はこの抑え転向案については「面白いですね。連投しなくていいストッパーならOKですよ。僕は連投出来る体じゃないんで…」と茂雄を皮肉りつつ、このプランへの拒否反応を示した。しかし、選手の気持ちを無視した起用法は茂雄の十八番であり、上原がいかに抵抗しようとも、やると決めたら強要する可能性は高い。よりにもよって、シリーズ中に内部崩壊に陥ってしまう危険性が出てきたとあって、関係者は戦々恐々だ。

 豪雨で新幹線足止め! 主力14選手、悪夢の車中泊!
甲子園での阪神戦の為、11日夕方から空陸に分かれて大阪へ向かっていた巨人ナインだったが、台風14号の影響による豪雨により、東海道新幹線が三河安城駅近くで足止めを食らい、陸路を利用した面々は何と車中泊を余儀なくされる最悪の展開となった。この中には12日に先発予定だった高橋尚を初め、ガッツな貴公子・仁志,江藤,清水ら主力14選手も含まれていたが、幸い12日の試合は正午前に雨天中止が決まった事で支障はなかった。結局、予定より約22時間遅れでようやく新大阪に辿り着いた巨人ナインの表情は、一様に疲労感が漂っていた。因みに、名手・川相は天候状況を冷静に分析把握し、賢明にも空路を選んだ為に難を逃れ、体調は万全。ここで車中泊などしてしまった日には、茂雄に「川相は車中泊で疲れていますからねぇ、エヘヘヘ〜」などと言われて、13日以降の試合も200%フル欠場に追い込まれていた事だろう。

 豪雨で新幹線足止め! 主力14選手、悪夢の車中泊!
引退はおろか、メジャーや巨人入りまでちらつかせて、2年連続で球団側を翻弄しているローズだが、この日、「ここまで(来季の)条件提示がないと言う事は球団側が契約延長の意思がないと言う事だろう。金の問題じゃない。7億,8億積まれても横浜でプレーする事はない」と語り、来季は横浜でプレーしない意向を明らかにした。かねてより、早い段階での交渉を求めていたにも拘わらず、昨年同様、一向に仕掛けてこない球団側に業を煮やし、溜まっていた不信感が爆発した模様。しかし、これまた昨年と同様の展開で、年俸吊り上げの駆け引きの為のポーズである可能性は十二分だ。昨年と比べると、引退よりも移籍の可能性を高く打ち出している事で、球団側はメジャーならまだしも、日本の他球団…ましてや巨人などにかっさられてはたまらないとばかりに泡を食っている状態。年俸の25%分の保留手当を払い保留権をゲットする可能性も出てきたが、ローズは「何もプレーしない選手に、ただで1億以上も払うとは思えない」今季の年俸が実は4億円以上だと言う事を暗に暴露した上で、その可能性を一蹴した。

神宮:ヤクルト9勝12敗1分
YB 110000000  2
S  03100000×  4
勝:前田1勝1敗 負:ゴーグル8勝10敗 S:高津0勝1敗23S 
本:鈴木なおのり15、ハマの大馬人4、ペタジーニ32
 宮本、決勝タイムリー! 前田、プロ入り初勝利!
横浜は初回、二死から鈴木なおのりが15号ソロを叩き込み、1点を先制すると、続く2回にはハマの大馬人・駒田が4ヶ月ぶりとなる4号ソロを放ち、2点目。その裏、ヤクルトは一死一、三塁から岩村がライトオーバーの2点タイムリー二塁打を放ち、同点とすると、続く宮本もライト前にタイムリーを放ち、勝ち越しに成功。続く3回にはペタジーニがライトスタンドへ32号ソロを放ち、4点目。投げては先発・前田が5回までソロアーチ2本で踏ん張ると、6回からは五十嵐、8回からは山本と無難に繋ぎ、最後は守護神・高津が二死から連打されながらも、何とか後続を断ち切り、2点のリードを守り切った。高津は23セーブ目、前田はプロ入り初白星を飾った。

東京ドーム:日本ハム10勝12敗
L  015022033 16
F  010000000  1
勝:石井10勝4敗 負:下柳6勝3敗
本:田中幸14、金村弟6、エセネオエセ松井19,20
 今季最多の16点! 打線爆発で連敗地獄にピリオド!
2回、西武は二死三塁から金村弟がセンター前にタイムリーを放ち、1点を先制。その裏、田中幸の14号ソロで追い付かれるも、直後の3回、二死一、三塁から和田がライト前にタイムリーを放ち、勝ち越し。更に、この後、満塁から3連続押し出し四球、玉野のタイムリーでこの回、5点。5回には金村弟が6号2ラン、続く6回にはエセネオエセ松井が19号2ランを放ち、10点目。8回にも3点を追加した西武は9回にもエセネオエセ松のがこの日2本目となる20号3ランでダメ押しの3点を追加。ビッグステーキ打線のお株を奪う18安打16得点の猛打で快勝を収めた西武は連敗をようやく8で止めた。先発の石井は6回まで1失点の好投で10勝目

福岡ドーム:ダイエー12勝12敗
M  000001200  3
H  00007000×  7
勝:ラジオ7勝6敗 負:小野11勝4敗
本:秋山5
 一挙7点のビッグイニング! 9連勝でマジック12!
0−0で迎えた5回、ダイエーは無死一、三塁から柴原が右中間へタイムリー二塁打を放ち、1点を先制。続く村松も右中間へ2点タイムリー三塁打を放つと、J.マッケンジーのライト前タイムリーで4点目。更に、バンクスのタイムリーの後、秋山が5号2ランを叩き込み、この回、一挙7点のビッグイニングを形成。ロッテは直後の6回、フクーラのタイムリーで1点を返すと、7回には平井のタイムリー二塁打等で2点を追加したが、粘りもここまで。これでダイエーは35年ぶりの9連勝となり、マジックは1つ減って12となった。

大阪ドーム:近鉄14勝11敗
BW 000000000  0
Bu 03020100×  6
勝:真木2勝2敗 負:小林5勝9敗
 
 大村、4打点の活躍! 真木、2年ぶりの完封!
近鉄は2回、一死一、三塁から武藤のセンター前タイムリーで先制すると、更に、前田が送った後、大村が一塁線を破る2点タイムリー二塁打を放ち、この回、3点。4回には二死二塁から、前田のタイムリー,大村のタイムリー二塁打で2点を追加。6回には一死二、三塁からまたもや大村がセンターへ犠飛を打ち上げて、6点目。投げては、先発の真木が終始危なげのない投球でオリックス打線を僅かに2安打に抑え、2年ぶり完封で2勝目をマーク。近鉄は対オリックス8年ぶりの勝ち越しを決めた。