球界トピックス

9月10日


東京ドーム:巨人10勝13敗
S  040200040 10
G  031000020  6
勝:宮出2勝0敗
負:上原8勝7敗
本:中井美穂の旦那13、真中9、チュウ6
 名手・川相、悪夢のフル欠場! 上原,桑田と相次いで火ダルマ!
前日、旧三本柱解体プロジェクトを画策しながら失敗したものの、川相を悪夢のフル欠場に追い込んでおきながら勝ってしまった事に気持ちを切り替え、図々しくも大喜びしていた茂雄は、この日も名手・川相をベンチに幽閉する大暴挙に打って出た。この儘では、総スカンを食らうと察知した茂雄はこの所、化けの皮が剥がれてきつつある破戒僧・清原をスタメンから外し、マルちゃんを入れる事でナインの溜飲を僅かながらも下げる狡猾な采配を展開。そんな茂雄の目論見を知ってから知らずか、試合前から重苦しいムードに包まれた巨人は初回、ヤクルト先発・宮出に対して、先頭のガッツな貴公子・仁志がライト前にポトリと落ちるヒットで出ると、前日、左腕相手だからとスタメン落ちの嫌がらせを受けて怒り心頭の清水が一、二塁間を真っ二つのヒットを放ち、無死一、二塁。しかし、続くマッスル千代の富士がセカンドゴロゲッツーに倒れると、今夜の松井さんが空振り三振に倒れ、結局、無得点。早くも川相不在を痛感させる拙攻ぶりを見せつけられて愕然とした巨人先発・上原に対して、ヤクルトは直後の2回、先頭の中井美穂の旦那・古田がレフトスタンド最前列に飛び込む13号ソロを放ち、1点を先制。更に、二死一塁から、ピッチャーの宮出がレフトオーバーのタイムリー二塁打を放つと、続く真中がライトスタンドへ9号2ランを叩き込み、この回、4点。その裏、巨人は茂雄にいちびられ続けて怒り心頭のマルちゃんがレフト前ヒットで出ると、一死後、ニックンが歩いて一、二塁。ここでチュウが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへ特大の6号3ランを叩き込み、1点差。続く3回には一死からマッスル千代の富士がライト線へ二塁打を放つと、続く松井さんがライト前にタイムリーを放ち、同点。しかし、依然として川相不在の不安感が拭えない上原は直後の4回、二死一塁から真中にライトフェンス直撃のタイムリー二塁打を浴びて、勝ち越しを許すと、続く土橋にもレフト前へタイムリーを浴びて、ついにKO。代えるべきはショートであってピッチャーではない事にこの期に及んでも気付かない茂雄はノリダー柏田−前略・三沢興一と次々と注ぎ込んでは酷使する十八番の無駄使い継投モードを展開。やはり、川相不在では不安感一杯の三沢に対して、ヤクルトは6回、宮本,真中とヒットを浴びせ、一死二、三塁。若松監督は何を血迷ったか、この状況でエンドランをかますと言う博打采配を展開するも、土橋が空振り三振、飛び出した三塁走者・宮本もあえなくタッチアウトとなる最悪の展開で、無得点。8回には、やはり川相不在で不安感一杯の4番手・平松が飯田,宮本とヒットを許して、一死一、三塁のピンチを迎えると、代えるべきはショートであってピッチャーではない事にこの期に及んでも気付かない茂雄は平松から桑田にスイッチ。しかし、これまた川相不在で不安感一杯の桑田は代わりばな代打・池山にレフト前へタイムリーを浴びると、真中にタイムリー二塁打,土橋にセンター前へ2点タイムリー,稲葉にもヒットと4連打を許した挙げ句、ペタジーニを歩かせて、1つもアウトを取れぬ儘、無惨にもKO。その裏、巨人は代打・斉藤宜の二塁打、清水の四球で一死一、三塁とすると、代わった山本からマッスル千代の富士のセンター前にタイムリー。続く松井さんのファーストゴロ併殺崩れの間に1点を加え、4点差まで詰め寄ったものの、9回も名手・川相が打席に立つ事はなく、あっさり三者凡退に終わり、ゲームセット。デーゲームで中日が敗れた為、マジックは1つ減って8となった。悪夢の川相フル欠場と茂雄ヘッポコ継投により敗れるべくして敗れ対ヤクルト戦負け越しにリーチがかかった巨人だが、相変わらず、茂雄は敗因がそこにあるなどとは微塵も思っておらず、今後も川相幽閉策を徹底させるのは必至とあって、依然として、球団史上初の4年連続V逸の可能性を大きく残している

横浜:横浜13勝11敗
C  000303000  6
YB 06000010×  7
勝:偽サムライ阿波野2勝0敗 負:山崎健4勝1敗3S S:木塚5勝3敗13S 
本:多村6、ロペス15、鈴木なおのり14
 鈴木なおのり、決勝14号! 木塚、連夜の好救援!
横浜は2回、無死一、三塁から多村がレフトポール直撃の6号3ランを叩き込み、3点を先制。更に、金城のタイムリー,キムタクのタイムリーエラー,中根の犠飛で3点を追加し、この回、大量6点。広島は4回、浅井の犠飛,ロペスの15号2ランで3点を返すと、6回には浅井,キュラソ星人のタイムリー,ロペスの犠飛でついに同点。しかし、横浜は7回、鈴木なおのりが2試合連続の14号ソロを放ち、勝ち越し。最後は木塚が締めて、連夜の13セーブ目。3番手の偽サムライ・阿波野に2勝目がついた。

甲子園:阪神11勝13敗
D  000000000  0
T  10400120×  8
勝:星野伸5勝9敗 負:宮越0勝1敗 
本:タラスコ17,18
 タラスコ、2打席連発! 星野伸、89日ぶり白星!
初回、阪神は一死から和田,ハートキーの連打の後、新庄がタイムリー二塁打を放ち、先制。3回には無死満塁から、新庄のショートゴロの間に1点を入れると、続くタラスコがバックスクリーンへ2試合連続となる17号3ランを叩き込み、この回、4点。6回にはタラスコがライトスタンドへ2打席連続となる18号ソロを放つと、続く7回にはハートキー,星野修のタイムリーで2点を追加。8回からは福原、9回からは山崎と繋いで完封リレーを達成し、快勝。先発の星野伸は6月13日以来となる5勝目をマークした。

西武吹き抜けドーム:西武14勝10敗1分
H  000050101  7
L  012001010  5
勝:永井8勝5敗 負:霊感投手・松坂12勝7敗1S S:ペドラザ2勝3敗32S
本:垣内12、宮地2、松中33
 松中、逆転3ラン! 30年ぶりの8連勝!
2回、西武は垣内の12号ソロで先制すると、続く3回には宮地が2号2ランを叩き込み、3点目。3点を追うダイエーは5回、一死から柴原,村松の連打で一、二塁。続く吉永はショートゴロゲッツーと思いきや、エセネオエセ松井が痛恨のエラーを犯して満塁。ここで小久保が2点タイムリー二塁打を放つと、続く松中がバックスクリーン左へ33号3ランを叩き込み、一気に逆転に成功。その後、1点ずつ取り合って迎えた8回、西武は中島のタイムリーで1点差と迫り、なおも一死一、二塁としたものの、長冨−篠原と繋ぐダイエーの必死の継投策に後続を断たれた。9回にも小久保のタイムリーでダメ押しの1点を追加したダイエーは、最後は守護神・ペドラザで3人で締め括り、実に30年ぶりとなる8連勝をマーク。マジックは2つ減って、13となった。

千葉マリン:ロッテ14勝9敗1分
Bu 011000040  6
M  01220011×  7
勝:吉田4勝7敗 負:アゴくら5勝8敗 S:小林雅11勝6敗6S
本:ローズ23
 貧血・ボーリック、決勝犠飛! 4連勝で4位浮上!
近鉄は2回、一死満塁から水口の犠飛で先制。その裏、酒井のタイムリー二塁打で追い付かれるも、直後の3回、ローズが23号ソロを叩き込み、勝ち越し。しかし、その裏、ロッテはサブローが2点タイムリー二塁打を放ち、逆転。続く4回には堀のタイムリー,山村のボークで2点を追加すると、7回にはまたも酒井のタイムリーで6点目。粘る近鉄は直後の8回、二死走者なしから四球とヒットで一、二塁とすると萩原,水口,大村のタイムリーで一気に同点。その裏、ロッテは一死満塁のチャンス。ここで近鉄は守護神・大塚を投入するも、試合前に貧血で倒れたボーリックが犠飛を打ち上げて勝ち越し。最後は抑えの小林雅が無死一、二塁とピンチを迎えながらも辛くも逃げ切り、4連勝をマーク。小林雅に6セーブ目、3番手の吉田に4勝目がついた。これでロッテは4位浮上

GS神戸:オリックス14勝10敗
F  700006040 17
BW 310100001  6
勝:高橋憲3勝1敗1S 負:木村0勝1敗
本:アリアス22、葛城イクロー1、ガッツ29
 木田画伯、火ダルマ10失点! オリックス、5位転落!
日本ハムは初回、プロ初先発となった木村の制球難をつき、3連続四球で無死満塁とすると、オバンドーが2点タイムリーを放ち、先制。更に、井出の犠飛,島田,野口の連続タイムリー二塁打,奈良原のタイムリーでこの回大量7点。オリックスはその裏、藤井のタイムリー,アリアスの22号2ランで3点を返すと、続く2回には葛城イクローがプロ初アーチ。4回には五島にタイムリー二塁打が飛び出し、2点差まで詰め寄った。しかし、日本ハムは6回、オリックス・5番手の木田画伯から、ガッツの2試合連続となる29号ソロをを皮切りに7連打で一気に6点を追加。半ばお仕置きの晒し者マウンドとなった木田画伯に対して、8回にも4点を奪った日本ハムは今季最多タイの17点で圧勝し、連敗を3でストップ。2番手の高橋憲に3勝目がついた。敗れたオリックスはついに5位に転落