球界トピックス

9月9日


東京ドーム:巨人10勝12敗
S  000000000  0
G  00000202×  4
勝:斎藤雅2勝0敗
負:高木2勝7敗
本:今夜の松井さん40
 今夜の松井さん、2年連続40号! 茂雄、外道采配炸裂で斎藤雅の完封阻止!
悪夢の川相フル欠場により、焼肉決起集会の及ぼした連勝街道がむざむざストップしたにも拘わらず、この日も茂雄は名手・川相をベンチに幽閉する大暴挙に打って出た。また、ヤクルトの先発が左の高木だからと清水を幽閉し、レフトには弘田コーチ曰く「外野守備はど素人」のソーサ元木を投入し、しかも、このソーサ元木を2番に置くならまだしも、小技では川相はおろかソーサ元木よりも遙かに劣るニックンを置くと言う信じがたいオーダーを展開。この日の先発は斎藤雅とあって、いかにも旧三本柱解体プロジェクトの一環と言わんばかりの茂雄の怒濤の嫌がらせラッシュに試合前から重苦しいムードに包まれた巨人は初回、ニックンがあえなく空振り三振に倒れるなど、茂雄の嫌がらせオーダーが完全に裏目に出て、あっさり三者凡退。続く2回には一死から破戒僧・清原,江藤の連打で一、二塁としたものの、ソーサ元木がショートゴロゲッツーに倒れると言うまたしても茂雄の嫌がらせオーダーが裏目に出る最悪の展開。3回には二死からガッツな貴公子・仁志がライト前に弾き返したものの、続くニックンがあえなくショートゴロに倒れ、またしても茂雄の嫌がらせオーダーが裏目に出て、結局、無得点。5回には先頭の江藤が右中間フェンス直撃の二塁打で出たものの、ソーサ元木がライトフライに倒れるなど、後続が続かず、またしても茂雄の嫌がらせオーダーが裏目に出る最悪の展開茂雄の嫌がらせ攻勢がことごとく的中する拙攻ぶりを目の当たりにしながらも、茂雄への反骨心に燃える斎藤雅は百戦錬磨のコーナーワークに加え、立ち上がりからペース配分無視の全力投球モードで5回までヤクルト打線をかわしてきたが、川相不在の為に飛ばしてきたツケがきたか、早くも疲労困憊。0−0の儘、迎えた6回には失点こそ許さなかったものの、痛烈な打球を次々と外野に弾き返されたのを見て巨人ベンチ(茂雄以外)にも、より一層焦燥感が漂ってきた。その裏、先頭の仁志が凡退すると、続くニックンもあっさり空振り三振に倒れ、またしても茂雄の嫌がらせオーダーの弊害が炸裂する重苦しいムードに包まれたが、ここでマッスル千代の富士の完全に詰まった打球がピッチャー後方、ショートの前にポトリと落ちる幸運な内野安打となると、続く今夜の松井さんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにバックスクリーンへ2年連続となる40号2ランを叩き込み、ついに待望の先制点をゲット! 先制点を貰った斎藤雅は8回まで4安打無失点に抑える力投を展開してきたが、その裏、旧三本柱解体を謀る茂雄はこの儘、完封されては解体プロジェクトの完遂が遠のいてしまうと察知し、斎藤雅の打席で名手・川相…ではなくマルちゃんを投入してまで、力尽くで斎藤雅の完封を阻止する外道采配を炸裂。マルちゃんは結局、セカンドゴロに倒れたが、斎藤雅の完封阻止が最大の任務であるマルちゃんの結果などどうでもいい茂雄は斎藤雅がベンチで歯痒い様子を見せているとあってご満悦。しかし、巨人はこの後、二死一、二塁のチャンスを作ると、9回に嫌がらせ継投をかまして斎藤雅の白星をも消し去ろうと企む茂雄の狙いを察知した今夜の松井さんがそうはさせじとライト線へ走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、貴重な2点を追加。この2点が大きく物を言い、9回は南−岡島が踏ん張って、完封リレーを達成。斎藤雅は2勝目をマークし、マジックを9と減らした。斎藤雅への嫌がらせ攻勢こそ失敗に終わった茂雄だが、川相が悪夢のフル欠場となったにも拘わらず、主砲と復活エースの活躍による快勝と言う結果が出てしまった事で一転して諸手を上げて喜ぶ図々しさを見せており、今後も川相幽閉策を徹底させるのは必至とあって、依然として、球団史上初の4年連続V逸の可能性を大きく残している

横浜:横浜12勝11敗
C  003000000  3
YB 00200200×  4
勝:細見5勝1敗 負:佐々岡10勝5敗 S:木塚5勝3敗12S 
本:浅井11、鈴木なおのり13
 鈴木なおのり、3打点! 中根、勝ち越し犠飛!
広島は3回、二死二塁から東出がライトフェンス直撃のタイムリー二塁打を放ち、先制すると、更に、続く浅井が右中間スタンドへ11号2ランを叩き込み、この回、3点。しかし、その裏、横浜は二死一塁から鈴木なおのりが右中間スタンドへ13号2ランを放ち、1点差。6回には無死三塁から鈴木なおのりガセカンドのグラブを弾く同点タイムリー二塁打を放つと、森笠のエラーで一気に三進。ここで中根が犠飛を打ち上げて、勝ち越しに成功。横浜は8回から森中、9回からは木塚を投入して、1点のリードを守りきった。先発の細見は5勝目、木塚に12セーブ目がついた。

甲子園:阪神10勝13敗
D  000100010  2
T  000010000  1
勝:バンチ11勝8敗 負:川尻9勝7敗 S:ギャラード1勝1敗30S 
本:ゴメス22、タラスコ16
 立浪、決勝犠飛! 粘投・バンチ、11勝目!
バンチ,川尻の両先発が立ち上がりから好投を展開し、両軍無得点の儘、試合は中盤へ突入。迎えた4回、中日は一死からゴメスがレフトスタンド中段へ22号ソロを叩き込み、均衡を破る先制点をゲット。しかし、阪神は5回、先頭のタラスコがバックスクリーン左へ16号同点アーチを叩き込み、試合は振り出しに。1−1の儘、迎えた8回、中日は和田のエラー,ゴメスのヒットで一死一、三塁とすると、立浪がセンターへ犠飛を打ち上げ、ついに勝ち越しに成功。最後はギャラードが3人で締め括り、逃げ切った。これでギャラードは30セーブ目。バンチに11勝目がついた。

西武吹き抜けドーム:西武14勝9敗1分
H  100000020  3
L  100100000  2
勝:吉田8勝3敗1S 負:豊田5勝8敗 S:ペドラザ2勝3敗31S
本:河田1、坊西2、柴原5
 伏兵の一発攻勢炸裂! ダイエー、M15点灯!
ダイエーは初回、一死三塁から吉永がセンターへ犠飛を打ち上げ、1点を先制。西武は、その裏、河田が5年ぶりとなるソロアーチを叩き込み、同点に追い付くと、4回には垣内がタイムリーを放ち、勝ち越し。1−2の儘、迎えた8回、ダイエーは一死から代打・坊西がバックスクリーン右へ同点2号ソロを叩き込むと、更に、二死後、柴原が坊西と殆ど同じ場所へ5号ソロを叩き込み、勝ち越しに成功。その裏、二死一、三塁とピンチを迎えるも、守護神・ペドラザを投入し、西武の反撃を断ち切った。これで7連敗となった西武は自力優勝が消滅し、7連勝をマークしたダイエーにマジック15が点灯した。ペドラザは31セーブ目、3番手の吉田に8勝目がついた。

千葉マリン:ロッテ13勝9敗1分
Bu 000102000  3
M  10011011×  5
勝:小林雅11勝6敗5S 負:香田4勝2敗
 
 堀、決勝タイムリー! 小林雅、好救援で11勝目!
初回、ロッテは先頭のサブローがヒットで出ると、二死三塁となった所でボーリックがショートへのタイムリー内野安打を放ち、1点を先制。4回にローズのタイムリーで同点とされるも、その裏、酒井のタイムリー二塁打で再び勝ち越し。続く5回には二死一、三塁から近鉄2番手・石毛の暴投で労せずして3点目を追加。直後の6回、近鉄は一死満塁から礒部の犠飛,川口のタイムリーで追い付くも、7回、ロッテは二死三塁から堀のライト前タイムリーで再び勝ち越しに成功。更に、8回には一死三塁からサブローがタイムリーを放ち、ダメ押しの5点目を追加。8回からマウンドに上がっていた小林雅は9回もきっちりと抑え、11勝目をマークした。

GS神戸:オリックス14勝9敗
F  000001000  1
BW 01100000×  2
勝:戎6勝1敗 負:関根9勝5敗
本:アリアス20、ガッツ28
 戎、散発4安打完投! オリックス、連敗脱出!
オリックスは2回、アリアスの20号ソロで1点を先制。続く3回には一死一、三塁からの藤井のサードゴロの間に2点目を追加。日本ハムは6回、ガッツが右中間スタンドへ28号ソロを放ち、1点差。土壇場9回には一死一塁から、片岡がセンター前へ抜けるかと言う痛烈なゴロを放つも、これをセカンド大島がダイビングキャッチで抑える超美技。最後はオバンドーが三振に倒れて、ゲームセット。オリックス先発・戎は今季4度目の完投で6勝目をマークし、チームの連敗を6で止めた。日本ハム先発・関根は散発3安打に抑える好投で完投したものの、打線の援護に恵まれなかった。これで日本ハムは3連敗