球界トピックス

9月6日


東京ドーム:巨人14勝10敗
C  010200000  3
G  000111002× 5
勝:南2勝0敗1S
負:黒田5勝6敗
本:新井9,10、キュラソ星人27、今夜の松井さん38,39、ニックン9、マッスル千代の富士25
 ナベツネ、狂気の爆弾発言! 茂雄、悪夢の10年続投プロジェクト!
この日、新聞協会理事会に出席したナベツネはついに気がふれたのか「既に、最高経営会議の了承はとってある。勇退されちゃ困るよ。あれ程の(ヘッポコ)監督はいない。あと10年ぐらいね。俺がオーナーをやっている間はお付き合い願うよ」などと茂雄に対して、来季続投要請をかます事を表明今後も10年もの間、悪夢の様な地獄ヘッポコ嫌がらせ采配と非効率金満大補強に付き合わされるとあっては、茂雄信者以外の巨人ファンが巨人に見切りをつけかねないこの狂気的爆弾発言に、巨人ナインは愕然。また、この話を聞かされた茂雄はシーズン中とあって言葉を濁したものの、すっかり続投気分なのか、チュウと共に企画した焼肉決起集会効果によりチームを6連勝に導いた川相に対して、来季中の1500試合出場&犠打世界記録達成をも阻止するプロジェクトを画策し、またも名手・川相をベンチに幽閉する大暴挙に打って出た。この茂雄のやり口に試合前から重苦しいムードに包まれた巨人は初回、広島先発・黒田に対して、ガッツな貴公子・仁志がライト前ヒットで出ると、すかさず二盗。ここで茂雄は犠打世界記録を狙う川相にあてつけるがごとく清水に犠打の指示を出し、一死三塁。しかし、マッスル千代の富士,今夜の松井さんと連続三振に倒れて、結局、無得点。いきなり川相不在を痛感させる拙攻ぶりを見せつけられ、不安感一杯の巨人先発・メイに対して、直後の2回、広島は二死から新井がバックスクリーン右へ9号ソロを叩き込み、1点を先制。4回には一死からキュラソ星人が左中間スタンドへ2試合連続となる27号ソロをぶち込むと、二死後、またも新井がレフトスタンドへ2打席連続の10号ソロを放ち、3点目。その裏、巨人は二死から今夜の松井さんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ38号ソロを叩き込むと、続く5回にはニックンが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドに突き刺さる9号ソロを放ち、1点差。更に、6回にはマッスル千代の富士が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにバックスクリーンへ2試合連続となる25号ソロを叩き込み、ついに同点。3−3の儘、迎えた8回裏、メイの打順を迎えた所で茂雄は名手・川相…ではなくヒットマン後藤を投入する嫌がらせを敢行。ヒットマン後藤は見逃せば四球となる完全なボール球を空振りして三振に倒れたものの、川相をベンチに追いやる事が最大の任務であるヒットマン後藤の結果などどうでもいい茂雄はベンチで歯痒い様子の川相の姿にご満悦。土壇場9回、代えるべきはショートであってピッチャーでない事にこの期に及んでもまだ気付かない茂雄は木村−野村−南と投手を無駄使いして、何とか凌ぐと、その裏、先頭のマッスル千代の富士が四球で出塁。ここで今夜の松井さんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへこの日2本目となる39号ソロを叩き込み、2試合連続のサヨナラ勝ち。これで巨人のマジックは1つ減って、11となった。川相不在により、粘りも繋がりもない打線は僅か5安打と抑え込まれ、極度の一発依存症を露呈しながら、最終的に松井さんの一発でサヨナラ勝ちと言う結果だけ劇的なものとなってしまった事に有頂天の茂雄は今後も川相幽閉策を徹底させるのは必至とあって、依然として、球団史上初の4年連続V逸の可能性を大きく残している

ナゴヤドーム:中日13勝9敗
YB 000000000  0
D  01010000×  2
勝:野口7勝9敗 負:野村2勝7敗 S:ギャラード1勝1敗29S 
 
 ハマの大馬人、2000本安打達成も完封負け!
横浜は2回、二死からハマの大馬人・駒田がレフト線に二塁打を放ち、史上29人目となる2000本安打を樹立したものの、結局、無得点。その裏、中日は二死一、二塁から野口の三塁線に転がるピッチャーゴロを野村が一塁へ悪送球(記録は1ヒット1エラー)し、この間に、1点を先制。4回には無死二、三塁から渡辺がセンターへ犠飛を打ち上げて、1点を追加。投げては、先発の野口は7回まで5安打9三振の好投で無失点に抑えると、8回からは岩瀬,9回からは守護神・ギャラードと繋ぐ必勝リレーを展開し、完封リレーを達成。ギャラードは29セーブ目、野口に7勝目がついた。

神宮:ヤクルト10勝10敗
T  000101000  2
S  00100020×  3
勝:伊藤智6勝6敗 負:ハンセル6勝5敗 S:高津0勝1敗22S 
 
 デカ、逆転タイムリー! 高津、150セーブ達成!
0−0で迎えた3回、ヤクルトは二死二塁から土橋が二塁打タイムリーを放ち、1点を先制。直後の4回、阪神は一死から悠久の若虎・桧山,タラスコの連打の後、続く矢野がレフト前へタイムリーを放ち、同点。6回には一死満塁から投手のハンセルが自らを助けるタイムリーを放ち、勝ち越しに成功。しかし、7回、ヤクルトは無死満塁とすると、二死後、代打・デカがレフト前へ2点タイムリーを放ち、逆転に成功。最後は高津が満塁のピンチを作りながらも、何とか凌ぎ、江夏,ササキ様に次いで史上3人目の通算150セーブとなる22セーブ目をマーク。先発の伊藤智に6勝目がついた。

千葉マリン:ロッテ11勝10敗2分
L  002000000000  2
M  001001000000  2


 西武、大拙攻炸裂も価値あるドロー!
西武は3回、無死満塁からフェルナンデスがセンターへ犠飛を打ち上げ、先制。更に、ポールの併殺崩れの間に2点目。その裏、ロッテはボーリックのタイムリー二塁打で1点差とすると、6回には堀がタイムリー二塁打を放ち、ついに同点。この際、小関が二塁へ悪送球を犯して、堀の三進を許すプロ入り初の失策。これで3年越しで続けてきたパ・リーグ記録である外野手としての連続守備機会無失策記録は658でストップ。試合は2−2の儘、延長に突入したが、小林雅,森の両リリーフの踏ん張りで、結局、延長12回規定により引き分け3併殺11残塁と拙攻三昧の西武だったが、熾烈な優勝争いに優位に働く価値ある引き分けとなった。

福岡ドーム:ダイエー14勝12敗
F  202001002  7
H  32013101× 11
勝:渡辺正5勝1敗 負:ガンちゃん6勝11敗
本:オバンドー26,27、小久保27、トム33、吉永9
 小久保、逆転27号3ラン! ダイエー、5連勝!
初回、オバンドーの26号2ランで先制されたダイエーは、その裏、小久保が27号3ランを叩き込み、一気に逆転。続く2回には大道が2点タイムリー二塁打。直後の3回、片岡のタイムリー二塁打で2点を返されるも、4回、またも大道がタイムリー二塁打を放つと、5回には松中,鳥越のタイムリーで3点を追加。6回、トムの33号ソロで1点を返されるも、その裏、吉永が史上115人目となる通算150号となる9号ソロを放ち、10点目。更に、8回には小久保のタイムリーでダメを押した。日本ハムは9回、オバンドーにこの日2本目の27号2ランが出たが、及ばず。2番手の渡辺正が連夜の5勝目ダイエーは5連勝でがっちり首位をキープした。

GS神戸:オリックス11勝12敗
Bu 001000200  3
BW 000000100  1
勝:真木1勝2敗 負:ブロウズ3勝3敗 S:大塚1勝1敗21S
本:ローズ21
 ローズ、3戦連発! 近鉄、今季初の5連勝!
0−0で迎えた3回、近鉄は二死二塁からローズがライト前にタイムリーを放ち、1点を先制。その後、真木,ブロウズの両先発の好投で膠着状態が続き、1−0の儘、試合は終盤に突入。迎えた7回、近鉄は二死一塁からローズがライトスタンドへ3試合連続となる21号2ランを叩き込み、貴重な追加点。その裏、オリックスは一死満塁から松元のセカンドゴロの間に1点を返したものの、近鉄の小刻みな継投の前に後続を断たれ、今季3度目の5連敗。先発の真木は6回途中でマウンドを降りたものの無失点で昨年5月26日以来となる白星大塚に21セーブ目がついた。近鉄は一昨年8月以来となる5連勝

 8月の月間MVP発表!
この日、8月の月間MVPが発表された。セ・リーグの投手部門は5試合で4勝(1敗)をマークし、防御率も2.77と安定した投球を見せたハマのチンピラ・三浦(横浜)が初受賞。打者部門は.340 10本 20打点と前半戦の大不振を払拭する活躍を見せたマッスル千代の富士(巨人)が昨年4月以来となる2度目の受賞。一方・パ・リーグの投手部門は先発転向でプロ初完封を含む4勝(0敗)と大きく貢献した下柳(日本ハム)が初受賞。打者部門は.348 9本 22打点の爆発ぶりに加え、リーグトップの28得点も評価されたガッツ(日本ハム)が初の受賞となった。