球界トピックス

9月5日 S−T(神宮),M−L(千葉マリン):雨天中止


東京ドーム:巨人13勝10敗
C  010010001  3
G  000010111× 4
勝:岡島5勝3敗7S
負:高橋4勝9敗4S
本:キュラソ星人26、江藤29、マッスル千代の富士24
 被サヨナラ男・高橋、またも屈辱のサヨナラ被弾!
チュウと共に企画した焼肉決起集会効果によりチームを5連勝に導いた上、和製オジーと称される堅実無比のフィールディングから生まれる絶大な安心感により、大不振の桑田をも復活させたにも拘わらず、茂雄はまたも名手・川相をベンチに幽閉する大暴挙に打って出た。この茂雄のやり口に試合前から重苦しいムードに包まれた巨人の先発・高橋尚は川相不在とあって不安感一杯。これに対して、広島は一死から東出が左中間を破る二塁打。しかし、東出は続くディアスの打席で塁を大きく飛び出して、タッチアウトとなる大チョンボ。これに救われた高橋尚はディアスも抑えて、この回は辛くも逃げ切ったものの、続く2回、先頭のキュラソ星人に左中間スタンド最前列へ26号ソロを叩き込まれ、先制点を献上。更に、新井,西山とヒットを浴びて、二死一、二塁のピンチを迎えたものの、ここで投手の山内の打順となる巡り合わせに救われ、何とか1点止まりで食い止めた。しかし、5回、西山,キムタクとヒットを浴びて、一死一、三塁とまたもピンチを迎えると、東出にレフトへ犠飛を打ち上げられて、2点目を献上。川相不在で繋がりに欠ける打線は毎回の様にヒットを放ちながら、いずれも散発と川相不在を痛感させる拙攻ぶりを展開し、広島先発・山内の前にゼロ行進を続けていたが、その裏、一死から、川相不在では自分が出るしかないとばかりに高橋尚が自らヒットで出ると、ガッツな貴公子・仁志,清水のしみったれた当たりが相次いで内野安打となるツキにも恵まれて、満塁のチャンス。ここでマッスル千代の富士が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドには届かなかったものの、犠飛としては十分な当たりとなり、ようやく1点。なおも一、二塁のチャンスだったが、今夜の松井さんは空振り三振に倒れて、二者残塁。続く6回、二死一塁の場面で茂雄は村田善に代わって名手・川相…ではなくヒットマン後藤を投入する嫌がらせを敢行。更に、追い打ちをかける様にネクストバッターズサークルには名手・川相…ではなくマルちゃんを立たせる嫌がらせを敢行。一塁走者・江藤に二盗を許した山内だったが、次が川相でないと分かるとヒットマン後藤を歩かせて一塁を埋め、マルちゃん勝負を選択。破戒僧・清原を出したい茂雄によって、耳にタコが出来る程「マルちゃんは疲れてますからねぇ、エヘヘヘ〜」と口撃をかまされる精神攻撃の上に、大したケガでもないにも拘わらず、肉離れと称して二軍へ島流しにされるなどして、打点王を初めとする打撃三冠のタイトル奪取の可能性を奪い取られる悪逆非道な行為を受け、たまにスタメンと思えばレフトを守らされて投手陣から総スカンと散々のマルちゃんただでさえ川相不在の上、茂雄の執拗な嫌がらせを打破する為には一発を狙うしかない状況とあって、軽打など出来よう筈もなく、このネガティブな心理状態を見抜いていた山内の巧みなコンビネーションの前に、明らかに一発狙いの振り回すスイングでセンターフライに倒れ、結局、二者残塁。続く7回、この回から代わった広島2番手・玉木重に対して、一死から清水,マッスル千代の富士が連打を浴びせて、一、三塁。ここで今夜の松井さんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに激振。打球はスタンドには届かなかったものの、犠飛としては十分な当たりとなり、ようやく同点。続く8回には先頭の江藤が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンド上段へ29号ソロを叩き込み、ついに勝ち越しに成功。土壇場9回、代えるべきはショートであってピッチャーではない事にまだ気付かない茂雄は3番手の野村から岡島にスイッチするも、岡島は川相不在とあって不安感一杯。これに対して、広島は一死から新井がセンター前へ弾き返すと、これでますます不安感を募らせた岡島の暴投で労せずして二塁へ。ここで代打・町田が左中間を破るタイムリー二塁打を放ち、同点。その裏、広島はここのところ、登板する度にサヨナラ打を浴びる男・高橋を投入。簡単に二死を取った高橋だったが、ここでマッスル千代の富士に川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ24号ソロを叩き込まれ、またしても屈辱のサヨナラ被弾! 横浜が敗れた為、巨人のマジックは2つ減って、12となった。川相不在による弊害から相次ぐ拙攻で残塁地獄を展開しながら、相手のミスとツキにも恵まれ、最終的に一発攻勢でサヨナラ勝ちと言う結果だけ劇的なものとなってしまった事に有頂天の茂雄は今後も川相幽閉策を徹底させるのは必至とあって、依然として、球団史上初の4年連続V逸の可能性を大きく残している

ナゴヤドーム:中日12勝9敗
YB 010000000  1
D  30000000×  3
勝:山本昌10勝7敗 負:ゴーグル8勝9敗 S:ギャラード1勝1敗28S 
本:森野2、立浪8
 森野、2号先制弾! 山本昌、3年ぶり2桁勝利!
初回、中日は一死から森野がライトスタンドへ2号ソロを叩き込み、1点を先制。更に、二死後、ゴメスがセンター前ヒットで出ると、続く立浪がライトスタンドへ8号2ランを叩き込み、この回、3点。直後の2回、横浜は一死一、三塁から相川がライトへ犠飛を打ち上げて1点。1−3の儘、迎えた土壇場9回、横浜は先頭の鈴木なおのりがヒットを放ち、山本昌をKO。しかし、代わった守護神・ギャラードが後続3人をピシャリと斬ってとり、ゲームセット。ギャラードは28セーブ目。この日、史上79人目の通算2000投球回を達成した山本昌は完投こそ逃したものの、8回1失点の好投で3年ぶりとなる10勝目をマークした。これで中日は横浜と入れ替わりで2位に浮上した。

福岡ドーム:ダイエー13勝12敗
F  000103000  4
H  21000020×  5
勝:渡辺正4勝1敗 負:高橋憲2勝1敗1S S:ペドラザ2勝3敗29S
本:片岡20、オバンドー25
 J.マッケンジー、決勝二塁打で首位返り咲き!
ダイエーは初回、二死一、三塁から
松中,J.マッケンジーの連続タイムリーで2点を先制。続く2回には大道の犠飛で3点目。3点を追う日本ハムは4回、片岡が20号ソロを叩き込むと、6回にはまたも片岡がタイムリー二塁打を放ち、1点差。ここでオバンドーがバックスクリーン右へ25号2ランを叩き込み、一気に逆転に成功。ダイエーは7回、一死三塁から小久保のタイムリーで追い付くと、二死後、J.マッケンジーがレフト線へタイムリー二塁打を放ち、勝ち越し。最後は守護神・ペドラザが三者三振斬りで29セーブ目。2番手の渡辺正に4勝目がついた。これでダイエーは試合のなかった西武を抜いて、8月19日以来の首位に返り咲いた

GS神戸:オリックス11勝11敗
Bu 024515031 21
BW 020001000  3
勝:山村6勝7敗 負:嘉勢0勝2敗
本:アリアス18、鷹野5、中村33,34、ローズ20
 猛爆・いてまえ打線、23安打21点で4連勝!
2回、2点を先制されたオリックスはその裏、アリアスがレフトスタンドへ同点18号2ラン。しかし、直後の3回、近鉄は二死満塁から大村が走者一掃のタイムリー二塁打を放つと、更に、前田のタイムリーでこの回、4点。続く4回にはローズの2点タイムリー三塁打,吉岡のタイムリーの後、鷹野に5号3ランが飛び出し、一挙5点。5回、中村が33号ソロを放つと、6回にはローズの34号2ラン等、6安打を集中して5点を追加し、試合を決定付けた。更に、終盤にも中村のこの日2本目となる34号ソロ等でダメを押した近鉄は今季両リーグ最多となる先発全員の23安打で21点を奪い、4連勝。一方、4連敗となったオリックスの21失点は球団ワースト記録となった。