球界トピックス

8月31日 YB−S(横浜),M−H(千葉マリン):雨天中止


東京ドーム:巨人17勝8敗
T  000100000  1
G  40062300× 15
勝:斎藤雅1勝0敗
負:織田裕二6勝8敗
本:江藤26、新庄24、チュウ2,3、ガッツな貴公子19、今夜の松井さん35、清水10、ニックン8
 怒濤の7アーチで大勝! 斎藤雅、386日ぶりの復活勝利!
前日、川相をフル欠場に追い込みながら、マッスル千代の富士の2発と相手のミスに助けられて、結果として勝ってしまった事で調子に乗った茂雄は、この日も名手・川相をベンチに幽閉する大暴挙に打って出た。更に、またしてもマッスル千代の富士を3番に置いて左を3枚並べる事により、左の遠山をこの上なく有効的に投入されてしまう状況を意図的に作り、清水にいつ代打を出されるやもしれないと言ういらぬプレッシャーを与えるあくなき嫌がらせのラッシュこの茂雄のやり口に試合前から重苦しいムードに包まれた巨人の先発は斎藤雅。前回の登板でも絶対的な信頼感を抱いている同期入団の川相不在のマウンドを強いられ、それでも執念の好投を見せたにも拘わらず、リリーフの桑田の登板をツーテンポ遅らせる事によりリズムを崩させると言う旧三本柱解体を狙う茂雄の嫌がらせ攻勢により、あと一人と言う所で白星を消される憂き目に会った斎藤雅だったが、この日も茂雄の嫌がらせに屈すまいとばかりに初回、三者凡退の力投。その裏、何とか斎藤雅に勝たせたい巨人(茂雄以外)は二死からマッス千代の富士が死球を食らって出ると、今夜の松井さんがライト前ヒット。続く破戒僧・清原は阪神先発の宿敵・織田裕二が内角攻めをかましてくる事を逆利用し、ナベツネ曰く「当たり屋」の本領を発揮する死球をかすめ取って満塁となった所で、2試合ぶりにスタメン復帰した江藤が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへ11試合ぶりとなる26号グランドスラムを叩き込み、早くも4点を先制。斎藤雅は2,3回とピンチの連続ながらも、何とか0点に抑えてきたものの、川相不在とあって初回から全力投球を続けてきた事で早くも疲労困憊。これに対して、阪神は先頭の新庄がレフトスタンドへ24号ソロを叩き込み、通算500打点をマーク。更に、悠久の若虎・桧山が死球,ハートキーが二塁打を放ち、無死二、三塁と絶好のチャンス。しかし、斎藤雅の気力の投球の前に矢野,田中シュータ,織田裕二と倒れて、結局、1点止まり。その裏、巨人は先頭のニックンがヒットで出ると、チュウが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへ2号2ラン。一死後、ガッツな貴公子・仁志が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへ19号ソロを叩き込み、7点目。更に、遠山のリリーフを誘うオーダーを展開し、登板即幽閉させようと言う茂雄の企みに怒り心頭の清水がセンター前へ、続くマッスル千代の富士もライト前へ弾き返して、織田裕二をKOすると、代わった2番手・弓長に対して、松井さんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにバックスクリーン左へ35号3ランを叩き込み、この回、6点。5回裏、斎藤雅に打順が回ってきた巨人だったが、川相不在と言う苦しい状況の影響から、早くも100球を越えており、大量リードもあるとあって、お役御免。代わって投入された名手・川相はとても大量リードがあるとは思えない緊張感を持ってボールに食らい付く気迫を前面に出したいつも通りの持ち味を発揮したバッティングを展開。川相の右中間への打球は新庄の好プレーに阻まれこそしたものの、この川相の打席で激しく消耗させられた弓長に対して、二死後、清水がライトスタンドへ10号2ランを叩き込み、12点目。6回に入って、茂雄は大量リードがあるのをいい事に名手・川相を守備につかせる事なく、ベンチに幽閉する嫌がらせを敢行。いかに大量リードしているとは言え、もう2度と川相に頼る事が出来ないと言う絶望的な状況に焦りの隠せない巨人は川相不在では何点あっても足りないとばかりに攻撃の手を休めず、その裏、二死二塁からニックンが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにライトスタンドへ8号2ランを放つと、続くチュウも川相不在では一発に賭けるしかないとばかりにレフトスタンドへこの日2本目となる3号ソロを叩き込み、ダメ押しの15点目を追加。6回以降はノリダー柏田−前略・三沢興一−西山と何とか繋いで、阪神の反撃をかわし、斎藤雅に昨年8月11日以来386日ぶりとなる白星がついた。15点取りながら、全てが一発によるものでタイムリーはなしと言う極度の一発依存症が露呈し、今後に不安を残す内容となったにも拘わらず、茂雄はそんなほころびには目もくれず、7発のアーチが飛び出した目先の大勝にすっかりご満悦で、今後も川相幽閉策を徹底させるのは必至とあって球団史上初の4年連続V逸の陰が徐々に忍び寄ってきている

広島:広島10勝12敗
D  000000012  3
C  40250000× 11
勝:黒田5勝5敗 負:小山1勝2敗 
本:ロペス11、浅井9、高橋1
 ロペス、先制満塁弾! 黒田、完投で5勝目!
初回、広島は一死満塁からロペスがライトスタンドへ11号グランドスラムを叩き込み、4点を先制。3回には無死一塁から浅井がライトスタンドへ最上段へ飛び込む9号2ラン。続く4回には一死一、二塁からキムタクがセンター前にタイムリーを放つと、更に、満塁となった所で浅井の走者一掃のタイムリー二塁打,ロペスのタイムリーで5点を追加。中日は8回にメゾン筒井のタイムリー,9回には高橋のプロ初アーチとなる2ランで3点を返す反撃を見せたものの、序盤の大量失点が響き、痛い星を落とした。広島先発・黒田は完封こそ逃したものの、今季2度目の完投で5勝目をマーク

西武吹き抜けドーム:西武11勝9敗2分
BW 200600040 12
L  100121000  5
勝:木田画伯3勝3敗3S 負:ミャオ5勝6敗
本:垣内11
 オリックス、大量12点で、ついに連敗ストップ!
オリックスは初回、二死満塁から五島がタイムリーを放ち、2点を先制。その裏、フェルナンデスのタイムリーで1点を返されるも、4回、無死満塁から日高が2点タイムリー二塁打。一死後、塩崎,五十嵐のタイムリー,藤井の犠飛で大量6点。西武はその裏、垣内の11号ソロで1点を返すと、続く5回には和田のタイムリー等で2点、6回にも和田のタイムリー二塁打で1点を追加し、3点差と迫ったが、反撃もここまで。8回、一気に4点を奪われ、試合を決定付けられた。オリックスはこれで連敗を7でようやく止め、10試合ぶりの白星。5回途中からマウンドに上がっていた3番手の木田画伯に3勝目がついた。

大阪ドーム:近鉄12勝12敗
F  420200301 12
Bu 000014010  6
勝:関根9勝4敗 負:真木0勝2敗
本:オバンドー24、ガッツ26、野口8
 ビッグステーキ打線、連夜の猛打で2位浮上!
日本ハムは初回、一死一、二塁からオバンドーのタイムリーで先制。更に、島田が歩いて満塁となった後、トムの2点タイムリー,田中幸の犠飛でこの回、4点。続く2回にはオバンドーの24号2ラン、4回にはガッツに26号2ランが飛び出し、8点目。近鉄は5回、水口のタイムリー二塁打でようやく1点を返すと、続く6回には3連打を浴びせて無死満塁とし、日本ハム先発・関根をKO。代わった高橋憲に対して代打・萩原,鷹野,大村の3連続タイムリーで4点を追加。追い上げられた日本ハムは直後の7回、井出のタイムリー二塁打,ガッツの犠飛で3点を奪い、試合を決定付けた。これで日本ハムはこの日試合のなかったダイエーと入れ替わりで6月22日以来の2位に浮上した。

 造反男・ジェファーソン、退団決定!
この日、西武はジェファーソンの退団を正式に発表した。25日の近鉄戦で内匠のファーストゴロを緩慢な動きで弾いてヒットにしてしまった為に雀士東尾にベンチへ下げられた事に対して激昂したジェファーソンは翌日に通訳を交えて行われた首脳陣との起用法に関する会談も決裂し、試合出場を拒否した儘、遠征先の大阪から緊急帰京。事態を重く見た雀士東尾は「今の精神状態ではプレーされても、ナインに悪影響がある。懲罰のつもりではない」と言いながらも、イースタン三冠王を走るポールと入れ替えで、一軍選手登録を抹消していた。ジェファーソンは5月頃から日本の野球に対して疑問を抱いていたとの事で、この事件により、それまでの鬱憤が爆発した模様。「戦う気持ちのない者が優勝を賭けた試合に打席に立つのは、他の選手に悪い」と退団を申し入れ、球団もこれを了承する形となった。