球界トピックス

8月29日



川相はいとも簡単に芸術的バントを決める

世界記録へ31と迫る堅実無比の犠打

川相の職人技にニックンも脱帽!

東京ドーム:巨人15勝8敗
T  100000002  3
G  000100000  1
勝:遠山1勝0敗2S
負:岡島4勝3敗6S
S:葛西7勝4敗16S
本:マッスル千代の富士21
 名手・川相、堅実無比の犠打も、茂雄の嫌がらせ采配大炸裂で4連敗!
名手・川相をスタメンどころかフル欠場させておきながら、監督室に呼びつけて「頑張っていきましょう、エヘヘヘ〜」といけしゃあしゃあと嫌味をかますなど、嫌がらせ攻勢に余念がない茂雄監督室での会話など、ただのポーズに過ぎないとばかりに名手・川相をベンチに幽閉する大暴挙に打って出た。また、下半身に張りを訴えていた破戒僧・清原を早くもスタメンに戻して、マルちゃんを幽閉した上、ニックン3番昇格プロジェクトこそ思い留まったものの、江藤とマッスル千代の富士を入れ替えて左を3枚並べる事により、左の遠山をこの上なく有効的に投入されてしまう状況を意図的に作り、清水にいつ代打を出されるやもしれないと言ういらぬプレッシャーを与えるあくなき嫌がらせのラッシュをかます始末。この茂雄のやり口に早くも試合前から重苦しいムードに包まれた巨人の先発・高橋尚川相不在の影響で不安感一杯とあって立ち上がりからボール先行の苦しい投球で、一死から和田にライト前に弾き返されると、二死後、新庄を歩かせて、一、二塁のピンチ。続く悠久の若虎・桧山には二遊間へ弾き返されるとこれを川相と比べて安定感に欠けるニックンが追い付きながらも、片手で抑えようとする雑なプレーをかました為に後ろに弾いてしまい(記録はヒット)、和田が先制のホームイン。その裏、巨人は一死から遠山のリリーフを誘うオーダーを展開し、登板即幽閉させようと言う茂雄の企みに怒り心頭の清水がライト前に弾き返したものの、マッスル千代の富士,今夜の松井さんと倒れて、結局、一塁に釘付け。続く2回には先頭の破戒僧・清原がナベツネ曰く「当たり屋」の本領を発揮して、死球で出塁するも、江藤が三振。続くニックンはサードゴロゲッツーと思いきや、サード塩谷が握り直した事で、清原が封殺されるだけに留まったものの、一塁に残ったニックンがすかさず二盗を敢行して、あえなく失敗すると言う何ともチグハグな攻撃で川相不在の弊害を露呈味方のあまりの拙攻ぶりに気落ちした高橋尚は3回に一死一、二塁、4回にも無死二塁のピンチを迎えるなど、依然として不安定な投球を展開。巨人はその裏、一死からマッスル千代の富士が川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに右中間スタンドへ21号同点アーチ。更に、松井さんが歩いた後、清原がヒットで繋いだものの、江藤がゲッツーに倒れて、結局、1点止まり。5回には2本のヒットで二死一、二塁とするも、清水の三遊間への痛烈な打球を塩谷がダイビングキャッチする美技で阻止し、二者残塁。6回にも二死から破戒僧・清原が二塁打を放ったものの、この日、インケツ続きの江藤がここでも凡退。直後の7回、阪神は先頭の吉田剛が出ると、代打・田中シュータがきっちり送って、一死二塁。ミスタースナイパー坪井が三振に倒れた所で、代えるべきはショートであってピッチャーでない事に気付かない茂雄は高橋尚から南にスイッチ。これに対して、和田はジャストミートでとらえるも、南に抑えられるピッチャーライナーとなり、この回も無得点。その裏、巨人は一死から代打・ヒットマン後藤が二遊間へ痛烈な打球。これを田中シュータがダイビングで抑えたものの、体勢が崩れた儘の一塁への送球が逸れている隙に、ヒットマン後藤が執念のヘッドスライディングを見せ、内野安打。ここで茂雄はようやく名手・川相を投入すると、流石に連敗を止めたいと言う焦りからか、散々阻止し続けてきたにも拘わらず、何と犠打を指示信じがたい茂雄の改心ぶりだが、これに戸惑う事なく名手・川相は明らかにバントと警戒されている中でいとも簡単に、6月11日以来、実に79日ぶりとなる堅実無比の犠打を決め犠打世界記録へあと31と迫った! 続くガッツな貴公子・仁志はボテボテのサードゴロながら、川相の作ったチャンスは無駄には出来ないとばかりに猛然と全力疾走ファーストの桧山と交錯するきわどいプレーとなったものの、間一髪アウトに終わり、この回も無得点。8回から、その儘、川相を守備につかせればいいものを、茂雄はベンチに再び幽閉する嫌がらせを敢行。これでこの試合2度と川相に頼れないと言う絶望的な状況に悲壮感たっぷりの巨人に対して、8回裏、ノムさんはついに遠山を投入。これ幸いと茂雄は試合前の幽閉プロジェクトを発動させて清水を引っ込め、この所、当たりの止まっているソーサ元木を投入する嫌がらせを敢行。しかし、ソーサ元木は初球をあっさり打ち上げてショートフライに倒れるも、茂雄は試合前から構想していた嫌がらせプロジェクトを実行出来た事にご満悦。続くマッスル千代の富士がセンター前に弾き返すと、今夜の松井さんもライト前に痛烈な一打。しかし、これをタラスコがダイビングキャッチする超美技で抑え、二死。続く破戒僧・清原が左中間を破る二塁打で繋いだものの、この日、インケツ続きの江藤がここでもキャッチャーフライに倒れ、二者残塁川相不在で不安感一杯の巨人3番手・岡島に対して、阪神は土壇場9回、矢野,塩谷が連打を浴びせて、無死一、二塁とすると、二死後、ミスタースナイパー坪井が右中間を真っ二つに破る走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、ついに均衡を破る2点をゲット! その裏からマウンドに上がった阪神の守護神・葛西の前にニックン,代打・斉藤宜と簡単に倒れると、ここでようやく出てきたマルちゃんもケガ人の清原をスタメン起用する茂雄の嫌がらせ采配にモチベーションは激しく落ち込んでおり、サードゴロに倒れて、ゲームセット。これで巨人はとうとう4連敗清水への嫌がらせプロジェクトの為に江藤とマッスル千代の富士の打順を入れ替えた事により、ことごとくチャンスの場面で江藤に回ってブレーキとなった上、名手・川相を無駄にベンチへ引っ込めてしまった事で敗れるべくして敗れた巨人だが、茂雄は「ツイてないですね、エヘヘヘ〜」と、自らのヘッポコ采配を棚に上げて敗因がツキのなさにあるなどとほたえており、今後も川相幽閉策を徹底させるのは必至とあって球団史上初の4年連続V逸の陰が徐々に忍び寄ってきている


広島:広島9勝11敗
D  000020011  4
C  000031001× 5
勝:山崎健4勝0敗3S 負:中山2勝1敗 
本:神野2、ディアス4
 ディアス、サヨナラ4号ホームラン!
0−0で迎えた5回、中日は一死満塁から井端が押し出し四球を選び先制すると、更に、関川がライトへ犠飛を打ち上げて、この回、2点。中日先発・バンチの前に4回までパーフェクトに抑えられていた広島だったが、その裏、ロペス,代打・新井のタイムリーで追い付くと、更に、キムタクにもタイムリー二塁打が飛び出して、勝ち越しに成功。続く6回にもロペスのタイムリーで1点を追加。2点を追う中日は8回、代打・神野が2号ソロを叩き込むと、土壇場9回、井端のタイムリーでついに同点。しかし、その裏、広島は二死からディアスがレフトスタンドへ4号アーチを叩き込み、サヨナラ勝ち

横浜:横浜12勝7敗1分
S  0001100000  2
YB 0000100011× 3
勝:森中6勝2敗2S 負:前田0勝1敗 
本:稲葉7
 中根、サヨナラタイムリー! 横浜、6連勝!
0−0で迎えた4回、ヤクルトは先頭の稲葉がレフトスタンドギリギリに飛び込む7号ソロを放ち、1点を先制。続く5回には二死二塁から土橋がレフトフェンス直撃のタイムリーを放ち、2点目。その裏、横浜は一死満塁から代打・メカゴジラがライト前にタイムリーを放ち、1点差。土壇場9回、8回途中からマウンドに上がっていたヤクルト守護神・高津に対して横浜は土壇場9回、先頭の中根が左中間を破る二塁打で出ると、二死後、相川が同点タイムリーを放ち、延長に突入。迎えた10回、横浜は二死一、二塁から中根がセンターオーバーのタイムリーを放ち、サヨナラ勝ちで6連勝を飾った。

西武吹き抜けドーム:西武10勝8敗2分
BW 000630000000  9
L  107000010000  9
 
本:エセネオエセ松井18
 パ・リーグ史上最長試合で延長12回ドロー!
西武は初回、和田のタイムリーで先制。3回には垣内の通天閣打法が炸裂する等、この回、7安打で大量7点。完全にワンサイドと思われたこの試合だったが、直後の4回、オリックスはアリアスのタイムリー二塁打,日高の押し出し四球,ハイツ田口,塩崎の連続タイムリーで4点を奪い、霊感投手・松坂をKO。更に、2点を追加して、この回、6点をあげると、続く5回には谷の2点タイムリー等で、ついに逆転に成功。しかし、粘る西武は8回、エセネオエセ松井の18号ソロで追い付き、試合は延長に突入。延長に入ってからは木田画伯,森が共に無安打投球の力投を展開し、9−9の儘、延長12回規定により引き分け。試合時間5時間32分はパ・リーグ史上最長記録となった。

千葉マリン:ロッテ11勝11敗
H  000300000  3
M  20012600× 11
勝:和田1勝1敗 負:永井7勝5敗
本:ボーリック22
 平井、決勝二塁打! 和田、8年目の初勝利!
初回、ロッテは二死三塁からボーリックが右中間スタンドへ22号2ランを叩き込み、先制。1,2回と満塁のチャンスを逃すなど、攻めあぐねていたダイエーだったが、4回、無死二、三塁から鳥越のタイムリーでようやく1点。更に、本間のファーストゴロをフクーラが弾き、バックアップの堀も一塁へ悪送球するダブルエラーで二者が生還し、逆転に成功。しかし、ロッテはその裏、堀のタイムリー二塁打で追い付くと、5回には平井,ボーリックの連続タイムリー二塁打で2点を勝ち越し。続く6回には5安打を集中して6点を奪い、試合を決定付けた。4回途中から登板し、7回まで0点に抑えた和田は8年目にしてプロ初勝利。敗れたダイエーはこれで4連敗となった。

大阪ドーム:近鉄12勝10敗
F  101400000  6
Bu 04001020×  7
勝:石毛2勝2敗1S 負:ガンちゃん6勝10敗 S:大塚1勝1敗19S
本:大村2、井出11、中村30
 中村、逆転30号! 大塚、好救援で19セーブ目!
日本ハムは初回、一死一、三塁からオバンドーのピッチャーゴロの間に1点を先制。近鉄は2回、一死満塁から大村が粘った末の11球目、右中間スタンドへ2号グランドスラムを放り込み、逆転に成功。直後の3回、日本ハムは二死から3連続四球で満塁とすると、島田のタイムリーで1点。続く4回には無死二、三塁から奈良原のタイムリーで1点差とすると、井出が右中間スタンドへ11号3ランを叩き込み、逆転。近鉄は5回、中村のタイムリー二塁打で1点差とすると、7回にはまたも中村がレフトスタンド上段へ30号2ランを叩き込み、再逆転。8回一死一、二塁のピンチに登板した守護神・大塚が連続三振で切り抜けると、9回もピシャリと締めて、ゲームセット。大塚はこれで19セーブ目