球界トピックス

8月26日



気合いの入った素振りを見せる川相

確実に右へおっつける職人技

川相の犠飛でマッスル千代の富士が生還

横浜:横浜9勝14敗
G  000302400  9
YB 34020201× 12
勝:野村2勝6敗
負:平松1勝1敗
S:木塚5勝3敗10S
本:今夜の松井さん34、ローズ18
 名手・川相、会心の犠飛も空砲! 悪夢の幽閉策炸裂で投手陣、次々と火ダルマ!
前日、川相投入があまりにも遅過ぎた為にまたもマジック点灯に失敗したにも拘わらず、またも懲りずに茂雄は名手・川相をベンチに幽閉する大暴挙に打って出た。更に、横浜先発が左の野村だからと、当たっている清水を外して、2番レフトには弘田コーチ曰く「外野守備はど素人」のソーサ元木を入れる嫌がらせを敢行! この茂雄のやり口に試合前から重苦しいムードに包まれた巨人は初回、一死からソーサ元木が二塁打を放つと、江藤のセンターフライで三進。続く今夜の松井さんは歩かされると、すかさず二盗を決めて、二死二、三塁。しかし、ここで破戒僧・清原がショートゴロに倒れる本領発揮のチャンスブレイクで二者残塁に終わり、早くも川相不在を痛感させる拙攻ぶりを展開。川相不在で不安感一杯の巨人先発・平松に対して、横浜は金城のヒット,鈴木なおのりの四球で一死一、二塁。ここでローズがレフトオーバーのタイムリー二塁打を放ち、1点を先制。更に、中根もライト前にタイムリーを放つと、ハマの大馬人・駒田のサードゴロの間にも1点を追加し、この回、3点。2回に入っても川相不在の不安感が拭えない平松は、いきなり投手の野村にヒットを許すと、続く石井タクローにもヒットを浴びて、無死一、二塁。代えるべきはショートであってピッチャーではない事に気付かない茂雄は平松から前略・三沢興一にスイッチ。しかし、三沢も川相不在で不安感一杯で金城にヒットを浴びて、満塁とピンチを広げると、続く鈴木なおのりのレフトフライをど素人レフトのソーサ元木が目測を誤って頭を越されてしまう凡プレー。これがタイムリー二塁打となり、二者が生還。更に、ローズにはライトフェンス手前まで運ばれる犠飛を許すと、茂雄は何を血迷ったか「点をやってもいいから、とにかくアウトカウントを稼げ」と指示。続く中根のサードゴロを捌いた江藤は三塁走者・鈴木なおのりを悠々刺せるタイミングにも拘わらず、茂雄のイカれた指示により、一塁へ転送してしまい、この回、4点目。7点を追う巨人は4回、先頭の松井さんが川相不在では一発に賭けるしかないとばかりに高めのボール球を強引に叩いて右中間スタンドへ運ぶ34号ソロ! 更に、破戒僧・清原,マッスル千代の富士,ニックンの3連打で2点目をあげると、チュウが送って、一死二、三塁。ここで茂雄は三沢に代えて、何と早くも名手・川相を投入。川相は職人技のおっつけるバッティングできっちりとライトへ犠飛を打ち上げて、3点目。4点差と迫り、その裏から、川相を守備につかせれば、一気に上昇ムードとなり、勝機も十二分にあったが、そんな気のきいた事を茂雄がする筈もなく、再び川相をベンチへ幽閉する嫌がらせを敢行。3番手のノリダー柏田はこの試合もう2度と川相に頼れないと言う絶望的な状況に落胆し、石井タクロー,金城と連打を浴びると、ダブルスチールを許し、無死二、三塁。しかし、茂雄のイカれた指示により、巨人はまたしても前進守備をとらず鈴木なおのりのセカンドゴロ、ローズのショートゴロの間に簡単に二者の生還を許してしまうお粗末な展開で9点目。巨人は6回、この回から代わった横浜2番手・河原に対して、マッスル千代の富士,ニックンの連打で無死二、三塁。チュウが三振に倒れた所で、茂雄はマルちゃんを投入。破戒僧・清原を出したい茂雄によって、耳にタコが出来る程「マルちゃんは疲れてますからねぇ、エヘヘヘ〜」と口撃をかまされる精神攻撃の上に、大したケガでもないにも拘わらず、肉離れと称して二軍へ島流しにされるなどして、打点王を初めとする打撃三冠のタイトル奪取の可能性を奪い取られる悪逆非道な行為を受け、たまにスタメンと思えばレフトを守らされて投手陣から総スカンと散々のマルちゃんただでさえ川相不在の上、茂雄の執拗な嫌がらせを打破する為には一発を狙うしかないとばかりに激振。打球はスタンドには届かなかったものの、レフトフェンス手前に落ちるタイムリーとなり、二者が生還。その裏、茂雄はノリダー柏田からルーキーの内薗にスイッチ。しかし、前回のプロ初登板でいきなり川相不在と言う絶望的なマウンドを強いられて3点を失った上、その3点がなければ9回に追い付いていたなどと、まるで自分のせいで負けたかの様な理不尽な言われ方をされた事で多大な精神的ダメージを負っていた内薗は、またしても川相不在のマウンドとなり不安感一杯。これに対して、横浜は鈴木なおのりがライト前に弾き返すと、続くローズがバックスクリーン左へ18号2ランを叩き込み、再び点差は6点に広がった。直後の7回、巨人は一死から松井さんが一、二塁間を真っ二つに破るこの日3本目となるヒットで出塁。続く破戒僧・清原が歩いた後、マッスル千代の富士がセンター前へヒット。中継が乱れる間に松井さんが本塁を陥れ、河原をKO。代わったヒゲ魔神に対して、ニックンは凡退したものの、茂雄に左相手だからとスタメンを外される嫌がらせを受けて怒り心頭の代打・清水ライト線にタイムリー二塁打を放つと、続く代打・ヒットマン後藤もライト前に2点タイムリーを放ち、ついに2点差。その裏から、茂雄は南を投入するも、これまた川相不在とあって不安感一杯で、先頭の相川にセンター前へ弾き返されて、横浜はこれで先発全員安打を達成。二死二塁となった後、辛くも金城を退けて、この回は、何とか0点で凌ぎきったものの、依然として川相不在の不安感が拭えない南は、続く8回、先頭の鈴木なおのりを歩かせると、ローズにはライト線へ痛打され、KO。代わった西山も川相不在とあって不安感一杯。これに対して横浜は中根のショートゴロで二、三塁と走者を進めると、駒田がセンターへ犠飛を打ち上げて、ダメ押しの1点を追加。最後は木塚が三人でピシャリと締め括り、ゲームセット。川相を早々にベンチに引っ込めてしまった事で不安感を煽られた中継ぎ陣が次々と打ち砕かれた上、茂雄のイカれた指示によりむざむざ3点もやってしまい、敗れるべくして敗れた巨人だが、茂雄は敗因がそこにあるなどとは微塵も思っておらず、今後も川相幽閉策を徹底させるのは必至とあって球団史上初の4年連続V逸の陰が徐々に忍び寄ってきている


甲子園:阪神12勝11敗1分
C  110000010  3
T  000000010  1
勝:佐々岡10勝3敗 負:井川0勝1敗 
 
 キュラソ星人、先制二塁打! 佐々岡、完投で10勝目!
広島は初回、二死二塁からキュラソ星人が左中間を破るタイムリー二塁打を放ち、1点を先制すると、続く2回には、一死一、三塁からが佐々岡のショートゴロゲッツー崩れの間に、2点目。8回には二死一塁からロペスのファースト後方のフライを悠久の若虎・桧山と和田が譲り合った形でヒットとしてしまい、ボールがファールグラウンドを転々とする間に一塁走者が一気に生還し、3点目。阪神はその裏、一死二、三塁からミスタースナイパー坪井のショートゴロの間に1点を返し、一矢を報いたものの、反撃もここまで。広島先発・佐々岡は完投で6月16日以来となる10勝目をマークし、自らの誕生日を飾った。阪神の連勝は3でストップ。

神宮:ヤクルト7勝14敗
D  013010300  8
S  000103100  5
勝:前田4勝2敗 負:山部1勝2敗 S:ギャラード1勝1敗27S 
本:立浪7、岩村11、ゴメス19、池山7、ホビー6、ペタジーニ30
 中日、空中戦制し快勝! ギャラード、27セーブ目!
2回、中日は前田がライト前にポトリと落ちるタイムリーを放ち、1点を先制。続く3回には一死一、二塁から立浪がライトスタンド上段へ7号3ランを叩き込み、4点目。4回に岩村の11号ソロで1点を返された直後の5回にはゴメスがレフトポール際へ19号ソロ! 4点を追うヤクルトは6回、池山の7号ソロ、副島,飯田のタイムリーで1点差。しかし、直後の7回、中日はホビーの6号ソロ,ピンキー井上の2点タイムリー二塁打で3点を奪い、再び突き放した。その裏、ヤクルトはペタジーニが30号ソロを放つも、これで打ち止め。最後は守護神・ギャラードが締めて、27セーブ目をマークした。ヤクルトは今季7度目の4連敗

大阪ドーム:近鉄9勝13敗
L  002000020  4
Bu 00023003×  8
勝:アゴくら4勝6敗 負:ミャオ5勝5敗 S:大塚1勝1敗17S
本:大塚1、ローズ18
 アゴくら、本拠地初勝利! ローズ、決勝3ラン!
3回、大塚の1号ソロ,和田のタイムリーで2点を先制された近鉄は、4回、無死一塁から、吉岡のタイムリー二塁打,鷹野のタイムリーで同点。続く5回には二死一、三塁からローズがバックスクリーンへ13試合ぶりとなる18号3ランを叩き込み、勝ち越しに成功。粘る西武は8回、エセネオエセ松井,代打・河田のタイムリーで1点差。しかし、その裏、近鉄は礒部のタイムリー二塁打,前田の2点タイムリーで3点を奪い、試合を決定付けた。8回途中からマウンドに上がっていた守護神・大塚が9回も無難に抑えて、17セーブ目。先発・アゴくらは6回2失点で移籍後、本拠地で初白星となる4勝目をマークした。尚、連続打席出塁を続けていた鷹野は13まで記録を伸ばしたが第3打席で凡退し、日本タイ記録はならなかった。

GS神戸:オリックス11勝10敗
M  000100000  1
BW 000000000  0
勝:ジョニー黒木5勝11敗 負:加藤3勝4敗
本:サブロー4
 サブロー、値千金の4号! ジョニー黒木、今季初完封!
ロッテ・ジョニー黒木,オリックス・加藤の両先発が立ち上がりから快調な投球を展開し、0−0の儘、試合は4回へ突入。ロッテは一死からサブローがレフトスタンドへ4号ソロを叩き込み、ついに均衡を破る先制点をゲット。その裏、オリックスは谷がチーム初安打を放ったものの、期待の鈴木がセカンドゴロゲッツーに倒れる最悪の展開。続く5回にも一死から塩崎が三塁打を放ったものの、あと一本が出ず。9回にも一死から大島がヒットで出たものの、谷がゲッツーに倒れて、ゲームセット。ジョニー黒木は一昨年9月29日以来となる完封で5勝目をマーク。加藤は散発3安打完投ながら、打線の援護に恵まれず、4敗目を喫した。これでオリックスは6連敗となり、ついに貯金が消滅。

東京ドーム:日本ハム10勝12敗
H  000000000  0
F  20820210× 15
勝:下柳6勝2敗 負:田之上7勝4敗
本:オバンドー21、ガッツ23,24、上田6
 先発全員の毎回21安打! 下柳、プロ入り初完封!
日本ハムは初回、二死一塁から、オバンドーが21号2ランを叩き込み、先制。3回には片岡,島田のタイムリーで、ダイエー先発・田之上をKO。更に、代わった渡辺正から、トムがタイムリー二塁打,奈良原が2点タイムリーを放つと、とどめとばかりにガッツが23号3ランを叩き込み、この回、大量8点のビックイニング。続く4回には野口のタイムリーで2点を追加すると、6回にはガッツが24号ランニング2ランホーマー。7回には途中から守備に入っていた上田にも6号ソロが飛び出して、15点目。投げては、先発・下柳がつけいる隙を与えない快投を展開し、散発5安打10三振で10年目にしてプロ初完封を果たした。これで日本ハムは4連勝。

 緊急事態! ジェファーソン、造反帰京!
一軍主力の造反劇が流行する今季だが、今度はジェファーソンが造反劇を起こした。前日の試合で最終回に内匠のファーストゴロを緩慢な動きで弾き、内野安打にしてしまったのを見た雀士東尾はファーストに上田を投入。ベンチに下げられたジェファーソンは、この際、ミットを叩き付けるなど怒りを露わにしていたが、この日、通訳を交えての起用法に関する話し合いも決裂。戦意喪失となったジェファーソンは緊急帰京し、フェルナンデスも兄の葬儀で帰国中の西武は純血打線を余儀なくされ、痛い星を落とす結果となった。雀士東尾は「懲罰ではないが、大事な時期だし、チームもおかしくなる」と、27日にもジェファーソンの一軍登録を抹消し、イースタン三冠王のポールを昇格させる事を決定。この儘、ジェファーソンの不信感が拭えず、打撃好調のポールが活躍する様ならば、退団となる可能性まで出てきた。