球界トピックス

8月25日



闘志剥き出しで打席に立つ川相

得意のおっつける打撃が炸裂!

巧みに弾き返す職人技の打棒!

川相の恐るべき勝負強さに河原も呆然!

打球は一、二塁間を破るタイムリー!

殊勲の一打を放ち、塁上にたたずむ川相

同点に繋がる絶妙なディレードスチール

9回、ローズの打球を好捕

華麗なステップで一塁へ転送

横浜:横浜8勝14敗
G  000000020  2
YB 010100001× 3
勝:森中5勝2敗2S
負:桑田5勝8敗5S
 名手・川相、会心のタイムリー! 同点劇呼ぶ、絶妙の好走塁!
前日、7イニング連続先頭打者を出しながら、タイムリーは投手のメイによる一本だけと言うお粗末な攻撃で川相不在の弊害を露呈したものの、今夜の松井さんの劇的サヨナラ弾で勝ってしまった事で調子に乗った茂雄は、この日も名手・川相をベンチに幽閉する大暴挙に打って出た。この茂雄のやり口に試合前から重苦しいムードに包まれた巨人は横浜先発・ゲーリー川村の前に1回,2回と三者凡退。一方、巨人先発は今季初登板となる小野だったが、初登板早々、川相不在のバックを強いられて不安感一杯。これに対して、横浜は2回、中根,波留の連打で無死二、三塁とすると、ハマの大馬人・駒田のファーストゴロの間に中根が先制のホームイン。直後の3回、巨人は先頭のニックンがヒットで出るとすかさず二盗。一死後、小野のファーストゴロの間に三塁へ進んだものの、ガッツな貴公子・仁志が倒れて、無得点と、前日の拙攻ぶりを彷彿させる様な展開。依然として川相不在の不安感が拭えない小野に対して、横浜は4回、先頭の中根が歩くと、波留がヒットで続き、一、二塁。続く駒田はファーストゴロでゲッツーと思いきや、川相不在で守備のリズムを狂わせた破戒僧・清原がこれをファンブルし、波留を封殺するのが精一杯。ここで相川がライト前にタイムリーを放ち、2点目を追加。これで小野はあえなくKOとなった。代わった2番手・西山も川相不在とあって不安感一杯。5回は何とか0点で抑えたものの、6回、波留,駒田に連打を浴びると、相川には死球を食らわせて、無死満塁の大ピンチ。ゲーリー川村を三振にとり、一死となった所で、西山に代わって野村がマウンドへ。これに対して、石井タクローはピッチャーゴロに倒れると、金城はセカンドゴロに終わり、三者残塁。直後の7回、巨人は茂雄に「ヒラメなんてものじゃない。オコゼだよ、オコゼ!」などと中傷されて怒り心頭の清水がレフト前ヒットで出ると、江藤の打順で茂雄は名手・川相…ではなくソーサ元木を投入する嫌がらせを敢行。ソーサ元木はピッチャーゴロで清水は二塁で封殺されたものの、川相をベンチに追いやる事が最大の任務であるソーサ元木の結果などどうでもいい茂雄はベンチで歯痒い様子の川相の姿にご満悦。続く今夜の松井さんが歩いた後、破戒僧・清原は中途半端なスイングでピッチャーゴロに倒れる本領発揮のバッティングで、この間に走者は二、三塁へと進んだものの、マッスル千代の富士はファーストゴロに倒れ、二者残塁。続く8回には、先頭のニックンがレフトフェンス直撃のヒットで出た所で茂雄は名手・川相…ではなくヒットマン後藤を投入する嫌がらせを敢行。ヒットマン後藤はあえなく見逃し三振に倒れたものの、川相をベンチに追いやる事が最大の任務であるヒットマン後藤の結果などどうでもいい茂雄はベンチで歯痒い様子の川相の姿にご満悦。更に、野村の打順で茂雄は名手・川相…ではなくマルちゃんを投入する嫌がらせを敢行。今までお咎めがなかった事で調子に乗った茂雄は、例によって「代打・マルちゃん」などと、登録名ではなくあだ名で申告したが、真鍋主審は「マルちゃんって、誰やねん!? そんな名前の選手は登録されとらんで、ボケェ!」とばかりに、つっぱねる漢っぷりを見せ、茂雄は渋々「マルティネス」と言い直す事を余儀なくされるのだった。それはともあれ、破戒僧・清原を出したい茂雄によって、耳にタコが出来る程「マルちゃんは疲れてますからねぇ、エヘヘヘ〜」と口撃をかまされる精神攻撃の上に、大したケガでもないにも拘わらず、肉離れと称して二軍へ島流しにされるなどして、打点王を初めとする打撃三冠のタイトル奪取の可能性を奪い取られる悪逆非道な行為を受け、たまにスタメンと思えばレフトを守らされて投手陣から総スカンと散々のマルちゃんただでさえ川相不在の上、茂雄の執拗な嫌がらせを打破する為には一発を狙うしかない状況とあって、繋ぐバッティングなど出来よう筈もなく、明らかに一発狙いの振り回すスイングで空振り三振。しかし、川相をベンチに追いやる事が最大の任務であるマルちゃんの結果などどうでもいい茂雄はベンチで歯痒い様子の川相の姿にご満悦。続く仁志が三遊間を破るヒットで繋いだ所で、横浜はゲーリー川村から左の河原にスイッチ。川相幽閉策以上に重い左対左のこだわりから茂雄は清水を引っ込める嫌がらせをかましつつ、渋々ながらもついに名手・川相を投入。ここで川相は2−2と追い込まれながらもおっつけて、しぶとく一、二塁間を破る職人技のタイムリーを放ち、1点差! 更に、ソーサ元木が2−2と追い込まれた後の5球目、川相がディレードスチールを敢行。相川からの送球を受けた石井タクローに対して、走塁センス溢れる名手・川相は一、二塁間でストップして巧みに誘い出すと、この間に三塁走者・仁志が本塁を陥れ、ついに同点。その裏、茂雄は岡島ではなく、リリーフ失敗が続く桑田を懲りずに投入前回の登板で茂雄に意図的に起用タイミングを遅らされる嫌がらせを受けた事でリズムを狂わされ、斎藤雅の白星を消滅させてしまった精神的ダメージが癒えていない桑田は先頭のハマの大馬人・駒田にレフト線へ二塁打を浴びたものの、相川,代打・井上と打ち取って、二死。ここで石井タクローを歩かせて、首位打者・金城との勝負を選択した桑田は金城をショート正面のゴロに斬ってとったものの、これを川相と比べると安定感に欠けるニックンが痛恨のエラー。チェンジと思いきや、一転して満塁の大ピンチとなった所で、鈴木なおのりの打球はレフトへの大飛球。これを弘田コーチ曰く「外野守備はど素人」のソーサ元木が、ど素人故にファインプレーに見えるプレーで辛くもキャッチし、何とか0点で凌ぎきった。続く9回には先頭のローズの三遊間へ抜けるかと言う打球を名手・川相が和製オジーと称される軽快なフィールディングで捌いて、桑田を援護。しかし、続く中根に二塁打を浴びると、多村を敬遠して、一、二塁。ここで代打・メカゴジラのセンター前へ抜けるかと言う打球を川相の好守備に刺激されたか、前の回で大エラーを犯しているニックンが必死のダイビングで食い止め、一死満塁。しかし、最後は相川にレフトオーバーのタイムリーを浴びて、サヨナラ負け川相の活躍により、同点にまで追い付いたものの、川相が不在だった中盤までの拙攻拙守が響き、敗れるべくして敗れた巨人だが、茂雄は敗因がそこにあるなどとは微塵も思っておらず、今後も川相幽閉策を徹底させるのは必至とあって球団史上初の4年連続V逸の陰が徐々に忍び寄ってきている


甲子園:阪神12勝10敗1分
C  100000010  2
T  010100001× 3
勝:葛西7勝4敗14S 負:高橋4勝8敗4S 
 
 ミスタースナイパー坪井、サヨナラ犠飛!
初回、広島は二死二塁からキュラソ星人がセンター前にタイムリーを放ち、1点を先制。阪神は2回、一死一、三塁から、塩谷が左中間へ同点タイムリー二塁打。4回には二死一、二塁から、またも塩谷がタイムリーを放ち、勝ち越しに成功。粘る広島は8回、二死満塁とすると矢野のパスボールで同点。土壇場9回、阪神は一死から田中シュータの四球,代打・SAMのヒットで一、三塁とすると、ミスタースナイパー坪井がセンターへ犠飛を打ち上げ、2試合連続のサヨナラ勝ち阪神はヤクルトと入れ替わりで最下位を脱出した。高橋建は連夜のサヨナラ打を浴び8敗目

神宮:ヤクルト7勝13敗
D  0200002001  5
S  0013000000  4
勝:岩瀬9勝5敗1S 負:本間1勝2敗 
本:山崎14、宮本2、稲葉6、中井美穂の旦那11、ホビー5、ゴメス18
 ホビー、起死回生の同点弾! ゴメス、決勝18号!
中日は2回、一死二塁から山崎が6試合ぶりとなる14号2ランを叩き込み、2点を先制。2点を追うヤクルトは3回、宮本が2号ソロを放ち、1点差とすると、続く4回には稲葉の6号ソロ,中井美穂の旦那・古田の11号ソロで逆転に成功。更に、宮本がスクイズを決めて、この回、3点。巨人のマジック点灯阻止に燃える中日は7回、二死二塁からホビーが5号同点2ランを放ち、試合は延長に突入。迎えた10回、中日は先頭のゴメスがバックスクリーンへ18号ソロを叩き込み、ついに勝ち越し。8回からマウンドに上がっていた岩瀬がその裏も投げきり、9勝目をマークした。


これが疑惑のワンバウンド捕球! 悪夢の三重殺を呼ぶ結果に!

怒りの収まらない梨田監督、執拗な猛抗議

大阪ドーム:近鉄8勝13敗
L  100700002 10
Bu 002101003  7
勝:オツ10勝5敗 負:前川7勝12敗 S:森4勝5敗21S
本:鷹野4、高木大9、吉岡15
 初回、悪夢のトリプルプレー! 近鉄、痛恨の大ミスジャッジに泣く!
近鉄先発はパンジャキラーと言うよりパンジャ以外にロクに勝てない前川。これに対して西武は初回、二死から高木大が左中間フェンスを直撃する二塁打で出ると、続くエセネオエセ松井がライト前に先制タイムリー。更に、和田が歩いた後、ウメさんもセンター前に弾き返したが、大村の好返球により本塁を狙ったエセネオエセ松井はタッチアウト。その裏、近鉄は無死一、二塁のチャンスを作ると、ここで中村のレフト前の打球に対して和田がダイビングを試みるも、一歩及ばずワンバウンドキャッチ。ハーフウェイからワンバウンドである事を確認してスタートをきった筈の2人の走者だったが、これが何とダイレクトキャッチの判定で大きく飛び出してしまった2人は戻りえず、トリプルプレー。悪夢の様なミスジャッジにより、無死満塁となる筈が、一気にチェンジとなってしまった事で、流石に、黙ってはいられない梨田監督は猛抗議をかまして食い下がったものの、判定が覆る事はなく、結局、この回、無得点となった。しかし、3回、鷹野の4号ソロで追い付くと、更に、一死一、三塁から水口のサードゴロの間に勝ち越し。直後の4回、西武は一死二、三塁から高木浩のタイムリーで追い付くと、清水のセカンドゴロが野選を誘い、勝ち越し。続く小関もヒットを放ち、満塁となった所で高木大がライトスタンドへ9号グランドスラムを叩き込むと、更に、ウメさんのタイムリー二塁打で1点を追加し、この回、大量7点。その裏、近鉄は吉岡が左中間スタンドへ15号ソロを放つと、6回にはローズ,吉岡の連打で二、三塁とした後、礒部のファーストゴロの間にローズが返って、4点目。9回には大塚のタイムリー二塁打で2点を追加されるも、粘る近鉄はその裏、一死満塁とチャンスを作り、西武先発・オツをKO。更に、代わったデニーから水口,中村が連続タイムリーを浴びせて、3点差。雀士東尾はたまらずデニーを引っ込め、守護神・森を投入。大量点差にあぐらをかいて、既に、あがり状態だったと思われる森はなかなかベンチから姿を見せないと言う見苦しい時間稼ぎをかました末に、ようやくマウンドに登場。カウント2−1と追い込まれたローズはタイムを要求しているにも拘わらず、聞き入れようとしない主審に対して、突如、極度の興奮状態に陥り、激しいクレームをつけ、しばらく試合は中断。この間に、森はこれ幸いと投球練習をかまして肩を作ると、ローズを空振り三振,続く吉岡をサードゴロに斬ってとり、辛くも逃げ切った。オツは7失点ながらも5年連続となる10勝目をマーク。近鉄は初回のミスジャッジによるトリプルプレーが最後まで響く結果となった。