球界トピックス

8月23日


東京ドーム:巨人11勝10敗
C  000000103  4
G  010020000  3
勝:紀藤2勝2敗
負:桑田5勝7敗5S
S:山崎3勝0敗3S
本:ディアス3
 茂雄、ヘッポコ継投炸裂! 斎藤雅の復活勝利を粉砕!
この日の巨人の先発は左ふくらはぎ痛で開幕から戦線離脱していた斎藤雅だったが、ファンにとっても斎藤雅自身にとっても待望の復帰戦であるにも拘わらず、前藤田政権の主力抹殺プロジェクトを徐々に押し進めようとしている茂雄がバックアップなどする筈もなく、斎藤雅が絶対的な信頼感を抱いている同期入団の名手・川相をまたしてもベンチに幽閉する大暴挙に打って出た。それでもこの試合に並々ならぬ決意を抱いてマウンドに上がった斎藤雅は初回、いきなり先頭のキムタクを歩かせたものの、続く東出をセカンドゴロゲッツーに打ち取るなど、3人で抑える無難な立ち上がり。巨人はその裏、広島先発・沢崎の前にガッツな貴公子・仁志,清水が連続三振に倒れたものの、江藤が歩いた後、今夜の松井さんが松井さんシフトの逆をつくレフト前ヒットで一、二塁のチャンス。しかし、破戒僧・清原の右中間への大飛球をライト・森笠がジャンピングキャッチする美技を見せ、二者残塁。続く2回には一死からニックンのセカンドへのゴロをキムタクが雑な守備で後逸(記録はヒット)すると、続くチュウがレフトフェンス直撃の二塁打を放ち、二、三塁。ここで勝利への執念に燃える斎藤雅が通算安打数・現役投手2位を誇るシュアな打撃でセンター前に弾き返す先制タイムリー。なおも一死一、三塁とチャンスは続いたものの、仁志,清水と倒れて、またもや二者残塁と川相不在の弊害を露呈。味方の拙攻にもめげず、3回まで無安打に抑えてきた斎藤雅に対して、広島は4回、先頭のキムタクがライト前へチーム初安打。東出が送った後、浅井が左中間への大飛球を放つも、これをセンターの松井さんが必死の背走で好捕。更に、キュラソ星人のセンター前の打球をこれまた松井さんが好捕し、斎藤雅を援護。巨人は5回、先頭の仁志が左中間フェンスを直撃する二塁打で出塁。ここで茂雄は犠打世界記録を狙う川相にあてつけるがごとく清水に犠打を指示。ピッチャー前に転がった清水の打球を捕った沢崎だったが、一塁へ痛恨の悪送球。ボールが外野へ転々とする間に仁志が労せずして2点目のホームイン。更に、茂雄は犠打世界記録を狙う川相にあてつけるがごとく江藤にまで犠打を指示し、一死三塁とすると、再三、好守備で斎藤雅を救っている松井さんがセンターへ犠飛を打ち上げて、3点目。川相不在とあって初回からペース配分無視の全力投球モードを強いられてきた事で疲れの見え始めた斎藤雅に対して、広島は7回、先頭の東出がセンター前ヒットで出ると、一死後、キュラソ星人が一塁線を破る二塁打を放ち、二、三塁のチャンス。ここでロペスが粘りに粘った末にレフトへ犠飛を打ち上げて、東出がホームイン。その裏、広島が左の高橋建にスイッチすると、一死後、茂雄は清水を引っ込めたばかりか、名手・川相…ではなくソーサ元木を投入するツープラトンの嫌がらせを敢行。ソーサ元木はあえなくショートゴロに倒れたが、川相をベンチに追いやる事が最大の任務であるソーサ元木の結果などどうでもいい茂雄はベンチで歯痒い様子の川相の姿にご満悦。直後の8回、いかに疲れていようとも代えるべきはピッチャーではなくショートだと言う事に気付かない茂雄は気迫の投球を続けていた斎藤雅の気持ちに水をさすがごとく、南にスイッチする嫌がらせを敢行。川相不在で不安感一杯の南は先頭のディアスにレフトフェンス直撃のヒットを浴びると、一死後、代打・新井にもレフトフェンス直撃の二塁打を浴びて、あえなくKO。代わった岡島はキムタク,代打・町田とサードゴロに打ち取り、辛くもこのピンチを脱出。土壇場に来ても嫌がらせ采配を展開する茂雄に辟易とした巨人はその裏、またも二者残塁に終わる拙攻を展開するなど、ムードは最悪。迎えた9回、茂雄は桑田に代えるなら代えるで頭から代えればいいものを岡島を続投。左の浅井,キュラソ星人と続く事で右のロペスの所で代えるのかと思いきや、ここでも代えないとあって、岡島が最後まで投げきるのかと思いきや、二死一塁で木村一が代打で起用された所で、ようやく桑田にスイッチすると言う何ともタイミングの悪い起用をする嫌がらせを敢行これでリズムを崩した上に、川相不在で不安感一杯の桑田は木村一を歩かせると、ディアスに左中間スタンドへ逆転3号3ランを浴び、旧三本柱解体を謀る茂雄の狙い通り、旧三本柱の桑田が旧三本柱の斎藤雅の白星を消滅させると言う最悪のシナリオが完成となった。正に、恐るべき茂雄の知謀! これ程の知謀をもっと有効に使えていたならば、マジックはとっくに一桁になっていた事だろう。その裏、斉藤宜の打順で茂雄は名手・川相…ではなくヒットマン後藤を投入する果てなき嫌がらせを敢行。ヒットマン後藤はあえなくレフトフライに倒れたが、川相をベンチに追いやる事が最大の任務であるヒットマン後藤の結果などどうでもいい茂雄はベンチで歯痒い様子の川相の姿にご満悦。二死後、茂雄は名手・川相…ではなくマルちゃんを投入するあくなき嫌がらせを敢行。破戒僧・清原を出したい茂雄によって、耳にタコが出来る程「マルちゃんは疲れてますからねぇ、エヘヘヘ〜」と口撃をかまされる精神攻撃の上に、大したケガでもないにも拘わらず、肉離れと称して二軍へ島流しにされるなどして、打点王を初めとする打撃三冠のタイトル奪取の可能性を奪い取られる悪逆非道な行為を受け、たまにスタメンと思えばレフトを守らされて投手陣から総スカンと散々のマルちゃんただでさえ川相不在の上、茂雄の執拗な嫌がらせを打破する為には一発を狙うしかない状況とあって、江藤,松井さんに繋ごうと言うバッティングなど出来よう筈もなく、明らかに一発狙いの振り回すスイングでショートフライに倒れ、ゲームセット。名手・川相をフル欠場に追い込むだけでは飽き足らず、十八番のヘッポコ継投を炸裂させて斎藤雅の劇的復活勝利を無惨に粉砕する究極無比の嫌がらせにより敗れるべくして敗れた巨人だが、茂雄はことごとく嫌がらせ攻勢が成功した事にご満悦で、今後も川相幽閉策を徹底させるのは必至とあって球団史上初の4年連続V逸の陰が徐々に忍び寄ってきている

大阪ドーム:阪神9勝9敗
S  000000000  0
T  01013012×  8
勝:ハンセル6勝4敗 負:高木1勝6敗 
本:大豊19、新庄22
 塩谷、4打点! 完封リレーで連敗脱出!
阪神は2回、一死二、三塁から、続く塩谷がピッチャー強襲のタイムリーを放ち1点を先制。4回には一死満塁から吉田剛が押し出し四球を選んで1点を追加すると、5回には二死満塁からまたも塩谷がライト線へ走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、3点を追加。7回には大豊がライトスタンドへ19号ソロを叩き込むと、8回には新庄がレフトスタンドへ2試合連続の22号2ランを放ち、ダメ押しの8点目。投げては先発・ハンセルが8回を散発4安打無失点の好投。9回から代わった弓長も無難に抑えて完封リレーを達成。これで阪神はようやく連敗を9でストップハンセルは6勝目をマークした。

ナゴヤドーム:中日11勝8敗
YB 000100003  4
D  000011100  3
勝:神田1勝0敗 負:ギャラード1勝1敗26S S:木塚5勝3敗8S 
 
 ギャラード、不敗神話崩壊! 神田、プロ初白星!
0−0で迎えた4回、横浜は中根のショートゴロの間に1点を先制。1点を追う中日は5回、代打・森野が同点タイムリー。続く6回には先頭の関川が左中間を破る三塁打で出ると、続くホビーが前進守備の三遊間を破るタイムリーを放ち、勝ち越しに成功。更に、7回には中村のタイムリー二塁打で1点を追加。しかし、粘る横浜は土壇場9回、中日守護神・ギャラードに対して、3安打を浴びせ、一死満塁とすると、金城のタイムリー内野安打で1点差。更に、鈴木なおのりがセンター前に2点タイムリーを放ち、逆転に成功。最後は木塚が3人で締めて、逃げ切った。3番手の神田はプロ初勝利。一方、ギャラードは来日初黒星となった。

西武吹き抜けドーム:西武14勝6敗1分
H  0600102000   9
L  1410210002× 11
勝:森4勝5敗20S 負:ペドラザ1勝3敗27S
本:松中28、垣内9、J.マッケンジー4、フェルナンデス10
 松坂7失点KOも、フェルナンデス、サヨナラ2ラン!
初回、和田のタイムリー二塁打で先制されたダイエーは直後の2回、鳥越,柴原のタイムリーで逆転すると、更に、村松の押し出し四球,大道の2点タイムリー等で、この回、大量6点。しかし、西武はその裏、エセネオエセ松井のタイムリー二塁打,フェルナンデスのタイムリーで1点差。続く3回には代打・ジェファーソンのタイムリーで同点。5回に松中の28号ソロで勝ち越されるも、その裏、エセネオエセ松井の2点タイムリーで逆転し、6回に垣内の9号ソロで1点を追加。しかし、粘るダイエーは7回、J.マッケンジーが4号同点2ランを放ち、試合は延長に突入。迎えた10回裏、西武はフェルナンデスが10号2ランを叩き込み、サヨナラ勝ちを収めた。これで西武は対ダイエー19年連続の勝ち越しが決定。

仙台:ロッテ11勝9敗1分
Bu 020010011  5
M  010200000  3
勝:柴田3勝0敗 負:吉田3勝7敗 S:大塚1勝1敗16S
 
 大村、勝ち越しタイムリー! 大塚、16セーブ目!
2回、小野のタイムリーエラー,大村のタイムリー二塁打で2点を先制されたロッテはその裏、で一死一、三塁から橋本がライトへ犠飛を打ち上げて1点を返すと、4回に二死一、二塁から前田のタイムリーエラーで同点とすると、またも橋本がセンター前にタイムリーを放ち、勝ち越し。1点を追う近鉄は直後の5回、鷹野のタイムリーで、すかさず同点。3−3で迎えた8回、近鉄は二死三塁とすると、ここで代わった小林雅から大村がライト前へタイムリーを放ち、勝ち越しに成功。更に、9回には二死一、二塁から山下のタイムリーでダメ押しの1点を追加。8回途中からマウンドに上がっていた守護神・大塚が9回も3人で抑えて16セーブ目。2番手の柴田は3勝目をマークした。

金沢:オリックス13勝8敗
F  030000001  4
BW 100010000  2
勝:ガンちゃん6勝9敗 負:小林5勝7敗 S:ミラバル1勝3敗15S
本:谷8、オバンドー20、トム27、片岡17
 日本ハム、得意の一発攻勢! ガンちゃん、6勝目!
オリックスは初回、谷が8号ソロを叩き込み、1点を先制。直後の2回、日本ハムは先頭のオハンドーがレフト場外に消える20号ソロを放ち、同点。続く島田が二塁打で出ると、トムがライトポールを直撃する27号2ランを叩き込み、勝ち越しに成功。オリックスは5回、無死一、二塁から柳沢のセーフティバントを処理したガンちゃんが一塁へ悪送球を犯した間に1点を返し、1点差。しかし、土壇場9回、日本ハムは片岡が17号ソロを叩き込み、ダメ押し。8回、二死満塁のピンチに登板し、切り抜けたミラバルが9回も締めて、15セーブ目をマーク。先発のガンちゃんは6勝目。オリックスはこれで4連敗。